本来なら登山の対象にはならない低山だが、国土地理院の1/25000の地形図に掲載されている山なので、登ってみようと考えた。この4山を登ると、乙部町と厚沢部町の地形図に掲載されている山を全山踏破することになる。
先日の松山で会った「道南登山単独行」のjyunさんの最近の記録を参考にさせていただいた。
◎乙部町の竹森と茅森へ
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竹森(193m)
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茅森(131m)
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この2つの山は、姫川を挟んで、直線距離で1.3kmしか離れていない。jyunさんの記録によると、どちらも地元の里山的な信仰の山でもあり、参拝道や登山道があるようだ。
まずは、竹森を目指した。厚沢部町の小黒部から、江差町の鯎川を抜けて、乙部町の旭岱へ抜ける道路を走り、竹森の南側の林道を進む。
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途中から竹森の西尾根の麓まで伸びる舗装道路を進む。「竹森ロード」の標識がある。
その突き当たりに駐車場があり、そこが竹森龍神神社の参拝道の入口になっていた。
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車も通れるような広い参拝道が続く。
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10分ほどで、頂上の下の竹森龍神神社に到着。つい4日前にお祭りが行われたようだ。
その前に設置されていた説明板によると、この竹森は、乙部沖から見える三角形の目立った山で、昔から漁業の目標として利用され、大正13年に北海道に3ヶ所しかない「航行目標保安林」に指定されている。この神社も、古くからこの山を活用してきた漁師の信仰を集めているとのこと。
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神社の右側から、尾根の上に登山道が続いていた。
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神社から5分も掛らないで、頂上標識と三等三角点(点名・竹森)のある頂上に到着。
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頂上から乙部町の中心部や乙部漁港が見えた。その先の海からこの山が目標になったのだろう。
東側には乙部岳が見えた。
登り15分、下り10分
次に、茅森へ。竹森を下山して、茅森の北側を通る農道へ。
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この山にも鳥居が建ち、その入口に「名馬越之浦の碑」の説明板が設置されている。
名馬越之浦は、明治天皇の明治14年の北海道行幸のお召し馬で、その後、この下の品川牧場で余生を過ごしたそうだ。
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頂上のすぐ下に、「名馬越之浦の碑」が立っていた。
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5分ほどで頂上へ。獣魂碑が立ち、四等三角点(点名・千岱野)が設置されていた。
登り5分、下り5分。そちらも低山ながら、地元の生活と密着している山だったことが新鮮な感動だった。
◎厚沢部町の丸山2山へ
丸山という名前の山は、北海道で最も多く、60山ほどもある。しかし、同じ町内に、2.9kmしか離れていないところに2つもあるのは珍しい。
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北側の丸山(175m)
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南側の丸山(142m)
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この2つの丸山は、うずら温泉を挟んで、直線距離で2.9kmしか離れていない。
まずは、北の丸山へ向かった。国道から、うずら温泉入口の看板の立つ北側の鶉稲見線の林道へ入る。
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1.5kmほど舗装された林道を進むと、右に林道との分岐があり、その奥に頂上が見えている。
その入口に車を置いて、林道を進む。
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5分ほどで送電線の管理道へ。その管理道を5分ほど歩き、南西尾根の藪に突入
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さらに5分ほど薄い笹やぶを漕いで頂上に到着。
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この頂上にはニ等三角点(点名・丸山)が設置されていた。
展望は樹間から残雪を抱いた乙部岳の東斜面が見えるだけ。葉を広げたばかりのブナの柔らかい新緑が美しい。
登り15分、下り10分。
次に、うずら温泉の前を通り、南の丸山へ向かう。
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舗装された林道から、鎖のゲートがあったが、頂上へ向かって舗装道路が続いていた。
その手前に車を置いて、その道路を登って行く。
側溝には水が流れている。川などない山の頂上から流れているのが不思議な感じだ。
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3分ほどで、人工的な施設の階段があるので登って行く。
頂上直下に貯水施設があり、バルブに「鶉配水路」の表示がある。
たまに、山の頂上にこのような施設があるが、水はどこからどのように取り入れているのか不思議でならない。
翌日、厚沢部町の土地改良区に問い合わせてみたら、ここよりもっと高い鶉ダムから水を引いて、高いところに一度貯めて、農業用水として配水するファームポンドという施設とのこと。
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頂上はそのすぐ後ろなので、右側から藪へ突入。1分ほどで、三等三角点(点名・館ノ沢)が設置された頂上に到着。
降りて行くと、施設の先に展望台のようなものがある。先には館方向の集落と農地が広がる。
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南西方向には、これまでに登った幌内山、五郎助山、その奥には八幡岳~笹山~元山が見える。
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登山口から、乙部岳を望む。
登り5分、下り5分。
これで、今日の低山巡りは終了。行動時間は、トータルで1時間半も掛らない空身登山だったが、それぞれに、地域の生活と密着した山ばかりで、その存在感が感じられる山だった。
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昼は、厚沢部町市街地の、前から気になっていた明治30年創業の前井食堂へ初めて入店。
結構広い食堂だが、空席がないほど混んでいた。
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テレビでも取り上げられていた名物の黄色いカレーライス(600円)を食べてみた。
美味しかったので、レトルト(630円)も買ってきた。
1.5人前だそうだが、それにしても高いレトルトカレーだ。
もっと詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com(アップ完了)
先日の松山で会った「道南登山単独行」のjyunさんの最近の記録を参考にさせていただいた。
◎乙部町の竹森と茅森へ
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竹森(193m)
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茅森(131m)
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この2つの山は、姫川を挟んで、直線距離で1.3kmしか離れていない。jyunさんの記録によると、どちらも地元の里山的な信仰の山でもあり、参拝道や登山道があるようだ。
まずは、竹森を目指した。厚沢部町の小黒部から、江差町の鯎川を抜けて、乙部町の旭岱へ抜ける道路を走り、竹森の南側の林道を進む。
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途中から竹森の西尾根の麓まで伸びる舗装道路を進む。「竹森ロード」の標識がある。
その突き当たりに駐車場があり、そこが竹森龍神神社の参拝道の入口になっていた。
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車も通れるような広い参拝道が続く。
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10分ほどで、頂上の下の竹森龍神神社に到着。つい4日前にお祭りが行われたようだ。
その前に設置されていた説明板によると、この竹森は、乙部沖から見える三角形の目立った山で、昔から漁業の目標として利用され、大正13年に北海道に3ヶ所しかない「航行目標保安林」に指定されている。この神社も、古くからこの山を活用してきた漁師の信仰を集めているとのこと。
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神社の右側から、尾根の上に登山道が続いていた。
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神社から5分も掛らないで、頂上標識と三等三角点(点名・竹森)のある頂上に到着。
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頂上から乙部町の中心部や乙部漁港が見えた。その先の海からこの山が目標になったのだろう。
東側には乙部岳が見えた。
登り15分、下り10分
次に、茅森へ。竹森を下山して、茅森の北側を通る農道へ。
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この山にも鳥居が建ち、その入口に「名馬越之浦の碑」の説明板が設置されている。
名馬越之浦は、明治天皇の明治14年の北海道行幸のお召し馬で、その後、この下の品川牧場で余生を過ごしたそうだ。
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頂上のすぐ下に、「名馬越之浦の碑」が立っていた。
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5分ほどで頂上へ。獣魂碑が立ち、四等三角点(点名・千岱野)が設置されていた。
登り5分、下り5分。そちらも低山ながら、地元の生活と密着している山だったことが新鮮な感動だった。
◎厚沢部町の丸山2山へ
丸山という名前の山は、北海道で最も多く、60山ほどもある。しかし、同じ町内に、2.9kmしか離れていないところに2つもあるのは珍しい。
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北側の丸山(175m)
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南側の丸山(142m)
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この2つの丸山は、うずら温泉を挟んで、直線距離で2.9kmしか離れていない。
まずは、北の丸山へ向かった。国道から、うずら温泉入口の看板の立つ北側の鶉稲見線の林道へ入る。
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1.5kmほど舗装された林道を進むと、右に林道との分岐があり、その奥に頂上が見えている。
その入口に車を置いて、林道を進む。
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5分ほどで送電線の管理道へ。その管理道を5分ほど歩き、南西尾根の藪に突入
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さらに5分ほど薄い笹やぶを漕いで頂上に到着。
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この頂上にはニ等三角点(点名・丸山)が設置されていた。
展望は樹間から残雪を抱いた乙部岳の東斜面が見えるだけ。葉を広げたばかりのブナの柔らかい新緑が美しい。
登り15分、下り10分。
次に、うずら温泉の前を通り、南の丸山へ向かう。
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舗装された林道から、鎖のゲートがあったが、頂上へ向かって舗装道路が続いていた。
その手前に車を置いて、その道路を登って行く。
側溝には水が流れている。川などない山の頂上から流れているのが不思議な感じだ。
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3分ほどで、人工的な施設の階段があるので登って行く。
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たまに、山の頂上にこのような施設があるが、水はどこからどのように取り入れているのか不思議でならない。
翌日、厚沢部町の土地改良区に問い合わせてみたら、ここよりもっと高い鶉ダムから水を引いて、高いところに一度貯めて、農業用水として配水するファームポンドという施設とのこと。
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頂上はそのすぐ後ろなので、右側から藪へ突入。1分ほどで、三等三角点(点名・館ノ沢)が設置された頂上に到着。
降りて行くと、施設の先に展望台のようなものがある。先には館方向の集落と農地が広がる。
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南西方向には、これまでに登った幌内山、五郎助山、その奥には八幡岳~笹山~元山が見える。
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登山口から、乙部岳を望む。
登り5分、下り5分。
これで、今日の低山巡りは終了。行動時間は、トータルで1時間半も掛らない空身登山だったが、それぞれに、地域の生活と密着した山ばかりで、その存在感が感じられる山だった。
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昼は、厚沢部町市街地の、前から気になっていた明治30年創業の前井食堂へ初めて入店。
結構広い食堂だが、空席がないほど混んでいた。
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テレビでも取り上げられていた名物の黄色いカレーライス(600円)を食べてみた。
美味しかったので、レトルト(630円)も買ってきた。
1.5人前だそうだが、それにしても高いレトルトカレーだ。
もっと詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
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