癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

17kmのんびりジョグ

2015年05月18日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

道南四季の杜の上部から函館山や函館湾を見下ろす
  
 函館ハーフマラソンまで、あと40日となった。少し走っておかなければと、一昨日の札幌ジョグに引き続き、午後から、道南四季の杜付近までののんびり周回ジョグに出掛けた。
 最近は、走ることを目的にするのではなく、ウォーキング感覚で、目的地を決めて、長い距離を、頑張らないで、のんびり走ることを心がけている。

 往きは、赤川通りをずっと走って、四季の杜の北側から桔梗へ抜ける道路を登り、最初にオオバナノエンレイソウの群生地へ行ってみた。多分、もう遅いだろうと思っていたが、案の定ピークは過ぎていた。そこまでで約9km、そこから戻って四季の杜へ寄り、北美原の方から住宅街を抜けて家へ戻った。トータルで17kmほどだった。四季の杜の北側の最高地点で標高170mあるので、往路はずっと登りで、復路はずっと下りだった。


群生地の中のオオバナエンレイソウ。
すでにピークを過ぎていてきれいな群生を観ることはできなかった。


四季の杜のヒースガーデンを見上げる



ヒースガーデンに咲くエリカの仲間


住宅街の中のジャガイモ畑

支部総会・懇親会

2015年05月17日 | 日常生活・つぶやき

<15名の新入会員のうち参加者の自己紹介>

 函館支部長を仰せつかっている北海道退職校長会函館支部の平成27年度総会・懇親会が、ホテル法華クラブを会場に、71名の参加をいただき、無事終了した。

 自分は来賓の対応と総会の場と懇親会の場で2回の挨拶が主な仕事だ。ほかの仕事は理事が手分けをして全員で準備万端滞りなく進めてくれた。

 退職と同時にこの会の理事になって以来12年目を迎えるが、この仕事の中で最も楽しみにしているのが1年に1回のこの懇親会だ。現職のころお世話になった先輩や後輩が一堂に会して、お互いの若いころの思い出を語り合ったり、退職後もお元気でご活躍している皆なさんの若々しいお姿に接したりできることで、自分も元気と勇気をいただけるからだ。

 今年度は、来年のこの日に予定している記念式典・祝賀会へ向けての設立20周年記念事業推進の忙しい年になりそうだが、最後のご奉公で頑張ろうと考えている。

我が家の庭木の花

2015年05月17日 | 花・紅葉だより
今年はサクラ前線も異常に早く上陸し、あっというまに北海道を駆け抜けて行った。
その後を追うように新緑が萌え、あちこちでいろいろな花が咲き、まさに百花繚乱の季節を迎えている。
我が家の庭木も、例年よりかなり早く、見頃を迎えている。


今年は過去最高の13個の花を付けた名称不明のボタン。手入れは一切していない。
家の前を通る人からは「みごとですね」と言われるが、大きすぎて可愛げに欠ける。


サラサドウダン


名称不明のツツジ

ライラックいろいろ

2015年05月16日 | 花・紅葉だより

ホテルをチェックアウトして、会議までの間に中島公園を散歩した。
何気なくライラックの花を観て歩いていたら、花の色や模様や形にいろいろな種類があることに気付いた。
写真を撮って歩いていたら、違う花を8種類カメラに収めることができた。
こんなにたくさんの種類があるとは思わなかった。

   














すすきのから円山トレイルラン

2015年05月16日 | 登山・旅行

会議は昼からなので、朝の内に走る用意をしてきた。

まず、すすきののホテルから円山公園をめざした。北海道神宮の境内を抜け、原生林の新緑に彩られた円山のトレイルランにトライ。八十八ヶ所巡りの北口から登り、西口へ下り、北口へ戻った。登山道は1周して2.7kmだった。

登りのランのしやすさから考えると、斜度が緩くて距離の長い逆回りの方が良かった。

その後もホテルまで走り、12kmだったが、久しぶりのジョグによる良い汗を流した。


円山北登山口


ハルニレの巨木と八十八ヶ所巡りの石仏


岩の露出する円山頂上


頂上から札幌の市街地を見下ろす


カツラの巨木

春紅葉を眺めながら

2015年05月15日 | 登山・旅行



今日は、函館支部長を仰せつかっている退職組織の本部総会・50周年記念式典・祝賀会と、明日は、副会長を仰せつかっているスキー関係組織の三役会議でタイミング良く札幌出張で札幌まで走った。

「山は二度紅葉する」と言われる。その美しい春紅葉を楽しみながらの運転だった。









50周年記念祝賀会。



終了後、列車で日帰り参加した函館からの3人と一緒に札幌駅まで行き、列車の時刻まで1時間飲み直し、ホテルへ。

10年ぶりの屋久島山旅を振り返る

2015年05月13日 | 登山・旅行

屋久島空港を離発着する飛行機

 日本最初の世界自然遺産の島・屋久島は、推定樹齢7200年とも言われる縄文杉に代表される巨大な屋久杉たち、花崗岩の巨岩・奇岩に覆われた最高峰宮之浦岳を初めとする1000mを超える47ものピークを持つ洋上アルプス、豊かな水が作り上げた幻想的で幽玄の苔の森や数知れない滝など・・・・自然好き・山好きには堪らないほどの魅力に満ちた島である。

 10年前には妻と一緒に初めて屋久島を訪れ、屋久島観光のメインである縄文杉トレッキング、黒味岳~宮之浦岳~永田岳登山、白谷雲水峡トレッキング等を楽しんできた。

 今回も、前回同様4泊5日のフリープランを利用し、モッチョム岳、太忠岳、愛子岳の登山と島内観光ドライブの計画で出掛けた。前回は、鹿児島から高速船トッピーを利用したが、今回は、1日目を移動日にしないで済む飛行機を利用した。
 
 「1週間に10日雨が降る」と言われる屋久島だが、前回もGW明けに行き、5日間とも好天に恵まれたので、今回も同じ日程を組んだ。ところが、雨に当たったのは1日だけで済んだが、登山での展望に恵まれたのも1日だけだった。しかし、計画の登山も観光ドライブもすべて終えることができた。

 また、北海道にいたときからの岳友で、前回もお世話になった山岳ガイドのYo君、さらに、8年前に移住したコンブさんご夫妻にも再会することができた。とくに、コンブさんとは、太忠岳に一緒に登ることができた。
 



 前回に比べて山からの展望に恵まれなかったせいか、印象的には物足りなさが残った。しかし、巨大な屋久杉たち、花崗岩の巨岩・奇岩に覆われた山々、幻想的で幽玄の苔の森や数知れない滝などは十分に堪能できた。

 特に、今回印象に残ったことは下記の2点である。

◎今でも残る「岳参り」の風習


 初日の夜に訪問を受けたYo君から島内の登山地図を見せてもらったが、驚いたのが、観光地図には載っていない山の登山道がたくさんあることだった。

 これは、古くから残る「岳参り」という風習に利用される登山道だそうだ。年に1~2度、各集落の代表者がその地域の神山に登って、島の守り神である「一品宝珠大権現」にお参りするというものらしい。

 これは、わが国に多く見られる山岳信仰の一形態と考えられ、山岳を、その神秘的な崇高さから神の住まう場所として畏敬、崇拝するものである。

 屋久島では、集落ごとに前岳、奥岳(いずれか一方の場合もある)を、その集落の崇拝する山(岳)を決め、ここにお参りをすることを岳参りと言っている。それゆえに、ほとんどの山には必ず祠が祀られているいるそうだ。前回も今回もそのいくつかを目にすることができた。
  
 お参りは、主として青年たちにより行われ、穢れのない青年が2~4人(各集落により異なる)程度集落の代表として選ばれ、青年たちはお参りの2、3日前から行いを慎むとともに心身を清め、当日は浜の白砂やお神酒、集落の人達の賽銭を預かって山に登る。お参りの青年たちは、シャクナゲ(町民花)を1、2本持ち帰り、神様に供え、木を伐り出す許しを乞い、生活の無事を祈った。現在は、行われていない集落も多いそうだ。

◎きれいなお墓


 驚いたのがお墓である。彼岸やお盆でもないのに、どの墓にも色とりどりの花が供えられていいて、墓の前には花や灌木が植えられていることだった。
 そして、枯れているお花は1本も無く、すべての場所が生き生きとしたお花が生けてあることだった。コンブさんに聞いたら、花は買うのではなく、自生しているものや自分の家で育てている花を飾るそうだ。

 しかも、お墓の持ち主が交代で毎日お掃除をしているらしいです。この毎日というのには驚かされる。先祖を大切にする気持ちがかなり強いことと、地域がかなり小さく分かれていて、地域ぐるみの助け合いの誠真がとても強いようだ。

◎3度目は、時期を変えて、ゆとりを持った日程で

 今回ガスで展望に恵まれなかった太忠岳と愛子岳や諦めた石塚山などからの展望、まだ登れそうな山々、宮之浦岳の再訪、山肌一面を埋め尽くすというシャクナゲなどなど、今度は、時期を変えてテント持参で生活し、天気の良い日に山に登れるようなゆったりとした日程で再訪したいと思っている。

 それぞれ20枚以上の写真とともに、詳しい山行記録は、下記のHPの方でどうぞ!
 http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)

蒲田界隈&池上本門寺

2015年05月12日 | 登山・旅行
 昨日の内に東京まで戻ったので、早めの便で帰ることは可能だった。ところが、早割チケットは変更ができないとのこと。仕方ないので、蒲田界隈をぶらぶらし、歩いて行ける日蓮宗大本山池上本門寺を往復した。

◎蒲田界隈
蒲田といえば、以前観た「蒲田行進曲」のイメージしかないが、庶民的な町のイメージが強かった。飲食店がやたらと多く、にぎやかなところだった。


宿泊したJR蒲田駅前のカプセルイン蒲田。
羽田空港とシャトルバスや路線バスで繋がっていて、最高の場所だった。
カプセルホテルは、大浴場に入れるし、寝るだけなら安くて最高。8時間も爆睡した。
スーツ姿のサラリーマンが多かった。


「蒲田行進曲」の舞台となった松竹キネマ蒲田撮影所跡に建つ大田区民ホール・アプリコ


区民ホールの中に移設されている松竹橋親柱




JR蒲田駅の西口の昔からの工学院通り商店会


アーケードで覆われた新しいサンライズ通り


◎池上本門寺

 池上本門寺は、日蓮聖人が今から約七百十数年前の弘安5年(1282)61歳で入滅(臨終)された霊跡である。日蓮聖人は、身延山に別れを告げ、病気療養のため常陸の湯に向かわれ、その途中、武蔵国池上(現在の東京都大田区池上)で亡くなっている。ここが「日蓮聖人ご入滅の霊場」として大本山となったようだ。
 さまざまな重要文化財などが多く、広大な敷地内ではジョギングやウォーキングの人も多かった。


仁王門


大堂


五重塔(国の重要文化財)


宝塔(国の重要文化財)


大堂と仁王門と経堂


本門寺の南隣の永寿院の境内にある万両塚。
徳川家康と側室お万の方の孫の芳心院(1708年没)の墓所。
 

周囲からは弥生時代中期~後期の竪穴住居跡が10棟見つかった。
そのうちの一つの遺構を保存のために埋め戻し、その直上にレプリカが設置された。

馬具や埴輪が出土している堤方権現台古墳(1/4の大きさに復元)

4日目、愛子岳&繰り上げ離島

2015年05月11日 | 登山・旅行
〈登山口へ向かう林道から望む夜明け前の愛子岳〉

今日の愛子岳(1235m)は、鋭く尖った三角錘状のピークを持つ非常に目立つ山である。山頂からの眺めの美しさは、島内随一と言われている。

敬宮愛子さまと同じ名前で、愛子さまの誕生以来人気が高まり、一時多くの登山者が訪れたらしい。

気になる山名の由来は、男川と女川にかかわる悲恋伝説のヒロインの名に因んでいるとのこと。帰りのバス停から一緒にバスに乗った方が「愛子岳という名前は、うちの先祖が付けたと言われている。昔は別の名前があったらしい」と話していた。

台風の影響で午後から崩れるとのことで、まだ暗いうちに、宿の近くのバス停を4:51に出るバスに乗った。登山者のためのバスだか、この時間に走っているのが凄い。

昨日のようなガスで山が見えなかったら止めようと思っていたが、バスから尖った山頂部も見えていた。天気もまあまあのようだ。

小瀬田で下車し、標高50mから3km先の登山口を目指して林道を歩く。35分で登山口到着。まだ暗い登山口には、先行者の車と準備をしている人の車。

登山口からはずっと頂上までアップダウンのない尾根道だ。


下の方は明るい尾根で、800mまでは急な登りが続く。足下の岩や石は滑る堆積岩である。

サクラツヅジが満開で、すでに散り始めている。リンゴツバキの真っ赤な花もあちこちに落ちている。

800mから1050mまで緩やかになり、歩きやすいが、植生が密になってくる。屋久杉は見当たらないが、切り株らしいものはいくつか見られる。


1050m付近には密度の濃い植生が見られる。
ここからが尖った山頂部への核心部である。足下の岩や石は他の山と同じ花崗岩に変わっている。

ロープや木の根を頼りの急登を登っていくと、岩場の基部に出る。この辺りからガスに覆われ始める。

岩の割れ目の左にロープが見える。ここが一番きつかった。


右上に花崗岩の岩壁が続く。先行者が下りてきたが、ガスで何も見えないと言う。


岩盤の上を登っていく。
幸いに、その上に続く頂上は怖い岩の上でなく、灌木の生えた広く平らなところだった。

頂上の手前に石造りの祠


自撮りで山頂標識と一緒に。

残念なことに、種子島や島内の主稜も全部見えるはずだが、ガスで何も見えず。
時折ガスの切れ目から宮之浦岳を中心とした稜線が覗くが、一瞬だけでカメラに収めるのが難しい。
朝食替わりに作ってもらったおにぎり弁当を食べながら粘ったが無理だった。


下り始めたら岩場の上から一瞬だけ、海岸までの展望が広がった。

下山して行くと、上空は晴れて来た。あとから登ってきた6名が羨ましかった。しかし、下山して見上げたら、山頂部だけがガスで覆われたままだった。

昨日も展望には恵まれなかったが、雨に降られなかっただけても良しとしよう。

所要時間、登り3時間10分(林道歩き35分)、下り2時間30分(含林道歩き30分)

コンビニで缶ビールを買ってバス停へ。3分後に来たバスに乗り、昼には民宿に戻った。

◎半日繰り上げての離島

これで計画してきた3山と島内巡り観光も、天気には恵まれたとは言えないが、すべて終えることができた。

心配なのは、台風6号だ。明日の10時頃には屋久島に一番近づくらしい。

予定では、明日の9:55発の飛行機で鹿児島と羽田で乗り換えて、函館まで帰るはずだった。

明日、もし欠航になれば、それができなくなる。空港に問い合わせたら、本来は格安のツアープランなので変更はできないが、台風の影響なので特別に変更を認めてくれると言う。

ツアープランの羽田までの部分を、伊丹で乗り換えの15:10便に変えくれた。

民宿の代金の戻らない1泊分のキャンセルは痛いが、風呂にも入って14時まで過ごさせてもらった。

18時過ぎには羽田空港に到着。空港に近い蒲田のカプセルホテル(3200円)に泊まり、明日は、予定の便で函館へ。

3日目、太忠岳

2015年05月10日 | 登山・旅行
朝方には雨が上がった。今日は、屋久島に移住して8年目になるコンブさんと一緒に太忠岳(1497m)~石塚山(1589m)へ登る予定だった。ところが、濃いガス中の登山で展望がなかったので、太忠岳のみで下山した。

コンブさんは、10年ほど前まで帯広に住んでいた山女である。そのころから続いているブログ「コンブの日記」のお気に入りのトップに拙サイトを紹介してくれている。

結婚して屋久島へ移住する前に二人で北海道旅行に来て、拙宅に泊まって頂いたことはあるが、山への同行は初めてである。

太忠岳は、ヤクスギランドの北に位置し、山頂には天柱石という80mの巨岩が立っている。登山口は標高1000mのヤクスギランド入口にある。

石塚山は、さらにその奥にある山で、天気がよいと、宮之浦岳も含めた360度の大パノラマが魅力の山だという。

宿の近くから8:06のバスに乗り、8:35に安房合同庁舎前で下車。コンブさんの車で登山口を目指した。山は低い雲で覆われて姿は見えなかった。長いヤクスギランドまでの道を走る。

9:15、登山口をスタート。途中まではヤクスギランドの整備された遊歩道を進む。


吊り橋を渡り、ガス中の幽玄感満点の鬱蒼とした原生林の中を登る


途中の「ひげ長老」を見上げる


遊歩道と登山道の分岐の倒木の「蛇紋杉」

その後も名前のないが名前の付いたものにひけをとらない屋久杉や他の巨木が林立するガス中の鬱蒼とした原生林の中を進む。コケやジダ類もみごとだ。


大きな切り株のそばの江戸時代の屋久杉の切り出しや平木にして運び出すイラストが描かれた説明板。

1200mを超えてもアップダウンの激しい道で高度を稼げないもどかしさを感じる。
石塚山との分岐まで登ると、鬱蒼とした林を抜け、巨岩の間を縫う道となる。


ガス中で上まで見えない天柱石の基部に到着。日本庭園風の中でヤクシマシャクナゲが迎えてくれた。


11:30、岩壁に設置されたロープを頼りに、天柱石の基部にある広い岩のテラスの上に登る。実質的な頂上である。周りが垂直に切れ落ちているので非常に怖い。恐る恐る歩く姿をコンブさんに笑われた。

晴れていれば素晴らしい展望が広がるらしいが何も見えないので、下に下りた。


裏側に回ったら岩の下に祠があった。ほとんどの山に今でも続いている岳参りの祠があるという。

その下で昼食タイム。おにぎりやサツマイモやガスで沸かしたみそ汁までご馳走になった。石塚山は止めたのでゆっくり過ごした。


下山を始めるころにようやくうっすらと天柱石の上まで見えた。


ちょっと下った岩の上の天柱石の全貌が見える地点で他のグループと一緒に15分ほど粘ったが、諦めて下山の途に就いた。


途中の屋久杉の倒木を覗くコンブさん。

蛇紋杉まで下り、ヤクスギランドの登りとは違う150分コースの遊歩道を下る。


今まで見た中で一番高い天柱杉の前で。


上まで折れてないで葉を茂らせている母子杉。


14:45、登山口となっているヤクスギランド入口へ下山。

所要時間は、登り2時間20分、下り2時間15分。


登山口に居着いて人慣れしているヤクシカ。


下山後、6kmほど奥にある紀元杉まで走ってもらった。

結局頂上直下までのガス中の林は屋久島らしい趣きがあって良かったが、山頂部は展望がまったくなく、天柱石もはっきりみえなくて残念だった

素晴らしいという石塚山からの展望も含めてまた訪れたい思いの残った山だった。

帰りは、宮之浦で買い物をするとのことで、民宿まで送っていただいた。

◎気掛かりな台風6号

まさかこの時期に台風に遭うなどとは考えていなかった。予報では12日の午後に屋久島に近付くらしい。帰りの便が12日の9:55である。その便が欠航したら、それ以降の鹿児島と羽田での乗り継ぎがすべてパーになる。

今回お世話になったツアー会社に電話したら、空席があれば、明日の夕方の便に乗れるらしい。

明日は、4:51のバスで愛子岳へ登る予定なので、お昼までには宿に戻れそう。下山してからの対応にしようと考えている。

夕食。サケのフライとカニグラタンがメイン。カンパチの刺身は3日間同じだっが、小鉢料理は毎日違っている。

2日目、雨の中の島内観光

2015年05月09日 | 登山・旅行
<屋久島灯台>


朝5時に目が覚めたのにまだ真っ暗だった。日の出時刻が5:28で函館より1時間以上遅い。しかも、予報通り、朝から雨。

山は明日と明後日の雨のない予報に期待して、今日は、レンタカーで雨の中の島内観光ドライブをした。

西側の西部林道は雨の時は通らない方が良いと言われたので、一周はできなくて効率が悪かった。まず、西側へ向かって、西の屋久島灯台まで行って戻り、南下して大川の滝まで行って、再び戻った。午前中は怖いくらいの豪雨。午後から小雨になった。

お昼に、南の平内に住んでいるコンブさんと1年生になるお子さんと一緒に、近くの帯広から移住したご夫婦が営んでいる手打ちそばの「そば屋」(店名)て待ち合わせてランチタイムを過ごし、明日の山行の打ち合わせをした。

◎横河渓谷

どしゃ降りの中、カッパを着て傘をさして、遊歩道をあるいた。

◎海ガメの産卵地・永田いなか浜



すでに産卵が始まっているらしく、産卵を終えて海へ戻った痕跡があった。

◎志戸子ガジュマル公園

うっそうと茂った群生が圧巻。自生の北限地。

◎大川の滝

屋久島で最大の滝。落差80m。
朝からの大雨で水量が増し、遊歩道が川になっていて、正面から見ることができなかった。


すざまじい迫力の滝の基部と川の流れ

◎トーロキの滝

珍しい海に直接落ちる滝。やはり水量が増して迫力満点。
左上は山頂部が雲の中の昨日登ったモッチョム岳。名前の由来は轟きの滝が転化。

◎猿川のガジュマル


◎屋久杉自然館



屋久杉のことやそれを生かした生活の営みなど充実した展示で見応えがあった。

◎田代海岸と枕状溶岩

田代海岸


田代海岸の枕状溶岩

◎屋久島総合自然公園

ちょうと見頃のシャクナゲ。


野生植物の展示

ここには、コンブさんのご主人が勤務されている。
コンブさん同様、我が家に泊まって頂いて以来8年振りの再会。

あちこち走り回って、17:00近くにレンタカーを返却し、宿まで送ってもらった。軽は小回りが利いて結構楽しかった。

◎夕食

連泊なので、何が出てくるか楽しみ。今日は、ヒレカツとイカの揚げ物、野菜と豚肉の煮物。カンパチの刺身も美味かった。また太ってしまいそう。

1日目 モッチョム岳(本富岳)

2015年05月08日 | 登山・旅行
羽田空港から近くて安いというだけで選んだホテルは、古い上に、高速道路のすぐ下で、うるさくて全然眠られず、2時に起きてしまった。

ホテルを5時前に出て、京浜急行で羽田空港へ。羽田から始発便で鹿児島、さらに乗り換えて、9:30、世界遺産の島・屋久島入り。軽のレンタカーを借りて、モッチョム岳登山口へ。

この山(940m)は、屋久島の南部にある花崗岩の岩山である。南から西斜面は標高差700mの大岩壁で、屋久島三大岩壁に数えられる。クライミングのルートが拓かれている。

モッチョムとは、地域の言葉で女性の秘部を表すらしい。日本一の陰陽山とも呼ばれ、西からは陽、東からは陰に例えられる姿を見ることができるらしい。


登山口手前から望むモッチョム岳。

千尋の滝駐車場が登山口である。万代杉手前の650付近まではもの凄い急傾斜の登りが続いた。その後もアップダウンが激しい。しかもほとんどが入り組んだ木の根の上を歩く登山道で、足を下ろす場所を常に見定めながら登らなくてはならない厳しい登山道だった。これほど両手を駆使した山も珍しい。


西日本に多いヒメシャラの木の群落。

途中には万代杉、モッチョム太郎と呼ばれる2本の屋久杉。


縄文杉より太い樹齢3000年超の万代杉



登りで見落としたモッチョム太郎


神山山展望台に咲くサクラツヅジ


展望台の先から二人のの見えるモッチョム山山頂の岩頭。


岩頭への最後の登り。岩の割れ目にカメラ三脚がひっかかって登れなかったのでリュックを途中に置いて、頂上岩頭へ登った。


頂上標識


手前は耳岳。左奥は割石岳


頂上から眼下南側の光景


花の少ない山だった。唯一目にしたヤクシマミヤマスミレ


登山口奥の千尋の滝


今日から4泊するやくすぎ荘


トビウオのフライがメインディッシュの夕食

夕食後、山岳ガイドのYoさんの訪問を受ける。ツーショットで撮った写真を間違って消してしまった。

◎所要時間
10:40スタート、登り2時間50分、頂上休憩30分、下り2時間10分、16:10ゴール。
下山後、千尋の滝へ。

4泊5日の屋久島の山旅へ

2015年05月07日 | 登山・旅行
 午前中は、退職組織の理事会で総会要項印刷と丁合作業。午後には、ディーラーでようやくタイヤ交換とオイル交換。 

 これから、最終便で羽田に飛び、空港に近いホテルに泊まり、明日から4泊5日の屋久島の山旅へ。

 屋久島へは、ちょうど10年前に妻と一緒に出掛け、縄文杉、黒味岳~宮之浦岳~永田岳、白谷雲水峡と、屋久島の美味しいとこ中心の登山とトレッキングをしている。
 http://sakag.web.fc2.com/yakusima.htm

 今回は、一人で出かけ、モッチョム岳、愛子岳、太忠岳を中心とした登山とそれ以外の観光の予定だ。明朝、羽田から鹿児島で乗り換えて飛行機で屋久島入り。同じ民宿に4泊するフリープランの利用だ。

 前回は、やはりこのGW明けに行ったが、「1週間に10日雨が降る」と言われる屋久島で1日も雨に当たらなかったので、今回も同じような日程を組んだ。しかし、今回の予報では、天気の良いのは明日だけで、それ以降は雨がらみで、ちょっと気が重い。

 明日は9:25に屋久島に着くので、レンタカーを借りて、まずはモッチョム岳の予定だ。

 また、10数年前まで北海道で山岳ガイドをされていいて、今は屋久島で山岳ガイドをしているYoさん(10年前にもお世話になった)と、数年前まで北海道で山に登っていて、現在は屋久島へ移住して子育て中のコンブさんの両名にも会えることになった。これも楽しみだ。

手打ちうどん「上野」

2015年05月06日 | 食べ物

一番お気に入りの12種類の具が入って出汁が効いた鍋焼きうどん

 湯の川の「上野」の手打ちうどんが食べたくなって、2年ぶりに出掛けた。函館市内で一番好きなうどん店だ。

 創業35年ほどになる店で、なんと言っても極太で弾力のある手打ちの麺が特徴。同じ手打ちでも、讃岐うどんとはひと味違う木訥さが魅力かも・・・?
 こね上げてから温度などに気を配り、半日近く寝かせ、注文を受けてから麺を切って茹で上げることもあり、太めの麺なので茹で時間も長い。出来上がりまで少々時間が掛かる。食べ物を待たされるのは苦手な自分だが、この店の場合は、その分おいしいうどんを食べられると思えば我慢ができてしまう・・・。

 以前より創作料理っぽいメニューがいろいろ増えていた。今回、2人で別々のメニューを頼んで、洋風うどんなるものも食べてきたが、やはり鍋焼きが一番だ。


いかにも手打ちといった感じの太くて腰のあるうどん


手造りスモークベーコンがたくさんの洋風うどん


正面の外観からは分からないが、中はログハウスの造りである