Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

梅ヶ丘BOX

2008-10-15 | Weblog
かれこれ十七年いる稽古場。新たな演目に向けて始める日。『戦争と市民』顔合わせ。ゲストもいるので自己紹介。オリエンテーション。渡辺美佐子さんの空襲体験を聴く。土田英生さんのブログから本人の承諾を得て起こした超短篇(『地球がひっくり返るらしい』と勝手に命名)をもとに、全員が二人組になってエチュード。俳優座の児玉泰次さん、民藝の河野しずかさんがここにいるのは新鮮。
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吉祥寺が舞台になっているらしい

2008-10-14 | Weblog
『グーグーだって猫である』という映画を上映中の地元商店街の映画館は、はっきりそう書くのが照れ臭かったのか、表の貼り紙に「吉祥寺が……」とだけ記してあって、これでは映画を観る人もドキッとしてしまうか、かえって何だか気恥ずかしいであろう。私が観たのは地点『三人姉妹』。才気を感じる部分もあるが、吉祥寺も猫も出てこないのに何だか気恥ずかしくもあった。
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博多で地下鉄を乗り間違える

2008-10-13 | Weblog
アメリカ文学会。シンポジウム「惑星志向(ブラネタリティ)のアメリカ文学」、山里勝巳(琉球大学)、渡邊真理子(西九州大学)、巽孝之(慶応大学)各氏と三時間。「グローバリゼーション」を越える概念が提出されつつある。コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』はじめ、ポスト・アポカリプス(黙示録後)の作品群がその範疇に入るが、八十年代小劇場「核戦争後」劇ブームに比して、それらは暗く、重い。
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日本アメリカ文学会

2008-10-12 | Weblog
全国大会が行われている。博多の西南大学。ゲスト講師に招かれる。宮内勝典氏と私以外は、みんな日本中から集まったアメリカ文学の先生たちである。二百人くらいか。昨年の慶応大学での学会でも「冷戦期アメリカに於ける核恐怖の表現」について話した。今日は原文だらけの四つの研究発表を覗く。ろくすっぽ英語のできない私は場違いではないかと、あらためて思うのだが。
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家に籠もる

2008-10-11 | Weblog
仕方ない。仕事が進まないのだ。来週開始の稽古日程も変えさせていただく。渡辺美佐子さんと電話で話す。夜は古元が来て、明日からの博多での仕事のためパワーポイントのレクチャーをしてくれる。戯曲の参考のため図書館で借りた「市会議員になるには」という本を見つけて一瞬家族が動揺する。資料だってば。そういや二十代半ばの頃、某党がC市の市議選に出ろと持ちかけてきたことがあった。
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最近映画館に行ったかと聞かれたが、

2008-10-10 | Weblog
数は少ない。伊丹のシネコンで深夜飛び込みで観た『ウォンテッド』のベクマンベトフ監督はロシア映画『ナイト・ウォッチ』を三年前ベルリンのシネコンで唯一「英語字幕付き」だったからという理由で観ている。予備知識なしに観るのは結構面白い。二作はかなり共通点あり。映画はCG合戦時代だが、クローネンバーグの『イースタン・プロミス』はローテクゆえ香り立つ映画らしい映画で、満足。
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風のガーデン

2008-10-09 | Weblog
倉本聰さん新作。一気にシナリオを読む。作者は命がけで書いている、という人がいてもおかしくない。『スペース・ターミナル・ケア』と相似した題材だけに、思うところいろいろ。シナリオと戯曲の違いも、あらためて体感。作者が「富良野」に依存していないことにも泣かされる。緒形拳さん、これが遺作というのはできすぎだよ。石田えりも『阿部定と睦夫』に負けない適役。観るのが怖いな。
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十年前

2008-10-08 | Weblog
緒形拳さんは、串田和美さんの誘いで、拙作『くじらの墓標』ゲートシアター版準備を兼ねたロンドンのワークショップに参加されていた。「時間が空いたからって温泉なんか行くより、こういうのがいいね。六十過ぎてんのに我ながら、ね」と微笑んでおられた。即興エチュードがバイオレントで面白かった。振り返ると、『復讐するは我にあり』『鬼畜』等、他の俳優が演じるのを想像できない。
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月曜日

2008-10-07 | Weblog
週明けだけあって、朝早くからいろいろ連絡が多い。仕事が追いつかない。午後、ある仕事で参考になるかと思って映画『闇の子供たち』を観る。ずいぶん苦労して撮ったのだろうと頭が下がるが、あの決着の付け方はどうなのだろう。紀伊國屋ホールへ行くが、今日まで来ているはずの栗山さんがいない。『スペース・ターミナル・ケア』戯曲は来月発売の悲劇喜劇誌に載る予定。
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日曜日だというのに

2008-10-06 | Weblog
昼飯にスパゲティを作ってやろうと待ちかまえていたら、模試を終えた息子はマックでハンバーガーセットを買って帰ってくる。私が家にいるとは想像していなかったのだ。すまない。夕方劇団員と個人的に話す。夜は阿佐ヶ谷で劇団の向井孝成が出ている黒色奇譚カナリア派を観る。主宰赤澤ムックは私に懐いたことがあるとプロフィールに書いてあるので仕方なく指導する。
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ガルシア・マルケス会議と初日

2008-10-05 | Weblog
朝からセルバンテス文化センターにて第一回ガルシア=マルケス会議。四年前『エレンディラ』戯曲執筆のためコロンビア取材をしたが、それを聞いたマルケスは私がグアヒラ地方を気に入ったかどうか気にしていたという。全体に話が延び、慌てて紀伊国屋初日へ。ほぼ満席。構想開始から二年近くの道程だった。俳優達はコミュニケーションについて互いに問い直すべき部分がある。
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紀伊國屋ホールでのゲネプロ

2008-10-04 | Weblog
日中は机に向かい、夕方から『スペース・ターミナル・ケア』ゲネ。松井るみさんの装置、勝柴次朗さんの照明、さすがのビジュアル。その空間で栗山演出がさらに厳しく俳優たちを追い込み、上昇気流が働いているようだ。終了後、加藤剛さんの激賞を受ける。そうだ。俳優座なのだ。るみさんとあれこれ話す。1980年夏、彼女の関わった学生演劇を私はたまたま観ている。
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もう十月だなんて

2008-10-03 | Weblog
午前中から演出者協会理事会。新国立劇場芸術監督問題で巷がとやかく言う鵜山仁、宮田慶子両氏もふつうに同席。世間は誤解している。二人の間に確執などないし、そもそもここのメンバーは職能団体の一員としての自覚は深いのだ。スズナリで東京乾電池・加藤君の新作マチネ。夜は雑誌「T」の企画で巽孝之・荻野アンナ両氏と。アンナさんと一瞬の駄洒落合戦。
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新宿ゴールデン街

2008-10-02 | Weblog
日中は机に向い、夜はもうすぐなくなるというシアター・トップスで、「今回がんばっている」と一部から薦められ毛皮族を観る。がんばっているのだろう。どういう方向に進みたいのだろうか。その後久しぶりにゴールデン街「G」へ。長いつきあい。しっかり生きている人がやっている店。半年に一度くらい来るが、なんとなく気合いを入れて帰るようなときがある。
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六本木

2008-10-01 | Weblog
『スペース・ターミナル・ケア』通しを観るため、また六本木へ。二日前より良くなっている所もあるが、まだまだ俳優の自覚がなければ変わらない部分も多い。がんばってほしい。栗山民也演出の劇場に行ってからのハンドリングが楽しみだ。終了後、栗山さんと長時間いろいろなことを話す。新国立劇場のことも。
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