癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

待根山~ピンネシリ

2011年06月19日 | 登山・旅行
ピンネシリは樺戸山系の最高峰で、頂上に、乙部岳と同じ雨雪量観測レーダー施設が設置されている端正な山容の山。アイヌ語の「男山」の意。隣の待根山は、「女山」の意のマチネシリが語源で、いわば夫婦山のような山。この2山は、2000年春に新十津川側の砂金沢コースからスキーで登っているので、今回は、反対側の当別側の一番川コースから再訪した。

登りは、ブヨにまとわりつかれて、ゆっくり休むこともできず大変だった。急な登りの木の階段も狭い上に高さも合わずにイライラさせられる。

暑寒別岳を中心とした増毛山系と明日予定の夕張岳や芦別岳などの夕張山系の展望ねらいだったのだが、朝からそれらは望み薄の天気だった。稜線に着いてもピンネシリ頂上は姿を隠したまま。しかし、隣の待根山は見えていたので、その間に晴れることを期待して、先にそちらへ寄った。

待根山から戻るときに、予測通り、上空に青空が広がり、ピンネシリの頂上も姿を現した(画像)。頂上で先に着いていた若いカップルと山談義をしながら、1時間以上も粘ったが、遠望は広がることはなかった。

しかし、稜線は期待以上の花の山だった。ハクサンチドリ、チシマフウロ、シラネアオイ、エゾノハクサンイチゲ、キジムシロなどが群落をなして咲いていていたし、タカネザクラもまだ咲いていた。

展望は諦めて、二人と一緒に下山を開始する。すると、縦走して同じ登山口へ下りれる隈根尻山と稜線が姿を見せた。二人はそちらを回って下りるとのことだったが、自分は明日以降の体力温存を考えて分岐で別れた。

7:00スタート、登り、2時間40分(待根山経由)。下り、1時間40分、12:35ゴール。

月形温泉でのんびりし、岩見沢経由で夕張市街地まで走った。今夜のねぐらは、鹿の谷駅前の公衆トイレ前の駐車場。

明日は、ユーパリコザクラとユーバリソウ狙いの夕張岳。下山途中に雪渓と薮を繋いで前岳にも登るつもり。明日の夜は夕張ヒュッテに泊まって、明後日は、ヒュッテの管理当番の岳友エバさんと、沢からやはり前衛峰の滝ノ沢岳の予定。
《追加画像》