前回の教室日の朝。森を歩いていると、びしょぬれのハシブトガラスが
木の杭にとまっているのが見えました。
カラスは近づいていくこちらを気にしながらも何かを見つめています。
地面に下りた、と思ったら素早くなにかを引きずり出しました!
ネズミ?・・・ではなくモグラの仲間のようです。
暴れる獲物を何度も取り落としながらくわえて振り回し
とうとう連れ去ってしまいました。
飛んでいった先を見ると他のカラスが鳴きながら集まってきていました。
これが事件現場!おそらく地面がモコモコ動くのを、カラスは雨の中
じっと見つめモグラが地表に出る瞬間を狙っていたのでしょう。
それにしてもビロードのような毛皮の丸っこい可愛らしいモグラが
無残につつきまわされている様子につい大声を出したくなりました。
野生の世界のこと、実際は息をつめて見ているだけでしたが・・。
教室もあるので気を取り直して
緑のこみちをゆくと
ネジバナがあちこちで咲いていました。
それにネムノキの花も♪
優しいピンク色をのんびり眺めていたら気分が落ち着きました。