癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

羊蹄山大滑降

2009年05月02日 | 登山・旅行
当初、蘭越側から山スキーで雷電山に登るつもりだったが、下の方に雪がなく断念。昨日の段階で登山口から雪が着いているという情報をもとに、迷うことなく、羊蹄山京極コースに転進。

9:05スタート。先行グループの車が6台。トレースは全員スノーシュー。c1430m地点までスキーで登る。左手に、浅い谷地形の美味しそうな大斜面が上から続いている。シュプールは着いていないまっさらな斜面である。そこを上から滑りたいので、さらにスキーをリュックに括り付けて、急な尾根を登る。

大斜面の始まりのすぐ下のc1700mにリュックとスキーをデポして、空身で京極ピークまで登る。

15名ほどの先行グループに賑やかな拍手で迎えられる。なんと、全員外国人で、スキーかスノーボードを担ぎ上げて来ている。みんな流暢な日本語で話し掛けてくれる。パフォーマンスで持参してきた昔の牛乳缶を模した大きな入れ物にビールを注ぎ、飲めと言う。その様子を私のも含めて5台のカメラが撮影。日本人グループには絶対ない明るさと楽しさが羨ましい。

私が滑ろうと思っていた斜面が頂上稜線からも繋がっていた。彼等に先に滑られたら、ズダズダになってしまうので、早々に下山。

スキーデポ地点でスキーを着けて滑降開始。幅広の急斜面が谷底まで続いている。思いっきり大半径のシュプールを刻む。c1300mから幅広の尾根に移り、さらに滑りを続ける。c800m付近まで下りたら、上から大きな声が聞こえて、彼等が滑り降りて来るのが見える。

登り、3時間50分、下りは、スキーデポ地点で休んだ時間を抜くと、45分でゴールイン。

数年前にやはりGW中に、真狩コースから登り、噴火口の中まで滑ったことがあるが、京極コースは北斜面だけあって雪の状態も良く、気持ちの良い大斜面が続き、癖になりそう!

京極温泉から上がり、滑り降りた山を見上げては、感慨に耽りながらこのブログを打っている。下から見上げると、あの急な斜面を頂上直下から滑り降りて来たのが不思議な感じさえする。

これから、明日予定の狩勝山に向けて移動。