癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

登山会・・・知内丸山

2011年06月12日 | 登山・旅行
     
 今日は、毎年、春と秋に行っている「函館ライフスポーツ」の登山会で、知内丸山に登った。総勢27名で、貸し切りバスで行ったが、バスは登山口まで入れないので、海岸線の道路からスタート。期せずして、滅多に経験できない海抜ほぼ0mからの純登山となった。

     
       生憎、途中からガスの中の登りとなった。

          
       サルメンエビネ

      
 下山時は、頂上稜線の直ぐ下でガスから抜け、眼下に登山口のある小谷石の集落が見えた。

 知内丸山の詳しい山行記録は、4年前のものだが、登山道開設10日後の下記からどうぞ!
 http://sakag.web.infoseek.co.jp/sirimaru2.htm

 まったく偶然だが、本州の日本百・二百名山巡りの帰りに道南の山を登り歩いている中標津のMiさんとMoさんもこの山に登っていて、下りてくるのと出会った、昨年の3月下旬に中標津町と斜里町の境界線上の山を数日間、一緒に登ってお世話になって以来の再会だった。
     
 彼等は、今晩函館山登山口駐車場で泊まるというので、帰宅後に駆け付けて、一緒に夕食を摂りながら、日本百・二百名山談義に興じた。彼等は、明日は函館山と恵山に登るらしい。

 こちらの明日は、室蘭から来る岳友と一緒に知内川コースからの大千軒岳の予定。

どうやら走れそう・・・・

2011年06月11日 | 日常生活・つぶやき
         

 9/25の「函館ハーフマラソン」の案内状が届いた。昨年、6年ぶりに参加して、楽しく走ることができたので、今年も参加するつもりでいた。しかし、退院後、走ると膝頭に軽い痛みが出るので、ジョギングは止めていた。

 その痛みは平地の歩きでは感じないが、山の上り下りでも軽く出ていた。しかし、爆破することはなかった。多分、筋肉が付いてくるとなくなる痛みのような気がしていたのだが・・・。

 今日、その膝の状態を確かめるために、久しぶりにウォーク&ジョグを試みてみた。最初は、ちょっと走ると、その痛みが出てきた。その度に無理しないでウォークに切り替える・・・それを繰り返しながら五稜郭公園の周りを3周ほど・・・。徐々に長く走れるようになり、3周目では、まったく痛みを感じることはなくなったので、家までも走って帰った。

 この調子なら、少しずつ走れそうな気がする。最近は直ぐに定員に達するので、月曜日にでも参加申し込みをしよう。申し込めば、目標ができて練習もできるはず・・・。山とスキーマラソンのトレーニングと老化防止と健康維持が目的だが、今年は、それに体力回復がプラスされる。そして、何と言っても汗を流した後のが美味い!・・・一石六鳥狙いで頑張ろう

ひと月の間に4回の札幌出張

2011年06月10日 | 日常生活・つぶやき
 5/14、6/2、そして今日の3回は、スキー関係団体の三役会議、5/19は退職組織の本部総会と、このひと月間に4回も札幌出張が続いた。

 いずれも正規の出張旅費が出るのだが、スキー関係の方は10時からなので、一番の特急でも間に合わないこともあり、いつも車で行き来する。退職組織の方は午後からで、懇親会もあったので、列車で往復した。車が慣れているせいか、列車は、エンジンの音がうるさく揺れが大きいのに驚いた。本を読んでいたら酔ってしまい、車での日帰り往復よりも疲れた。

 さて、今日の会場は道庁の直ぐ近くだったので、会議の前に、初めて道庁の前庭を散策してみた。なかなか良い雰囲気で、市民の憩いの場や観光客の訪問先となっているようだ。その写真を、数枚をば・・・・。

      
      
 
      

 会議が早く終わったので、新しくできた札幌駅から大通までの地下通路を歩いてみた。これまでの地下街は両側に店が並んでいるが、ここは広々としたまさに通路といった感じで、両側のスペースでは、道内の市町村の物産展のような催しが行われていた。
      

 大通公園で、今日から始まる「よさこいソーラン」が観られると思って行ってみたが、今日は夜の7:00からだった・・・残念!

 仕方ないので、先週に引き続いて、大通公園のちかくにある「NAOJIとYANCO」ご夫妻お薦めのスープカリー専門店「カリー・ディ・サヴォイ(Curry Di. SAVOY)」へ・・・。
 
     
 実は、先週は、「初夏の香り」という月替わりメニューを食べた。しかし、あまり美味しいとは思わなかったというか、ホワイトアスパラは固くて、大きなトマトの切り身とスープカリーとのコラボが好みの味ではなかった。そこで、今回は口直しに、「道産地鶏」という鶏のもも肉とカボチャ、ニンジン、ジャガイモ、野菜、茹で玉子が入ったオーソドックスなメニューにしたが、これは美味しかった。さすが人気店・・・。

 帰路、この時期に通ることがあれば、必ず寄る留寿都の農家がある。そこのアスパラが、とても柔らかくて、甘いのがお気に入りなのだ。おまけに商品にならない細いアスパラをたくさんくれるのが狙い目だったりして・・・とうことで、今日も寄って購入。

 夕食時までに帰れそうなので、長万部でかにめしも買って帰り、アスパラを茹でてマヨネーズを付けて・・・晩酌が日帰り運転の疲れを癒してくれた・・・満足満足!

恵山・・・花散策

2011年06月07日 | 登山・旅行
      
  <恵山へ向かう間ずっと見えていた環水平アーク・・・もっときれいなのを奈良県の八経ヶ岳で見ている

 今日は休息日にしようと思ったが、あまりの好天に家にいるのももったいなくて、八幡川コースから恵山の外輪山と火口原を中心としたこの時期ならではの花散策をしてきた。

 この山は、エゾヤマツツジやサラサドウダンの山として有名だが、標高300~400mの低い地帯にもかかわらず、本州では2000m級の高山でしか見られないガンコウラン、コケモモ、ミネズオウ、イソツツジなど60種類ほどの高山植物が生育する特異な山である。

 <その理由として、次のようなことが言われている>
 第一に考えられるのは、恵山を囲むように広がる海。日本海を北上し、津軽海峡に流入してきた暖流と、太平洋を 南下した寒流がぶつかり合うことで発生した海霧が日照不足をもたらしている。
 第二には、栄養分の少ない強酸性の火山灰が要因に挙げられる。結果的に 地理上の特殊な自然条件が重なり、低山でも高山植物が群生しているようだ。
     
      
          <この山の麓近くの斜面を彩るエゾヤマツツジ>

      
      <まだ蕾のままだったサラサドウダン・・・あと一週間から10日後辺りが見頃か?>

      
<日当たりが良く、風当たりの少ないところに咲いていたエゾイソツツジ・・・火口原のほとんどはまだ蕾のままだった>

      
          <エゾイソツツジのアップ>

      
          <コケモモ>

      
          <ガンコウランはすでに実をつけていた>

      
          <あとで調べたら、これがガンコウランの花でした>

      
          <そろそろ終わりかけのコイワカガミ>

      
          <これも、そろそろ終わりかけのミネズオウ> 
                  
      
          <ホツツジの若葉と蕾>

      
          <可愛い花を咲かせるコヨウラクツツジ>

      
          <今日歩いたGPSトラックログ> 

津軽半島プチ旅行~2日目

2011年06月06日 | 登山・旅行
広々とした田園風景が広がる津軽平野の中のホテルを出て、まず向かったところは、亀ヶ岡遺跡から出土した遮光式土偶シャコちゃんの形をした木造駅舎。
      

次に、日本海側の出来島海岸の最終氷期埋没林へ。
約2万8千年前の最終氷期時代のものと思われるエゾマツやアカマツの針葉樹林数千本が埋没している。埋没林は約1kmほども続き、世界最大規模とも言われている。水没した針葉樹林の根が風化せずに水分によって真空パック状態になって残ったものとみられ、貴重な樹木の化石とのこと。
      

そして、直ぐ近くのニッコウキスゲとハナショウブが咲き出したベンセ湿原へ。国内では南限の海浜低層湿原・中層湿原で、岩木山をバックにした一面黄色の絨毯が美しい。
      
      
      

北上し、シジミで有名な十三湖湖畔を走り、道の駅十三湖高原から十三湖を見下ろす。
      

最果ての龍飛崎へ向かうが、海岸から一気に550mの高さまで上って竜飛崎へ下る竜泊ラインのくねくね道路が凄かった。龍飛崎では、まず階段国道339号線へ。標高差70m、362段の階段を一番下まで往復する。
      
             <階段国道についての由来は、下記が詳しい>
        http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E9%81%93339%E5%8F%B7
      
             <下の方は、家の路地へと続き、下の竜飛漁港の前に出る>

次に、龍飛崎灯台へ。残念ながら、対岸の北海道は霞んで見えなかった。道の駅三厩で昼食を摂る。
      

最後の予定は、2山セットで東北百名山になっている袴腰岳・丸屋形山登山だったが、平館側からの丸山林道と思って入った林道は通行止めになっていた。反対側の今別側へ回って登るだけの時間的余裕はなく、残念ながら諦めることに・・・。あとは、あちこち時間潰しをして、18:00発のフェリーに乗る。帰宅後に調べたら、丸山林道は一本南側で、違う林道に入ったのだった。しかし、荒れていて、普通乗用車では無理のようである。

津軽半島プチ旅行~1日目

2011年06月05日 | 登山・旅行
1泊2日の予定で、妻を誘って昨年からの懸案だった津軽半島巡りの旅へ出た。
3年前の大腸癌のときは、術後2ヶ月で下北半島の旅に出た。偶然だが、今回も術後2ヶ月で対峙する津軽半島・・・。

8:10発の青函フェリーに乗る。車は青森でレンタカーを借りる予定なので、旅客料金のみ。1割引きのクーポン利用で一人1,520円也・・・ヤスッ!JRなら5,340円也。ただし、所要時間は倍近く掛かるが・・・。フェリーから明日登る予定の袴腰岳・丸屋型山が見えた。

12過ぎに青森到着。予約しておいたレンタカーを借りて、まずは新青森駅へ寄る。駅舎の中で、昼食に黒石やきそばを食べる。
      
               <新青森駅>

      
               <駅舎の中のお土産屋スペース>


次の目的地、五所川原の立佞武多(たちねぷた)の館へ。22mもの高さのねぷたに驚く。
             
         <このような高さ22m、重さ17トンの大きさの物が3台練り歩くそうだ>
       
                <お囃子の実演>  

次に、太宰治の生家・斜陽館へ
       
             

向かいの津軽三味線会館には、三橋三智也コーナーがあり、懐かしかった。
       
                <金木町は、津軽三味線発祥の地>

さらに、金木のホワイトハウスと呼ばれている吉幾三の家(今は誰も住んでいない)。
        
<母親のために建てたそうだが、空き家にしておくのはもったいない・・・>

最後に太宰治の銅像の立つ芦野公園へ。
             
        
                <夢の浮き橋>

今夜の宿の稲垣温泉ホテル花月亭・・・宿泊は我々の貸し切りだった。今年は震災の影響でお客が少ないそうだ。
        

20代へのタイムスリップ

2011年06月04日 | 日常生活・つぶやき
           

 昨日と今日で、札幌4日間の5山をHPにアップすることができた。 
http://sakag.web.infoseek.co.jp/index.html

 今晩は、もう40年以上も続いている新卒時代の職場のOB会に出席した。一昨年と昨年は三百名山巡りとぶつかったので、3年ぶりの参加となった。

 22歳から29歳までの7年間お世話になり、社会人としてのいろはから、38年勤め上げた仕事の基礎・基本を叩き込まれた、まさに原点の職場である。

 私の転出年度のメンバーが最後となっているので、私より若い人は数人だけで、ほとんどが先輩で、全員そのまま年齢を重ねてきている。現在は、当然、全員退職者ばかりである。しかし、ついつい、当時にタイムスリップしてしまうことが多く、今でも、当時の思い出話に花が咲く。もちろん、当時の上司で亡くなっている人も多いし、健康を害して出てこれなくなった人も多いが、ずっと続いているのが不思議である。今日も元気な85歳を頭に20名が参加し、楽しいひとときを過ごすことができた。

 当時平均年齢が30代と若い職場で、研究中心の仕事が多かった。会議なども夜の8時を過ぎることは普通だった。当時は、車での通勤者はいない時代だったので、仕事が終わっても、アルコールを飲みながら、口角泡を飛ばし、仕事談義が続くことも日常茶飯事だった。今は、後輩の面倒を見るという風潮が少なくなっているが、当時の先輩には、本当に良く指導を受け、面倒を見てもらった・・・・そんな中で、口では言い表せないほど多くのことを学ばせてもらい、その人間関係のお陰で退職までずっとお世話になることが多かった。

 しかし、みんな若かったので、忙しい中でもよく遊びもした。仕事が終わってからのバドミントン、ユニフォームを作ってまでの朝野球、冬のスキー、夏の登山・・・今でも続いている自分の趣味のスキーと登山もこのときが原点である。

 スキーは、理解ある上司のお陰で指導員の資格を取ったし、40代後半から再開して、完全にはまってしまった登山は、学生時代山岳部だったyamaさんに連れられて気の合う仲間であちこち登り歩いた経験が基になっている。今日はyamaさんも出席したが、普段会っているときはそうでもないが、この会のときは、なぜか二人とも20代の時に戻っていることが多い。

今を盛りと・・・・

2011年06月03日 | 花・紅葉だより
 4日間、家を空けている内に、今を盛りと咲き誇っていた我が家のネコ額の庭の花々。
 何の手入れも世話もしないのに、毎年健気に咲いてくれるのが可愛い・・・。

     
      花も大きく、色もどぎついボタン・・・年々花の数が増えて13個も咲き始めた

     
 数年前にyamaさんからひと株いただいたクマガイソウ・・・葉をつけた株は毎年増えて10株ほどになったが、花をつけているのは、ここ数年3株?来年以降に期待     

     
     一年置きに花の付き方が違うサラサドウダン・・・今年は豊作年

     
     微かな薄紫色が美しい名前の判らないツツジ・・・来年は剪定の必要あり

     
     少しずつ株を増やしてきているドイツスズラン・・・子供のころ大好きな花だった     

早朝の藻岩山

2011年06月02日 | 登山・旅行

      
       (頂上から霞んだ街並みを俯瞰する)

会議は10時からなので、朝のうちに藻岩山に登ることにした。97年にスキー場コースから登っているので、4コースある中で一番人気の慈啓会病院コースを往復した。

登山口駐車場に着いて、5時前なのに、10数台の車の他に30台ほどの自転車には驚いた。主は、一団で下山してきたどこかの大学の合気道部のメンバーだった。そのほかに早朝登山を日課にしている人たちやトレイルランの人も5人いた。さすが、札幌市民の山だ。

      
       (新緑の中を駆け上がってくるトレイルランナー)

この山は、全体が原始林として天然記念物に指定されていることや岩崎元郎さん選定の新日本百名山に選ばれていることも初めて知った。

しかし、頂上は展望台ハウスの建設現場に占拠されていて、登頂感も展望もなく、がっかり。

登り1時間05分、下り55分。涼しかったのとのんびり歩きで汗もかかなかった。

会議は午前中で終わり、昼食後、真っ直ぐ帰路について、4日ぶりに無事帰宅。

16年ぶりの手稲山

2011年06月01日 | 登山・旅行
朝、そろそろ出ようと思っていたところへげんごろうさんの訪問を受ける。数年前に八剣山ですれ違って以来、ネットを通じてのお付き合いだが、直接話をするのは初めて。車の中で15分ほど?お喋りをする。出勤前の早朝にも関わらず、ありがたいことだ。

今日も好天に恵まれ、予定通り手稲山へ。アンテナ群を林立させ、札幌オリンピックのスキー会場となった山だが、スキー場の裏側の自然豊かな平和の滝コースを16年ぶりの再訪。

発寒川の清流を眺めながら進み、布敷の滝を越えて沢と離れる。露岩の道の足元から伏流水が流れる音がする。珍しい現象だ。やがて大規模なロックガーデン風の岩れきの斜面となる(画像)。林間に入っても岩場の急登が続く。こんなにも歩きづらい岩場の道が長かった記憶がないのが不思議。登り切ると笹とダケカンバの台地に出る。まだ残雪に覆われていた。

スキー場の上で車道に出て、アンテナ群の建物の間を抜けると一番奥の頂上に到着。市街地の方はみえず、昨日まで眺めていた山の方の展望だけ。

昨日までの山に比べて花の種類も数も少ない感じだ。しかし、人気のコースらしく、次々と多くの登山者に出会った。

7:45スタート。登り2時間15分、下り1時間40分。12:10ゴール。

下山後、西野の市街地の温泉銭湯に入る。着替えて、市街地に出る。亡妻の墓参りをした後、登山用品店を回り、有名店でスープカリーを食べる。結局、どこでもホテルは、一番落ち着く昨日までと同じところに3連泊。

《追加画像》
1、布敷きの滝
2、頂上からの無意根山・定山渓天狗岳・白井岳方面の眺め
3日間、天候に恵まれ、予定通りに懐かしい山々を巡る体力回復のトレーニング山行を終えることができて大満足。