
最近、ウォーキング人気の高まりとともに、あちこちにフットパスが整備されている。
イギリスで発祥した「フットパス」とは、私有地である牧場や森林などの田園地帯、古い町並み、海岸線などありのままの 風景を楽しみながら歩くことができる小径(こみち)のことで、ウォーキングは国民的レジャーとして親しまれているらしい。
胆振管内だけでも「いぶり歩く道」として19ヶ所もあり、非常に充実している。
http://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/kanko/iburinomiti.htm
昨日登った母恋富士のルートも「室蘭市 ふるさとの森21公園」の一部だったし、地球岬を発着点とした「地球岬緑地」のコースもあるようだ。
今日は、その中から、登別市の「地獄谷周辺遊歩道」と「大湯沼川探勝歩道」を回った後、洞爺湖へ移動。遊覧船で洞爺湖中島に渡り、その遊歩道を歩いた。
○「地獄谷周辺遊歩道」と「大湯沼川探勝歩道」(約2時間)

鉄泉池(間欠泉)への遊歩道


鉄泉池とウッドチップできれいに整備されている遊歩道

大湯沼展望台から望む日和山と大湯沼


奥の湯と大湯沼


大正地獄と温泉の大湯沼川の滑滝

賑わっている大湯沼川の天然足湯

地獄谷入口の赤鬼と青鬼と馬鹿鬼嫁

歩いたコースの軌跡
○洞爺湖中島遊歩道(約1時間15分)

洞爺湖の中島に渡ったのは、大学1年のときに洞爺湖へキャンプに来て以来なので、実に50年ぶりだ。妻は生まれて初めてとのこと。
ここにもフットパスとして、船着場を基点にして山から湖畔に抜けて周遊できる「1周探検コース」が整備されていた。しかし、1周コースは速くても3時間は必要だそうだ。島に着いたのが14:00だったので、船の最終時刻までには間に合いそうもなかった。仕方ないので、途中の山中で戻る「アカエゾマツ周遊コース」だけで我慢した。
下山後、ネットで検索してみたら、大平原手前のカツラの巨木の向かい側から、最高峰の西山(トーノシケヌプリ)への踏み跡もあるらしい。いずれ、再訪して、この登頂と1周コースを歩いてみたいと思った。


船着場にある森林博物館と遊歩道入口の鹿柵

フッドチップが敷き詰められた心地よい遊歩道


帰りの分岐とフッキソウの実

途中の大平原・・・1950年代に木を植えても育たなかったところらしい


船着場の正面に生えるアイヌの悲恋物語の伝説があるカツラのご神木と3体の神社

船から眺める観音島と弁天島と水中に建つ中島三重の塔。
右は中島の最高峰西山(トーノシケヌプリ [湖・の真ん中・山] )(454.8m)

歩いたコースの軌跡
洞爺湖へ戻り、壮瞥町営温泉で汗を流し、のんびりと過ごす。今晩は壮瞥の道の駅で車中泊の予定。