癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

初停滞~秘境・東祖谷巡り&温泉

2009年05月28日 | 登山・旅行
夜半の雨は上がったが昨夕見えていた三嶺山頂も雨雲の中。日中の予報も雨・・・あっさりと諦め、初停滞。やがて10時過ぎには本格的な風雨となる。

ここ東祖谷は、日本三大秘境のひとつで、平家落人伝説の村でもある。朝からその見処をゆっくり巡ることに・・・武家屋敷喜多家~鉾神社~東祖谷歴史民族資料館~落合集落~奥祖谷二重かずら橋~かかしの里~最後11:30には、いやしの温泉郷でマッタリ。どこを見て歩くにも狭いくねくね道で疲れる。

深い谷合の斜面を縫ってうねうねと続く林道に毛の生えたような明治以降にできた国道や県道沿いに身を寄せるような集落。さらには、中世からの峠道ぞいの斜面に古くから続くの天空の村のような集落が印象的だ。周りには平地すらない(画像~落合集落)。

北海道の山あいの集落は、開拓に入植したところなので、狭いながらも平地が広がり、必ず田畑や牧草地などがある。

この辺りの集落は、昔から何でここに住み着き、何で生計をたてて来たのか、不思議な感じだ。林業と言ってもたかが知れている。以前は葉たばこの栽培が唯一の現金収入だったとか。また、現在だって、勤めに出ると言っても町は遠い。聞くとほとんどが限界集落とのこと。

安徳天皇にまつわる史跡も多い。その時に
一緒に住み着いた平国盛の末裔も存在する。近くの剣山の山名の由来も安徳天皇が剣を寄進したことに因るらしい。

いやしの温泉郷は1000円だったが、新しく快適な施設で、半日を過ごしたのでまあ満足である。テレビを見たり、持って来た文庫本を読んだりして過ごした。やはり、三嶺に登るつもりだったが、止めて時間潰しをしている神戸の青年がいた。

今の雨が、明日までに上がることを願って、今晩はここの駐車場で泊まるつもり。