癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

上ノ国町薮山低山巡り3山

2018年05月16日 | 登山・旅行
 今日は、上ノ国町のいずれも長い林道奥から取り付く天狗岳、大平山、高山の3山を登った。長い林道の奥の山は、積雪期に登ることは無理なので、どうしても夏でなくてはならない。
 詳しい山行記録やGPSトラックログは、明日HPの方へアップするので、簡単な報告のみ。

◎天狗岳(220m)

天の川橋付近から眺める天狗岳

 この山は江差と上ノ国の境界尾根上の山である。上ノ国の道の駅で夜を明かし、まずは江差の椴川林道へ。


 4kmほど入った分岐から右の竜巻の沢林道へ入るのだが、橋を渡ったところが決壊して、その先は廃道化している。分岐の横に車を置いてスタート。
 廃道化してはいるが、薮はそれほど気にならない。右手に谷を挟んで天狗岳を見ながら、この林道が江差と上ノ国の境界尾根を越える所まで進む。そこから、境界尾根に乗って西側の頂上を目指す。


 尾根の上は、予想した通り、薮も薄く、踏み跡や鹿道があり、快調に進むことができた。


途中にシラネオアイの群生があり、そこに、白花のシラネオアイが1株あった。


 頂上には、ここにもピンクテープが下がっていた。そのテープにはイワタと書かれていた。
 やはり、道南の全山踏破を狙っている山の先輩だ。
 三等三角点(点名・勝山)があるはずだが、笹やぶが濃い上に、平坦なので、いくら探しても見つけられなかった。

 登り1時間、下り45分。 下りでは林道でフキを採りながら戻った。

◎大平山(たいへいざん)(364m)
 この山は、天の川の南側のNTTの施設がある山なので、その施設までは車道がある。
 その車道へ続く林道は、小森集落から南へ登って行く林道である。


快適な林道の途中から大平山を望む

 この林道は、大平山の西側を通り、その先の峠から折り返すようにNTTの管理道路が付けられている。


まだ現役の管理道路でゲートも設置されていた。ゲート前に車を置いてスタート。



一面密度の濃い笹で覆われた右の高いところが頂上である。

 車道から直接頂上を狙えば良かったのだが、もしかしたらNTTの施設から刈分け道か踏み跡でもあるのではないかと期待して、施設まで進んだ。


しかし、期待はみごとに裏切られ、強烈な薮漕ぎを強いられた。150mに20分も要した



頂上には木が生えていないので、ピンクテープは笹の茎に結ばれていた。しかも3ヶ所も。

物好きな人間は自分だけではないのだと、自分でも呆れてしまう。ここにも三等三角点(点名・泰平山)があるはずだが、一応探してみたが、濃密な笹やぶでは、飛び出していない限り見つけることは無理である。

登り30分、下り25分。下って行くと管理道路部分の草刈り作業が入っていた。

◎高山(355m)
 この山は、大平山と大安在川を挟んだ真西に位置する山で、頂上直下の西側を通っているので、林道ゲートがなければ簡単に登れそうな山である。


 大安在川の南側の農道から孫八高山林道を進む。進む先に目指す高山が見える。



頂上へ直接取り付いても良かったのだが、高度差の少ない北側から取り付いた。

北側斜面の笹やぶはそれほど濃くないが、尾根に上がると、濃密な薮だった。尾根に上がったあと、何を勘違いしたのか、方向感覚が狂ったのか、頂上と反対側へ進んでいた。その濃い薮を2倍ほどの距離を漕いで頂上へ到着。


ここにも、ピンクテープがぶら下がっていた。

ここにも三等三角点(点名・高山)があるはずだが、一応しゃがんできょろきょろして見たが、とても見つかりそうもなかった。

登り20分、下り8分

◎タイヤパンク、ジャッキ壊れ、JAF要請

 次は、高山の南西にある丸山(点名・汐吹)を考えていた。海岸の国道から地形図上に点線があるので、そこから登るのが正解なのだろうが、もっと楽なコースはないかと、その山の北側に付き上げる小安在川沿いの木ノ子林道へ入ってみた。
 しかし、奥は荒れた林道で、戻ることにした。国道へ出て少し走ったら、車の下から変な音がする。見たら、左前のタイヤがパンクしていた。サイドに直径4cmほどの削れたような傷があったので、林道の崖崩れの岩にでも擦ったのだろう。

 今の車になってから9年目になるが、パンクは初めてだった。ジャッキを掛けて、タイヤのボルトを回そうと体重を掛けたら、サイドブレーキを引いてあったのに、車が後ろへ下がり、ジャッキが曲がってしまった。
 万時窮す。早速JAFを要請。ところが一番近いところで厚沢部町とのこと。1時間ほど待った。タイヤ交換もしてくれた。帰りは湯ノ岱温泉に入って、5時半に帰宅。