癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

丸山(八雲) & 駒ケ岳南西尾根(函中)コース

2018年05月27日 | 登山・旅行

駒ケ岳の初めて登った南西尾根コースの750ケルン(函中コースの名残?)から剣ヶ峰をバックに


 今日は、SHOさんと、先週に林道跡の入口が分からず登ることができなかった八雲町野田追の奥の丸山に登った後、直接剣ヶ峰に登れる駒ケ岳の南西尾根コースを登ることができた。

 ずっと薮山低山ばかり続いたので、スカッとした展望が広がる山に登りたかったので、最近、ネット上に記録が見られるようになった駒ケ岳南西尾根コースにトライした。このコースは、昔、函中コースと呼ばれていたコースらしい。

◎まずは、丸山(372m)へ


野田追から桜野に向かう道路から眺める丸山


GPSトラックログ

わらび野から釜別川沿いの磐石岳林道へ入り、送電線の少し手前の橋の手前から、
先週気付かなかった林道跡に取り付いた。朝露対策で、カッパ上下を着てスタート。


薮に覆われてはいるが、踏み跡がはっきりしている林道跡を進む


 林道跡からは北尾根から登る方が近かったが、その林道跡がどのように続いているか見たかったので、西側へ進み、斜度の比較的緩い西尾根から登った。薮はそれほど濃くなく、楽勝の部類だった。
 なお、林道跡は、その先から南尾根の方へ続いているような感じだった。


頂上へ到着してビックリ。昭和35年にこの頂上で詠んだと思われる漢詩が書かれた新しいプレートがあった。
このプレートは最近設置されたと思われるが、昭和35年ごろは、ここまでの造林道があったのだろう。


 三等三角点(点名・下二股)もSHOさんが見つけた。


頂上からは、薮山にしては珍しく、野田追地区の街並みと噴火湾越しに羊蹄山もくっきりと見えた。
下りは、北尾根を下って林道跡へ合流した。

登り1時間10分、下り45分。

◎次に、駒ケ岳南西尾根コース(函中コース)へ

 
 別荘地だった若駒園の入口からまっすぐ突き当たりまで進み、そこから右へ続く道の行き止まに車を停めた。そこから砂防ダム工事のために造られた林道がずっと続いていた。


砂防ダムを右に見て、南西尾根の先の剣ヶ峰を見上げながら林道を進む。
その林道は、c450で終点になっていた。その上にも砂防ダムはあったが、そこから薮尾根に取り付く。
薮は灌木主体で全然気にならない。尾根には、あちこちにピンクテープが付いていた。


高度を上げて行くにつれて、薮は低くなり、どこでも歩ける状態である。


この広い尾根の途中で、駒ケ岳では初めて目にするミヤマオダマキが3株だけ咲いていた。
徐々に尾根が細くなり、そのピークのc750地点には、昔の函中コースの面影を残すケルンがあった。


750ケルンの細い尾根をバックに高度を上げる。この角度から眺める後ろに拡がる眺望が新鮮である。


右手には大沼・小沼と横津岳が見える。


剣ヶ峰の下の岩場からは、左へ斜めにトラバースするようにピンクテープが付いているので、それを辿った。


岩場の左下には森町市街地と噴火湾が見える。この眺めも新鮮だ。
ピンクテープに導かれて登った行くと、最高ピーク岩塔P1の真下で、剣ヶ峰に残っている踏み跡に合流。
そこからは、何度も歩いているので、右へ進み、P2まで続く踏み跡を進む。


P2の手前にコメバツガザクラが咲いていた。


我々が登れる頂上のP2で、最高ピーク岩塔のP1と砂原岳をバックに記念撮影。
最高の天候に恵まれ、岩木山や大千軒岳、日本海に浮かぶ松前小島までくっきりと見えた。


砂原岳と噴火口を眺める。
SHOさんは、冬は剣ヶ峰の下まで登っているが、夏の剣ヶ峰は初めてだという。
そこで、剣ヶ峰に続く砂原岳への縦走路を少し北へ進んでみた。


中央ルンゼの合流地点からP1のすぐ横まで登ってみた。P1に登るには、岩登りの装備が必要である。


剣ヶ峰の北側まで行き、羊蹄山が見えるところで戻り、登りのコースを下山した。

登り2時間10分、下り1時間40分。

 下山後、ちゃっぷ林館の温泉に入って、帰路に就いた。四国から帰ってから、ずっと薮山ばかりだったので、久しぶりにスカッとした楽しい山行だった。

 もっと多くの写真と詳しい山行記録は、下記でどうぞ!(アップ完了)
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