但馬の前方後円墳

2018年03月31日 | 但馬の古墳
        姫路城を望む姫路駅前の大道り


(但馬ふるさとづくり協会転載許可済)
平成28年 第11回但馬検定(3級)問題より

【25】5世紀前半に作られた但馬最大の大型前方後円墳で、県下で第4番目の規模
を誇るのは、どの古墳でしょうか。

(a)池田古墳     (b)森尾古墳     (c)船宮古墳    (d)二方古墳



 質問に出てくる古墳の特徴を調べます。(a)の朝来市和田山町平野にある池田

(いけだ)古墳は5世紀前半のもので、墳丘全長135m、前方部幅約71m、

後円部径約76m、周濠を含めると全長160mの前方後円墳です。

(b)の豊岡市森尾にある森尾(もりお)古墳は4世紀前半のもので、出土した

三角縁神獣鏡がとても珍しいものなのです。

(c)の朝来市桑市にある船宮(ふなのみや)古墳は5世紀後半のものです。全

長約90mの大きさの前方後円墳で、埴輪が多く出土し日本最古の牛形埴輪片が

採集されています。牛をかたどった埴輪の出土は全国で3例目という珍しいもの

です。

(d)の新温泉町福富にある二方(ふたかた)古墳は6世紀後半のもので、直径

10m前後の円墳です。左右に縄掛け突起をもつ長持型石棺や、須恵器の坏(つ

き)・堤瓶(ていへい)・人骨・金環が出土しています。(a)~(d)を見て

みますと、但馬最大の前方後円墳は池田古墳となります。答えは(a)の池田古

墳です。


『豆腐屋さん』

 「ト~フ~、ト~フ~」と、ゴムのラッパを鳴らして「豆腐屋さん」がやって来

たんよ。じいちゃんの子供のころは、物売りの行商のおばちゃんおじちゃんがいろ

いろやって来たの。

津居山からは魚売りの「フジさん」言うおばさんが、リヤカーを引いてやって来た

な。八代の「ナカムラさん」は、「生きのいい魚あるよ。セリに出ていた野菜だっ

てなんだってあるよ」と、車の中は魚以外も日用品いっぱいの行商してたね。久美

浜の方からは「天橋立アサリガイ。栄養たっぷりアサリガイ」と大きな声で、アサ

リ貝の行商もやって来たし、「ト~フ~、ト~フ~」と、自転車に乗って豊岡から

来る「Aおじさん」も元気だったね。

とにかく、「ト~フ~」・・・・「あまのはしだて、アサリガイ」・・・・「今日

はええ魚あがったよ」・・・・と、のどかな田舎に、行商のおばちゃんの声がはず

んでいたこと、懐かしくほんわか思い出すね。昔は元気な行商の声が響いていたね。