極寒の厳冬期本沢温泉に泊まって雲上の湯を楽しむ予定で
しっかりトレースがあるであろうと2月14日月曜日の宿泊予約をしていたのですが、
週末寒波の天気予報でキャンセルし、16日に予約を変更。
15日に道の駅蔦宿まで行って、車中泊ベッドを作っていると本沢温泉から電話があり
積雪でトレースは消えていて多い所は40cmも積もっている上、
16日の天気も悪い見込みですが、どうしますか?との連絡
体力抜群のターミネーター錆鉄人にとって、ラッセルする事はどうってことないけれど
悪天候では露天風呂が楽しめないと考えて、16日もキャンセル
それからも、天気予報とにらめっこして
26日、27日の土日は天気が良くて登山者によるトレースが期待出来
(結局ラッセルしたくない事がばれてしまいましたが・・)
翌28日も晴れの天気予報だったので、28日(月)3度目の予約をお願いしました。
「今度はどんな天気になっても行こうね!」
と天女も決意を高めていたのでありました。
という事で、27日9時前に天女さんちを出発し、またしても道の駅蔦宿で車中泊。
日曜日という事で、到着した夕方は日帰り入浴の車で駐車場はほぼ満杯でした。
奥の左端に映っているのが天女さんちのエブリイです。
前回はリモコンがを何処へ仕舞ったか忘れてしまい、
せっかく準備した19インチテレビを視聴できず仕舞いでしたが、
今回はバッチリ!
とは言っても・・・道の駅蔦宿は電波の谷間
NHK2局と民放2局しか受信出来ませんでした!(って、テレビ後進県の福井と同じではありませんか!)
日帰り入浴客も8時前にはすっかりいなくなって・・・
明日は早立ちする計画の錆鉄人は缶ビールで3本で就寝しました。
それにしても、高級ダウンシュラフは何て暖かいのでしょうか!
天女さんちの寝室のベッドとはよほど暖かく、天女にくっつく必要もなく眠れました。
翌朝6時、絶好の青空です!
車中泊の車は3台増えていました。
月曜日なのでみどり湖入口の駐車場はガラ空きと思われ、急ぐ必要はありませんが、
問題は登山どころか運動を全然していない我々が、本沢温泉まで何時間かかるか、
やはり「早く出発した方が無難です。
途中、八ヶ岳の山裾をトラバースしている時、あまりの絶景に車を停めて撮影しました。
甲斐駒だったような・・・
鳳凰三山だったような・・・
これは見間違えません!
公共トイレが稲子湯にあるのは知っていましたが・・・
ユーターンするのは切なく、途中のリエックススキー場のトイレをお借りしました。
暖房が効いていてウォシュレットで・・・有難うございました!
ちなみに、リエックススキー場は温泉もあって宿泊もお勧めです!
リエックススキー場から稲子湯までは除雪されてはいますが1車線の幅しかなく
途中2~3か所すれ違い出来る場所があっただけでした。
そんなこんなので、みどり湖入口駐車所に8時50分頃に到着。
予想通り、車は2台のみでした。
親切な錆鉄人は折角持ってきたスコップを活用して、駐車場を広げて車を停めました。
ちなみに雪はかなり固く締まっていて、今後はさらに固くなると思われるので
アルミスコップより鉄スコップのほうが除雪が楽だと思われます。
登山の支度をして、登山口で記念撮影
前回、2月10日に日帰りした時はかなり凍えたので、今回は万全の装備で出発しました。
実は忘れ物をしていたので、車に戻って9時20分頃、再出発しました。
ゲートの先の橋、トレースはバッチリです。
その後もトレースは途切れるはずもなく、快調に進む天女
すっかり体力が落ちている天女なので、錆鉄人はこんなペースで大丈夫かな・・・
と思っていたのですが、30分ほど歩いた所で・・・
天女が立ち止まり、貧血を訴えました。
それもかなり激しいみたいで、今にも雪の上に寝転ぶばりそうに苦しんでいました。
頭は元気だった頃のペースを知っているので、
抑えたつもりでも身体が付いてゆけないペースで歩いていたのだと思われます。
10分以上たった頃、天女は歩きだしましたが、少し歩くと立ち止まり
また少し歩くと立ち止まり・・・
みどり池まで600m?の標識があった所から少し進むと、このルート最大の登りとなり
天女は100m歩くと立ち止まり、ようやく100m進むとまた立ち止まり・・・
ようやく11時10分、しらびそ小屋に到着
小屋の温度計
何じゃこりゃ!
この雪原がみどり池でしょうか?
ここで、昨日本沢温泉に泊まったという親子(お母さんと小6の女の子)に出会いましたが、
楽しそうに戯れていました。
我々もパンやおにぎりを食べて小休憩
その後は天女もようやく登山に慣れてきたようで、特に貧血で立ち止まることもなく歩きました。
ルートはしらびそ小屋から少し登った後、本沢口からのルートとの合流点に向かって急激に下り
本沢温泉までまた少し登るんだよと教えると・・・
「私は下りたくないわ!」
といいながら渋々下って行きました。
やがて、キャンプ場の横を通過
ソロテント1張りが撤収中で、ソロテントの2人が設置を終えて出発する所でした。
ここからは、もう少しで本沢温泉です!
テント場の先には40~50cmの雪が積もった一本橋あったのですが、落ちる危険はありません。
逆に、ここで落ちるような人は絶対に登山はするべきではないと自覚すべきでしょう。
やがて、本沢温泉の「内湯」シャクナゲの湯に到着
右手に少し登って「元湯本沢温泉」に到着するのですが、その前に・・・
本沢温泉の気配りが現れている休憩所
ちゃんと除雪されていて感動しました。
11時45分、遂に本沢温泉に到着しました。
前に見えるのは硫黄岳に登るというソロテントの2人と、その連れで戻って来て小屋に泊まった男性の3人組です。
極寒の厳冬期本座温泉宿泊の予定でしたが・・・
なんじゃこりゃぁ!
気温は2.7℃!
この温度計の横にストックや雨具を掛ける所があったので
ストックとスパッツを吊るしてチェックインしました!
(本沢温泉編に続く)