癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

以東岳(1771.4m)<大鳥コース>

2013年08月21日 | 登山・旅行

幻の巨大魚タキタロウ伝説のある大鳥池から以東岳山頂を望む


 この以東岳、朝日連峰の北端に位置する存在感のあるどっしりとした山である。3年前の7月に前日に朝日岳を登り、竜門小屋に泊まってこの以東岳をピストンした。しかし、朝から濃いガスの中で、途中も山頂からの展望はまったくなかった。そのとき以来、天候の良いときに今回の大鳥コースからリベンジするつもりでいた。

 ガイドブックのお勧めは、2日日程で、1日目8時間、2日目5時間である。日帰り装備なら10時間もあれば歩けるだろうと、前日のうちに登山口の泡滝ダムまで入る。

 登山口から、漫画の『釣キチ三平』にも取り上げられて有名になった幻の巨大魚「タキタロウ伝説」のある大鳥池までが往復同じコースで、池から登りはオツボ峰経由コース、下りは頂上からの直登コースを下って周回した。

 登りのコースは大回りなので、距離は長いが、オツボ峰への斜面にすばらしい花畑が展開していた。下りは、距離は短いが、急ゆえに、雨で掘られてガレの涸れ沢を下っているような感じだった。

 しかし、天候にも恵まれ、前回見ることができなかった山頂からの展望・・・特に、3年前に歩いた朝日連峰の主稜線や朝日岳、眼下の大鳥池などの展望を目にできて大満足だった。

 5:15スタート、登り5時間10分、下り4時間、ゴール14:45。行動時間は9時間30分だった。しかし、日帰りでのこのロングコースは久しぶりの経験だ。歩数計は43000歩を記録していた。


三角峰のトラバース斜面にまだ咲いていたヒメサユリとニッコウキスゲ


ここもタカネマツムシソウが主役だった。
3日前には白花のタカネマツムシソウを見つけたが、今日は濃いピンク色の株を見つけた。
このほかにオヤマノリンドウ、フデリンドウ、ウメバチソウ、ハクサンイチゲ、タチビボウシなど・・・。


頂上の手前から鋭鋒の大朝日岳から以東岳まで続く稜線


オツボ峰への登りから頂上稜線を見上げる。頂上は雪渓の左上。


頂上から熊の毛皮の形に似た大鳥池を俯瞰する。
登りは右の急な尾根を登り、下りは、眼下の尾根を池までまっすぐ下った。