Hさんはある作品との出会いをもとに日本画を描かれました。
「豊年満作」 日本画 P8
貝や象牙や珊瑚を漆に嵌めこんだ横浜芝山漆器の名品を元に描いた
今作。盛上絵の具を忍耐強く積み上げ細やかな筆致で仕上げました。
人々の話し声が聞こえてきそうな生命感あふれる作品となりました。
近づいてみました。
木目の出ている背景、金が蒔かれた畦と小川、立体的な人物や紅葉。
それぞれの質の違いを追求すると同時に江戸末期の庶民の風俗を調べ
この情景に溢れる日本の心、家族の温かみを大切に描きあげました。
日本の風景を描いてきたHさん。模写でまた新たな世界が広がりました。
過去の作品はHP「上郷の森 日本画教室」内の“作品集”の中の
Hさんのページに制作順に掲載されています。ぜひこちらもご覧下さい。
近づけば逃げるタイワンリスが
こちらを気にしながらも食事を続けていました。
美味しそうに食べていた実は熟したイヌビワ。
以前実を割ってみたことがあるのですが、中身はイチジクに似て
汁気があって柔らかくいかにも甘そうでしたが実際食べられるそう。
木を見るといくつか実がなっていて
他のリスも熟したものを探していました。
今月はじめには素敵な実りに出会いました。
ツリバナです。
ツリバナの花は5月。ニシキギの花に似ていると思ったら
ニシキギ科ニシキギ属でした。
今年は鈴なりで驚いた木の実がもう一種。
ヤマボウシです。
この木の実は特に大きく直径20mmをこえていたのでは。
この実を割ってみると山吹色。果肉は柔らかく甘く食べられます。
花期は6月頃。白いハンカチのような部分は総苞片。
中心に小さな花が球形に集まっています。
実りの季節がやってきて、今年も後半。
夏はいつの間にか流れていってしまったけれど秋こそじっくり味わいたい。
時間の流れがとても早く感じます。