癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

瓶ヶ森と伊予富士と笹ヶ峰

2009年05月26日 | 登山・旅行
今日は、瓶ヶ森と伊予富士だけの予定だった。しかし、Naさんの判断は、明日の笹ヶ峰と東赤石山の組み合わせはきついとのことで、伊予富士の最短コースを案内してもらっての石鎚連峰一日3山となった。朝の内の2山は2人で、笹ヶ峰は単独で登った。結果的に、14:00過ぎには下山できたので大正解だった。

 近くの3山の共通点は、どれも急峻で岩崖を配し、頂上付近の広大な笹原とあと10日ほどで花を咲かせそうなコメツツジの大群落とちょうど見頃のトサミツバツツジと遮るもののない大展望であった。

○瓶ヶ森〈1897m〉
四国には笹に覆われた山が非常に多いらしい。その代表格がこの山で、石鎚山と相対する西面に展開する広大な笹原は氷見ニ千石原の名称で親しまれている。

実は、5年前の四国遍路のときに、やはりNaさんに案内されて石鎚山に登り、その足でこの山に向かったが、ガスでまったく見えなかった。

登山口で夜を明かし、ご来光狙いで、ヘッドランプを点けて4時過ぎにスタートしたが、東の空に雲があり、空振りに終わった。しかし、石鎚山を目の前に見ながらの前回見えなかった氷見ニ千石原に大満足。

駐車場から男山~女山(頂上)~瓶ヶ森ヒュッテ~駐車場と回った。登り、45分。下り、40分。下山後、昨夜に引き続き、豪勢な朝食をご馳走になり、直ぐ近くの伊予富士の登山口へ移動。

○伊予富士〈1756m〉# 富士といえは、容姿端麗で独立峰のイメージをもつが、この山は存在感をそれぞれに誇示している数多い石鎚連峰の中では、むしろ控えめなくらい目立たない山だ。

一番メジャーな寒風山トンネル上の桑瀬峠からピストンする予定だったが、次の笹ヶ峰の時間確保のため、瓶ヶ森林道の西口登山口からピストンした。

頂上のすぐ下の南ビークの東斜面にはツクシシャクナゲの群落があり、ようやく花を開かせ始めたばかりだった(画像)。

登り、45分。下り、35分。西条市街地まで下りて、下津池にある笹ヶ峰林道入口でNaさんと別れて登山口を目指す。

○笹ヶ峰〈1859m〉
石鎚連峰の東端に聳える名前の通りの山だった。石鎚山や瓶ヶ森とともに、山岳信仰の一拠点として、栄えてきた山とのこと。

10:00スタート。途中に宿(しゅく)という、今はヒノキ林になっているが、整地されて石垣などもある広い平坦地に出る。かって別子銅山で使われた木炭の中継地跡で、あちこちから集められた木炭をここから馬に積んで運んだそうだ。

 その上の校舎のような造りのかっての営業小屋丸山荘を起点にして、下りはもみじ谷コースを回った。昼食はNaさんの奥さん手作りりのタケノコの皮に包まれた豪華な五目おこわ。多くて食べきれなかったので、夕食にもたべた。

登り、2時間10分。下り、1時間30分。反対回りの熊谷ナンバーの人と会った。

下山後、今晩のねぐらとなる温泉併設の道の駅「マイトピア別子」へ向かう。時間的余裕があったので、コインランドリーでたまった汚れ物の洗濯をした。

温泉から上がったら、キャンピングカーで日本一周をしている白老の男性に会い、しばらくお喋りをした。