癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

タンポポつれづれに

2009年05月15日 | 花・紅葉だより
     

 タンポポが咲き誇る季節になった・・・我々にとって一番身近な野の花といったら、このタンポポ(蒲公英)であろう。どんなところでもたくましさ咲く繁殖力の強さとその明るさにおいて、敵う花はないだろう。
 
 身近ゆえに、子供の頃の思い出は多い・・・。
 ままごとのご飯、首輪作り、茎での水車作り、お化けタンポポ(数本の花茎が癒合した「帯状奇型」)探し、綿毛を吹き飛ばす遊び・・・風の強い日に綿毛を飛ばして、どこまでも飛んでいく様子を眺めるのが、好きだった。

 星野富弘さんは、タンポポの絵とともにこんな詩をつづっている。
    いつだったか
    きみたちが空をとんで行くのを見たよ
    風に吹かれて
    ただ一つのものを持って
    旅する姿が うれしくてならなかったよ
    人間だってどうしても必要なものは
    ただひとつ
    私も余分なものを捨てれば
    空をとべるような気がしたよ            
    私も空を飛べる日がくるかな。

 あと、一番不思議だったのが、小学生の運動会のときに脹ら脛にこの花を擦りつけて汁を塗ると、早く走れると言われ、みんな脹ら脛を黄色くしていたこと・・・あれは、一体何だったのだろう?あと、綿毛が耳に入ると中耳炎になると言われたこともある。

 身近で見られるタンポポの殆どは外来種のセイヨウタンポポらしい。在来種もあるらしいが、よほどその気になって探さなくては、見つけることができないようだ。見分け方としては花の下の総苞片が反り返っているのが外来種で、反り返ってないのが在来種だそうだが・・・。 

 学生の頃、本州には白いタンポポがあると聞いて驚いたことがあるが、松前の龍雲寺の境内で見ることができる。関東以北ではここでしか見られないそうだ。(昨春撮影)
            
 

近郊ドライブ

2009年05月13日 | 花・紅葉だより
 2日続けて雨だった。明日も雨予報・・・妻孝行も兼ねて木古内までのドライブにでかけた。
 
         
             木古内サラキ岬のチューリップ
      この沖に眠っている咸臨丸がオランダで製造されたことが縁で、
      オランダとの交流から、この多くのチューリップが植えられているとか・・・。   

         
              木古内薬師山のシバザクラ
      ちなみに、この山は1/25000の地図に掲載されている道南の山で最も標高の低い山。
         
         
            同じ薬師山ふもとのヤエザクラ

         
          正面から眺める当別トラピスト修道院
      
         
              当別丸山の春紅葉・・・山は二度紅葉する              
         
       そして、最後の目的だったタラの芽・・・帰路途中の林道に入り、1食分だけゲット。
       この後、少しばかりにフキも採ったが、車に乗ろうとしたら、ズボンに5匹のダニ・・・
       さらに運転中に気付いたらトレーナーに5匹!

                        しかし
                         ↓
         
                       ウメガッタ~!        
              

健康とは・・?

2009年05月11日 | 日常生活・つぶやき
 自分が現在抱えている病気といえるものは、20年来の糖尿病(境界型)と大腸癌術後1年経過である。しかし、どちらも自覚症状もないし、薬などの世話にはなっていない。気持ち的にはまったくの健康体のつもりである。

 まずは、糖尿病から・・・血液検査で見つかってから20年経過している。なぜ、そうなったのか、因果関係は不明のままである。敢えて言えば、弟妹たちにもその傾向があることから、遺伝的な体質なのかも?

 それが、趣味となり、今はライフワークともなっている登山にのめり込むことになったきっかけである。食べたい方だし、飲みたい方だし、我慢することが嫌いなタイプである。そのためには摂取したカロリーを消費することが一番と始めた山にはまってしまった。

 それ以来、特に気を付けていることはないが、進行も悪化もしていない。敢えて言えば、数日間毎に体重計に乗り、今は体重を63kg以上に増やさないように心掛けていることくらい。3ヶ月毎に定期検診を受けているが、いつも「合格」と誉られて終わっている。

 次に、大腸癌・・・なぜ、罹ったのか、これも因果関係は不明である。癌はいくら気を付けても罹る病であることは、「癌にならない10ヶ条」満点の健康生活模範人だった亡妻の例からも断言できる。よく「癌は防げる」と言い、実践しているがいるが、それは、罹らなかった人が結果的に言えることである。その実践人だって癌に罹っている人もいるはずだ。癌で助かる方法は早期発見しかないと断言する。しかし、早期発見が不可能な癌も多い・・・結局は運命としか言いようがない。

 さて、今の自分に立ち返って・・・今は糖尿病対策も癌の再発・転移防止対策も意図的に取り組んでいることは何もない・・・癌が見つかる前とまったく同じ生活を続けているが、体調はすこぶる快調だし、登山体力は前より強化されている感じさえする。

 人間、事故以外は病気で死を迎える・・・さて、自分のそうは長くない将来にどんな病気が待っているのだろう・・病気にならないために我慢し、守りに回る人生だけは送りたくない。その方が、いずれ訪れるであろう病気を素直に受け入れることができると思うからである。

 さて、コレを読まれた方のご意見を伺いたい・・・ 

新緑と花巡り

2009年05月10日 | 花・紅葉だより
 天気があまり良くなかったので、予定の白水岳は中止にし、札幌から来た山仲間5名を、厚沢部町の太鼓山と土橋自然観察教育林・レクの森へ案内した。

 札幌方面よりはかなり早いブナの新緑やいろいろな木々の芽吹きや足元のすでに初夏の様相を呈している花々に喜んでもらえた。しかし、すでにブヨも煩かった・・。

 太鼓山は往復1時間ほど。「日本遊歩百選」に選ばれている土橋レクの森の中のコースを全て歩いたのは、今回が初めてであった。花も多く、ヒバ(アスナロヒノキ)の原生林もみごとだった。「ヒバ爺さん」「ブナ婆さん」「青年の樹」などの巨木も見応えがあった。のんびり歩いて2時間30分。下山してきてちょうど昼だった・・・。

         写真中心の詳しいページは、下記からどうぞ!
         http://sakag.web.fc2.com/tutihasi.htm

タイムスリップ

2009年05月09日 | 登山・旅行
 札幌から道南山行に来た5名の山仲間を案内して七飯岳に登った。2日前まで雪山ばかり登っていただけに、すっかり芽吹いた新緑や足元の花々が新鮮だった。一気に冬から初夏にタイムスリップしたような錯覚に陥った。

 花もスプリング・エフェメラルたちは終わり、別の花々に変わっていた。

 今日は、これからメンバーの知り合いの厚沢部にある別荘で懇親会。明日は白水岳の予定だが・・・?

 詳しい記録は、下記からどうぞ!
 http://sakag.web.infoseek.co.jp/nanae09.htm

今シーズンの雪山山行を振り返る

2009年05月08日 | 登山・旅行
   (画像は、見るだけで身震いしそうな極楽平越しの夕張中岳~松籟山から)

 今シーズンの積雪期の山は、今回の5連チャンで大満足のうちに終了・・・。昨日からその山行を振り返りながら、HPのアップ作業に終始したが、天候に恵まれて、実に充実した大満足の5日間だった。

 さて、昨年は、晴天の霹靂で大腸癌が見つかり、その手術と療養で2~3月はスキーマラソンも含めて全て棒に振り、4月~5月はリハビリ登山に終わった。今年は、体調にも恵まれ、そのブランクを取り戻すべく精力的に登ることができた。1月になってからの雪山も29日で41山、新ピークも28山増やすことができた。

 登山道のない山は、この積雪期が一番登りやすいが、厳冬期はラッセルが大変なのと天候の不安定が怖い。その点、春山は単独行にはもってこいである。特に念願だった道南の難峰の鍋岳と沖沢山を踏破することができたのは大きい。岳友のお陰で、なかなか足を伸ばせないでいた積雪期の夕張山系の山も増やすことができた。また、滑りを楽しむ春山スキーは、数年ぶりの三段山と羊蹄山大滑降、そして、北海道最高峰の旭岳の裏旭の斜面や地獄谷の滑降を楽しみ、大満足のうちに終了した。

 いよいよ、明日から夏山モード突入である。明日と明後日は、札幌からやってくるHYML仲間との1泊2日の道南の花探訪の山の予定である。 

天上の春山スキー大満喫

2009年05月06日 | 登山・旅行


今日予定の大麓山~トウヤウスベ山は、ゲートから30分歩いても、まったく雪が現れず、断念。雲ひとつないスカッ晴れに、前回ハプニングで諦めた旭岳~後旭岳~熊ヶ岳に転進。

臨時の8:50のロープウェイに乗り込む。姿見駅から2時間で旭岳頂上。どこまでも見える大雪の山々を初めてとするのこの時期ならではの大展望にも大感動。



その後、裏旭の大斜面を滑り下り、後旭岳と熊ヶ岳と登り、滑りや登り返しを繰り返して、再び旭岳頂上へ戻ったのが3時間後。



今シーズン最後の春山スキーの極めつけは、頂上から地獄谷の中の滑り。姿見駅までわずか15分だったが、急なスリル満点の斜面を噴煙を上げる噴火口を目指してのロング滑降に大満足!

相前後しながら同じコースを回った単独の男性とツアーの方が5名いたが、その男性とツアーの中の女性が拙サイトの愛読者だったことにも感激。

下山後、温泉に入り、2日続けて味噌ラーメン。旭川からETC割引利用の帰路に就く。帰宅は、22:30頃か?

天候に恵まれ、中身の濃い5日連続の春山スキー山行・・・よく遊んだものだ!我ながら感心やら、呆れるやら・・・。

芦別岳の北側3山

2009年05月05日 | 登山・旅行
(画像は、槙柏山からの芦別岳と夫婦岩)

芦別岳と昨日の布部岳との間にある槙柏山~御茶々岳~松頼(たけかんむり)山に、昨日と同じメンバーで登ってきた。いずれも深い谷から切り立つ崖を巡らせた厳しい山ばかりだが、攻めどころはあるものだ。

山部の太陽の里で夜を明かし、十八番線川林道から入ったが、新しいゲートが設置されて、30分以上も雪のない道を歩かされた。

極楽平を越えて一番奥の松頼山を直接目指し、復路に御茶々岳と槙柏山に登った。往路6時間、復路5時間の長丁場だったが、なかなか登れない山だけに予定の3山を制して大満足だ。

下山後、ラーメンを食べ、ハイランドふらのの温泉に入り、メンバーと別れる。

明日も好天予報である。下見でゲート先の林道に雪がないので諦めようと思った麓郷の奥から入る東大演習林の大麓山~トウヤウスベ山の単独でトライする予定。林道を1時間歩いて雪が現れなかったら徹底するつもりだが・・・果たして?

ずっと半袖だった布部山

2009年05月04日 | 登山・旅行
「地図がガイドの山歩き」チームのSaijoさん、チロロ2さん、 Hoさんと4人で、富良野西岳の南西隣の布部岳に登った。富良野スキー場ロープウェイとリフトを利用して往復5時間半。
頂上は、写真の左奧だが、そこまでの稜線は細くて怖かった
非常に暑くて半袖のTシャツのままだった!

富良野ブラブラ

2009年05月03日 | 登山・旅行
富良野市に入ったら、天候が回復し、昼からはすっかり晴れてしまった。歩いていても暑いくらい。明日と明後日の山も全部見えていた。

まず、6日予定の麓郷の奥から入る山の林道偵察へ。「北の国から」ロケ地目当ての観光客の車が渋滞を起こしていた。林道はゲートの先に雪がなく、今年は断念せざるを得ない。

その後、富良野市街地へ。目新しいもの見たさに、「風のガーデン」と「優しい時間」の「森の時計」を見に、新富良野プリンスホテルへ。ここも物凄い人だった。

ガーデンは花が咲いていないので、GW期間限定の下見を兼ねたプレオープンということで、500円だったが夏の無料券も付いて来た。7月が花のピークだそうだ。「森の時計」は、コーヒーを飲む人が列を作っていた。

時間を持て余し気味なので、ハイランドふらの温泉でのんびり過ごす。町で買い物をして、再び明日の待ち合わせ場所の新富良野プリンスホテルの駐車場へ。追い出されないかな?

朝飯前の狩勝山

2009年05月03日 | 登山・旅行
今日の予定は、狩勝山。天気予報では朝の内は持ちそうなので、4:00に起きて、直ぐに占冠の道の駅を出て、狩勝峠手前の取り付き地点を目指す。

狩勝峠の南東側に聳える1000mに少し足りないが、なかなかいい形をした存在感のある山である。幸い北斜面なので、国道から雪が繋がっている。

朝飯も摂らずに、5:30スキーを履いてスタート。狩勝林道の入口から直ぐ尾根に取り付けばよかったのに、林道に引っ張れてかなり進んでから別尾根に取り付いたので遠回りをしてしまった。

今朝のものと思われる。真新しい熊の足跡が上から続いていたが、こちらの進行方向と逆なのでそのまま進む。
750m付近で予定の尾根に合流。古いトレースがたくさんある。てがるに登れるので結構人気の山のようである。
佐幌岳や日勝峠の北側の山は見えていたが、遠望はだんだん利かなくなった。風も強いので、直ぐに下山。オープン斜面もあったりで、結構滑りを楽しむことができた。下りは、予定の北尾根を下った。

登り、1時間20分。下り、20分。


車で朝食を摂り終わったら小雨が降ってきた。明日と明後日は、「地図がガイドの山歩き」チームとの布部岳を初めとする芦別岳の北側の山々の予定なので、富良野へ向かう。

羊蹄山大滑降

2009年05月02日 | 登山・旅行
当初、蘭越側から山スキーで雷電山に登るつもりだったが、下の方に雪がなく断念。昨日の段階で登山口から雪が着いているという情報をもとに、迷うことなく、羊蹄山京極コースに転進。

9:05スタート。先行グループの車が6台。トレースは全員スノーシュー。c1430m地点までスキーで登る。左手に、浅い谷地形の美味しそうな大斜面が上から続いている。シュプールは着いていないまっさらな斜面である。そこを上から滑りたいので、さらにスキーをリュックに括り付けて、急な尾根を登る。

大斜面の始まりのすぐ下のc1700mにリュックとスキーをデポして、空身で京極ピークまで登る。

15名ほどの先行グループに賑やかな拍手で迎えられる。なんと、全員外国人で、スキーかスノーボードを担ぎ上げて来ている。みんな流暢な日本語で話し掛けてくれる。パフォーマンスで持参してきた昔の牛乳缶を模した大きな入れ物にビールを注ぎ、飲めと言う。その様子を私のも含めて5台のカメラが撮影。日本人グループには絶対ない明るさと楽しさが羨ましい。

私が滑ろうと思っていた斜面が頂上稜線からも繋がっていた。彼等に先に滑られたら、ズダズダになってしまうので、早々に下山。

スキーデポ地点でスキーを着けて滑降開始。幅広の急斜面が谷底まで続いている。思いっきり大半径のシュプールを刻む。c1300mから幅広の尾根に移り、さらに滑りを続ける。c800m付近まで下りたら、上から大きな声が聞こえて、彼等が滑り降りて来るのが見える。

登り、3時間50分、下りは、スキーデポ地点で休んだ時間を抜くと、45分でゴールイン。

数年前にやはりGW中に、真狩コースから登り、噴火口の中まで滑ったことがあるが、京極コースは北斜面だけあって雪の状態も良く、気持ちの良い大斜面が続き、癖になりそう!

京極温泉から上がり、滑り降りた山を見上げては、感慨に耽りながらこのブログを打っている。下から見上げると、あの急な斜面を頂上直下から滑り降りて来たのが不思議な感じさえする。

これから、明日予定の狩勝山に向けて移動。

まだ早かった松前のサクラ

2009年05月01日 | 花・紅葉だより
         

明日から5日間ほど道央の方へまた山旅に出るので、今日、松前のサクラを見に行って来た。これで、3日連続の花見・・・・。

しかし、まだ数日早かったようで、早咲きのサクラもソメイヨシノもようやく開き始めたばかりで、ほとんど咲いてないと言った方がいいくらい寂しい状態だった。はっきり言ってガソリン代がもったいなかった感じ!

         

昨年は、約1週間ほど前に行ったのだが、ソメイヨシノも早咲きのいろいろなサクラが見頃だったのに・・・・。

せめて、昨年の4/25の写真をどうぞ!
http://blog.goo.ne.jp/sakag8/e/101f8fda80fde557450f7281d70795b6