但馬のお地蔵さん

2018年03月20日 | 但馬ってこんなところ
       出石場ニの丸広場への坂道 


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成29年 第12回但馬検定(1級)問題より

【80】朝来市山東町の遠阪峠にあるお地蔵さんをはじめ、但馬地蔵巡礼66ヵ所
のお地蔵さんは、何と呼ばれているでしょうか。



 昔々、大昔のことです。但馬は一面の泥海で、人々はとても難儀をしていました。

粟鹿明神はじめ但馬五社の神々が集まり、力を合わせて瀬戸の岩を切り開いて、

泥水を日本海に流しました。但馬の地は人の住めるようになりました。

ところが、乾ききらない土地も残ります。神々は見国岳と呼ばれた粟鹿山の頂上

に集まり、乾ききらない但馬の土地を眺めます。但馬全域に大きな梵の字を書き、

66ヶ所の要地に「地がため地蔵」をお祀りしました。その一番手前が遠坂峠の柴

にあるお地蔵さんです。66ヵ所のお地蔵さんは、但馬地蔵巡礼66ヵ所と呼ばれ

ている「地がため地蔵」なのです。答えは  【地がため地蔵】  です。


ここまでが、平成29年 第12回但馬検定の問題でした。問題は3級100問、
2級80問、1級80問の260問ですが、問題は内容が同じでダブっているもの
を除きましたから、その数およそ170なのです。明日からは平成28年 第11
回但馬検定の問題となります。

ちなみに平成28年 第11回但馬検定の問題も260問ありますが、これもダブ
っているものやトピックスで時期を逸しているものを除いていきますから、ブログ
に載せるものは約130となります。そんなふうに平成18年 第1回但馬検定ま
での問題を載せてまいります。その数はおよそ1,000となる予定です。


『若乃花』

 じいちゃんが小学5年生のころ、昭和30年に入った頃かな。大相撲は栃錦、若

乃花の全盛期だったの。どちらの横綱も強かったけれど、「土俵の鬼」と呼ばれた

若乃花の気迫ある取り組みはすごかったね。ラジオから聞こえる大相撲の中継は、

千秋楽の栃若の優勝決定戦は日本中の大相撲ファンを熱狂させたね。「ワーワー」

の大歓声の中、粘りに粘った大相撲は若乃花の土俵に足が吸いつけられたような粘

り腰の取り組みに沸いたね。

子供のファンも若乃花の方が多かったかな。メンコも若乃花の顔の方が人気があっ

て取り合いになったもんだね。若乃花の弟が先代の貴乃花、その子供が三代目若乃

花ともう一人は貴乃花なんよ。もう一人の貴乃花はいろいろ相撲協会ともめてるあ

の貴乃花親方なんよ。じいちゃんなんか、子供のころから70過ぎた今になるまで、

若乃花だ~、貴乃花だ~、そしてまた若乃花だ~貴乃花だ~と、60年以上その名

前を聞いていることになるんよ。昔も今も一緒だね。