癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

松前半島ぐるっとドライブ

2015年05月05日 | 花・紅葉だより

散ったサクラの花びらを浮かべるお濠と遅咲きのサクラと松前城天守閣

GW期間どこへも出かけられなかった妻孝行で、松前半島をぐるっと1周ドライブを楽しんだ。


まずは、二人とも日本一美味しいと確信しているソフトクリーム狙いで当別トラピストへ。

 
ソフトクリームと遅咲きの八重桜(名称不明)


木古内町サラキ岬のチューリップ公園。この時期満開なのは珍しい。


新名所・木古内町札刈の村上さんちのシバザクラ


木古内町薬師山下の遅咲きの八重桜


木古内町薬師山のシバザクラ


松前町の手打ちそば「おぐら」のにしんそば

 
松前公園の一葉と糸括?


鬱金と糸括


普賢象?と一葉


御座の間匂(ござのまにおい)


好きなたたずまいの上ノ国町小砂子(ちいさご)集落


閑散としていた江差町のいにしえ通り


厚沢部町木間内の林道で採取したタラの芽~帰宅後早速天ぷらで。

ネパールカレー「 ラーニキッチン」

2015年05月04日 | 食べ物
 
 港小学校の横の大野新道と上磯国道を結ぶ通りに面したさっぽろドラックストアの隣の、昨年オープンしたというネパール人の経営するネパールカレーの店「ラーニキッチン」へ行ってきた。

 ナンもカレーも本場の本格的な味で、とてもおいしいと評判の店だ。特にランチが非常に安くてボリュームがあると聞いていたので、13時前に行った。
 ところが非常に混んでいて、待っている人が多かったので、14時ごろ出直した。それでも4組ほど待たされた。しかし、携帯番号を知らせておくと、車で待っていても連絡をしてくれる。

 マスターとシェフの5~6名ほどは全員ネパール人のようだ。日本語はすごく堪能で、意思疎通に困ることはなかった。


 ところが、メニューは、日常のランチセットではなく「ゴールデンウィーク限定バイキング」(1000円食べ放題)だった。

 ナンが4種類、カレーが9種類、ごはん(ターメリックライス)が食べ放題である。
 

 

 結局、二人でナンを全種類とさらに普通のナンを1枚、カレーを6種類食べた。
 どれを食べても、ナンもカレーも評判通りの美味しさだった。ナンは大きいが薄くてもちもちしていて、今まで食べたナンで最も美味しかった。


 店内は意外と広くて、壁には、自分もトレッキングで眺めた同じ景色の写真やネパールの民芸品等が飾られていた。

 今度は、普通のランチセットも食べたいので、GWが終わったら、ぜひまた行こうと思っている。
 ネパールは3回もトレッキングに行っているだけに、今回の大地震の被害は胸が痛む。たまたまレジのところに義捐金の募金箱があったので、気持ちばかり協力してきた。

 この時以外は、ずっと家にいて、1日中ホームページの更新作業に明け暮れた。お陰で、今日中に3日間分の山行記録をアップできた。残りは明日の午前中終わるだろう。
http://sakag.web.fc2.com


原始ヶ原~富良野岳

2015年05月03日 | 登山・旅行
<原始ヶ原から富良野岳を望む。中央部の広い谷地形は、帰りに直接下った。登りは、その左側に細く白いラインで見える登山道を登った>

十勝連峰の南端に位置する旭岳と前富良野岳の予定だったが、下の方にはまったく雪がなく、取り付くこともできなかった。

その林道の奥へ入ってみたら、原始ヶ原登山口まではいることができたので、急遽、原始ヶ原から富良野岳へ登ることにした。数年前の秋に同じコースを歩いているが、積雪期は初めてで興味があった。

6:00、スパイク長靴でスタート。ときどき地面が顔を出してる登山道を1時間で原始ヶ原へ到着。雪の白とエゾマツの黒のツートンカラーの世界。広い雪原の奥に端正な姿の富良野岳が迎えてくれた。

1時間20分で、標高差300mほどの原始ヶ原を抜けて、ハイマツ帯の中に一直線に白いラインで見える登山道を登る。ときおり膝上まで埋まったり、火山礫が顔を出していて、登りづらかた。


頂上には数人のグループがいたが、着いた時には、下山したあとだった。


10:00、ちょうど4時間で頂上到着。

登ってきた方向の眼下には、広い原始ヶ原が広がり、その奥には3年前に登った大麓山とトーヤウスベが聳えている。3年前に、時期はひと月以上前の厳冬期だったが、逆から眺めた景色が懐かしい。

北には手前の上ホロカメットク山と荒々しい安政火口の向こうの十勝岳を中心とした十勝連峰の山々。

風が強いので、腹ごしらえをして直ぐに下山。


下山は、山の中央に頂上直下から下まで続く広い谷地形の雪の斜面を下った。原始ヶ原の上から、登りで1時間40分も掛かったのに、わずか20分で下ってしまった。

原始ヶ原までの登山道で、原始ヶ原までいくという二人の男性に合った。
雪の下りは速い。登りの半分で、ちょうど2時間で、12:00ちょうどに下山してしまった。

明日以降、天気が下り坂なので、今回の山旅は、これで切り上げて、帰路に就いた。

天候に恵まれて、久しぶりの5日間連続の登山ができて大満足だった。しかも、ほとんど疲れが残っていないのも不思議な感じだ。

小旭岳~後旭岳~旭岳ぐるっと

2015年05月02日 | 登山・旅行
〈夜明け前の忠別ダム越しに望む旭岳(右の最高峰)を中心とした山塊。今回ゲットした小旭岳は、旭岳の右側の鼻くそみたいな小ピーク。これでも1654mの高峰〉

今回の山旅のメインイベントが最高の天候に恵まれた。今日は、旭岳登山口から、まず、旭岳の南に位置する小さなコブみたいな初ピークの小旭岳(ぽんあさひだけ)(1654m)へ。さらに2度目となる後旭岳(2216m)へ登り、旭岳のピークをぐるっと周回して姿見平に下り、旭岳スキー場を滑ってゴールするロングルートを楽しんだ。

◎まずは、小旭岳へ。
5:00、2℃の旭岳登山口となるロープウェイの駐車場を出発。スキー場の圧雪されたガリガリの斜面を辿る。30分ほどでゲレンデを離れ、東進する。


ひとつめの沢はすでに開いていて、スキーを担いで岩を伝って渡渉。その後の沢も心配したが、スキーを脱いだのはここだけだった。バックは化雲岳。


エゾマツの原始林の尾根を登ると左上に、旭岳の南斜面が見えてくる。


横切る2本目の尾根に登ると、小旭岳が初めて姿を見せた。


長い山歴で初めて目にした2頭の子連れの熊の足跡。両側が子熊。なぜか、凹凸が逆に見えるのが残念。

後旭岳とのコルを目指して、急斜面をトラバースして進む。コルからは方向を変え、北尾根を登って小旭岳頂上へ。

8:45、スキーを脱ぎ、10mほどハイマツを漕ぎ、平坦な頂上へ。頂上を表す痕跡はまったくなし。


山頂のスキーデポ地点から白雲岳を望む。


風もなく、ポカポカ陽気の中、珍しく30分も休憩。
朝食替わりの海苔巻きの向こうは旭岳(左)と後旭岳(右)。

◎コルから標高差600mの後旭岳へ


後旭岳への登りから、眼下の小旭岳を見下ろす。バックは、忠別岳~化雲岳の連なり。


11:10、後旭岳到着。隣の旭岳を見上げる。旭岳からテレマークの男性が滑り下りて、こちらへ登ってきた。
これからお鉢平の方まで行って、戻るとのこと。

旭岳へも寄ろうと考えたが、標高差100mの急登が辛いので、シールを剥がして下山態勢に入る。

◎旭岳の北側を巻く下山


旭岳と熊ヶ岳のコルへ向かう大斜面で大きなターンを楽しむ。雪質は均一で滑りやすかった。


旭岳の北斜面はできるだけ上の方を巻きたかった。しかし、雪面が切れていて、それができなかった。仕方ないので、裾合平の上の1750m付近まで滑りを楽しんだ。しかし、その後が歩くスキー状態で時間が掛った。
画像は、裾合平の上部の大塚・小塚と永山岳~当麻岳。


裾合平の上から、旭岳を巻き、姿見平に到着。姿見平から旭岳を見上げる。数年前の同時期に滑り降りた地獄谷斜面は、雪が解けてしまって、とても滑り降りれる状態ではない。

姿見平からは、旭岳スキー場のコースを滑って、12:45、ゴール。

普段歩くことのないルートからの新ピークゲットと、これまた初ルートから後旭岳への登り。スケールの大きな斜面で今シーズンの滑り納めを楽しみ、旭岳ぐるっとひと回りとなった7時間45分の充実かつ大満足のロング山行となった。

旭岳温泉の安い日帰り入浴は、ジュニアのクロカンスキー合宿でどこも満杯で入れなかった。

美瑛まで走って、銭湯に入り、道の駅でのんびり中。明日は、富良野岳から続く西尾根上のこれまた旭岳と前富良野岳の予定。

◎夕食に食べた「美瑛カレーうどん〈焼き麺〉




天幕山(上川三山)&嵐山公園散策

2015年05月01日 | 登山・旅行
層雲峡公共駐車場に連泊し、上川三山で登り残していた天幕山(1056m)へ。天塩岳の南麓にあり、近くの突角山、摺鉢山と共に上川三山と呼ばれている。その中では、一番東に位置する山だ。

天幕山の山名は麓の地名「天幕」に依る。地名の由来は、 明治20年代に 清水三次郎がこの地で天幕生活をしていて、 天幕三次郎と呼ばれたことに依るとのこと。

登山道がないので、積雪期に登られていて、結構人気の山だ。おもに南東尾根ルートかシビナイ林道ルートが利用されているようだ。
この時期、南東尾根の下の方には雪がなかったので、800m付近を通過している林道から登ることにした。そこまで登ったら雪は大丈夫だろう。

5:30、スパイク長靴で、林道ゲート前を出発。とっくに除雪がされていて、作業車も走っているようだ。


雪解け水を溢れんばかりにゴーゴーと音を立てて流れるシビナイ川を左に見ながら進む。

対岸の岩壁に咲くエゾノリュウキンカが美しい。


700m付近で、真っ白な山肌の天幕山が見えてくる。

約5kmの林道を1時間10分で進み、800m付近の頂上までの最短距離の地点で、雪の斜面に取り付く。古いスキーやスノーシューのトレースも多い。下から雪があるときでも、林道を進み、ここから取り付くのだろう。

急な斜面をひたすら直進する。


最初は急だったが、900mを越えると緩やかになってくる。

右後ろにニセイカウシュペ山や表大雪の山が見えるが、上空には薄雲が広がり、遠望は霞んではっきり見えないのが残念。


7:15、わずか1時間45分で平坦な頂上に到着。割りと近いのではっきり見える天塩岳をバックに記念撮影。珍しく頂上を示すテープも標識もなかった。


平らな山頂の西へ進むと、昨年の同時期に登った摺鉢山が見えた。突角山はその陰で見えなかった。

あとは来た道を戻るだけ。

8:50、3時間20分であっけないゴール。こんなに簡単に登れるなら、昨日のうちに登れば良かったと思ったが、あとの祭り。

それでも、昨年、天候が悪く、ひとつだけ残してしまった心残りの山を踏んで、すっきりした。

明日の予定はロングコースなので、今日は、これだけにした。このあと、ゲートが開いた愛山渓へ入ってみた。これから白川尾根から登られることの多い愛別岳は上半分は真っ黒だった。

その後、旭川へ向かう。昼にラーメンを食べたくて、旭川ラーメン村へ。聞いたことのない店で野菜味噌ラーメンを食べた。はっきり言ってまずかった。基本的に旭川ラーメンはあまり好きではないのだが、とても損した感じ。

◎嵐山公園散策


20年振り?くらいに嵐山公園へ。目的は、この時期いろいろな花が見れそうな「北邦野草園」と「嵐山展望台」までの歩き。

山肌が芽吹きやヤマザクラとコブシの花などで色付いていた。


公園入口に「嵐山公園センター」が建ち、とても整備された感じだった。中の展示は「北邦野草園」の「アイヌ方文化資料館」関係。

アイヌの藁葺き小屋とエゾノリュウキンカの群生。


広い敷地の北邦野草園の中に遊歩道があちこちにあり、1時間コース、2時間コースなどがあった。
一番目に付いたのはピークを過ぎたエゾエンゴサクとカタクリだが、それ以外にも多くの春の花が咲き乱れていた。


特別展示室で初めて目にしたタッタソウ(これは北海道に自生する花ではない)


早くも咲いていたシラネアオイの群生


遊歩道の途中から見えたエゾヤマザクラと忠別川ぞいの眺め


非常に多く咲いていたオオバナエンレイソ


久しぶりに目にしたオクエゾサイシン


最近整備された嵐山山頂展望台から旭川の町を見下ろす。

あとは、旭川の道の駅でのんびり過ごした。明日は、小旭岳~後旭岳~旭岳の周回予定