教室・自然いろいろブログ

グループ彩雲の創作活動と身近な自然の観察記録

さわるな危険☆猛毒の実とクモ

2017年06月19日 | 生き物

身近な自然の中にある、人間にとって毒となる生物はいろいろ。
この季節に見られる2種を並べてみました。

一種目はドクウツギ。

5月12日撮影。雌雄同株で枯れた毛束のようなものが雄花の名残り、
上向きの赤っぽい丸いものが若い実です。


6月も中旬になって実がいよいよ熟し始めました。
全草毒のため伐採が進みほとんど見られなくなったというこの植物。
枝が真っ赤、覚えやすい姿です。
撮影した株は紐で囲ってあり注意書きの看板がありました。


望遠で撮ってみました。中心に赤味がかった種が見えます。
とても美味しそうですが、猛毒なのだそうです。

もう一種の生物はこの時期よく会う蜘蛛です。


ススキの原でよく見かけるチマキ形。

カバキコマチグモがつづったものです。

これを素手で開いたりしてはいけません。
今の時期は攻撃性が強く、咬まれたら大変!
お母さん蜘蛛は卵を産んだあともこの中にとどまって子蜘蛛を守り、
しまいには子供たちの食料となって生涯を終えるのだそうです。

先日カヤの原で珍しい光景を見ました。

巣作りしている上の蜘蛛に下の蜘蛛が脚を伸ばして寄り添っています。


出たり入ったりしている上の蜘蛛はお腹が大きい!メスのようです。
下の蜘蛛はその様子をうかがっていますがオスだと思います。

その様子を短い動画で録ってみました。


カバキコマチグモだと思っていましたが、見ているうちに
ヤマトコマチグモなのでは?とわからなくなってきました。
このあとこの巣がどのような形になったのか確かめるのが楽しみです。

コメント (2)
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