己を知るは、易きに似て難し

2010年03月17日 | 私の思い
(豊岡の街の全但バス、やりますね~、カバンに化けて走ります)


豊岡駅前で信号待ちのその瞬間、前から来る全但バスにビックリします。
大型の乗り合いバスが、豊岡特産品のカバンに化けて走ります。
運転席から急いで撮った写真(私はいつも携帯電話のカメラ)なので、ちょっぴり明るく撮れていますが、ほんとは暗めの渋い柄、
「かばんのまち豊岡」の文字や、カバンの縫い目やチャック等は、よ~く描けていますが色が暗過ぎますね怖いです。
小型のかわいい「小バス」のように、もう少しカラフルなカバンがいい感じ、でも豊岡カバンの宣伝のため、一生懸命な姿がいいですね。

昨日16日には、衆院で「子ども手当」と「高校無償化」が通過しましたね、
もう、ほって置いても参院を通過し月内成立、6月から支給になりますね。
街の奥さんの声をテレビでしてましたが、「直接、保育料の負担や保育園や保母さんの拡充する方が大切だわ」と問題大きすぎる支給方法、ずっとまともな意見を聞いてて、本当にこんな制度をスタートしていいのかなと、不安一杯の感じです。
高校無償化にしたって同じ事、ほんとに払えない家庭に限定すればいいものを、ばらまき過ぎる気がします。
恒久財源を必要とし一旦始めると止めるわけいかない恒久制度を、こんなに易々と決めていいのですかね?、
少子化対策なら、そもそも結婚も子供も作れない非正規社員の増加の心配をするほうが先かな?、
精神的にも良くない、「支給する支給する、お恵み制度」、破滅する前夜の散財のようなばらまきしてて本当にいいのかな?、
日本の将来に、大きな禍根を残すかもしれない「後戻りできない制度」が、いよいよ出現するそんな時、自民党の皆さん、おかしいですね。
採決本会議のその場所で、離党の鳩山(邦夫)さんが与謝野さんをつかまえて、なにやらコソコソ話してる、テレビに新聞に大写し、
そんな事をしているヒマないでしょ自民党、もっと真剣に、民主党の繰り出す破滅的な政策の、対案一つでも考える方が先のような気がします。

佐藤一斎の言志四録の晩録に、こんな言葉が出ています。
言志晩録・第103条に、
「彼を知り己を知れば、百戦百勝す。彼を知るは、難きに似て易く、己を知るは、易きに似て難し。」です。
孫子の兵法に云うところの、「彼を知り、己を知れば百戦殆(あやう)からず」と云う通り、
敵の弱点(敵情)を知ることは、難しそうで案外やさしいが、味方の弱点(内実)を知ることは、やさしいようでとても難しい。と云っています。
自民党の皆さん、鳩山政権半年で、支持率急降下のここに至っても党内ガタガタどうしたのですか、
こんなチャンスが目の前にあっても分からないのですかね。
本当に、底の底まで落ちていくつもりなのですか、見てて呆れてしまいます。

気が付いたら録画内臓液晶テレビ

2010年03月16日 | お客さん宅で
(HDDに、BDに、さらにDVDにも録画できます、液晶REAL)


虹ノ街区の会計さんはKさんです。
『Kさんこんにちは、今年から会計ご苦労さまです。先日修理しました防犯灯の代金、請求書をお持ちいたしました』と、玄関で奥さんに渡します。
Kさんは、今までお買い上げのご縁がありませんでしたが、「電気屋さん、うちの玄関ちょっと暗いでしょう」の会話から始まって、「任せるから明るくしてよ」と、照明器具のご注文なのです。
本日はその器具の取り付け作業、古い器具を外すとクロスが張ってない、新しい器具の吊り下げでは地が見えてしまう、ホワイトのクロスを取りに帰ります。
Kさんの奥さん、ずっと作業を見ていて「えらい丁寧に仕上げていただき、こんなに安くていいですか」、
『よろしいですよ、長いコードも切断しなおし、スカッと付いてよかったですね』と、奥さんの心をガッチリ掴みます。

隣のおうちはIさんなのです。
Iさんもあまりご縁がありませんでした。ところが今日はどうしたことか、「電気屋さん、Kさんちにテレビでも付けてたの?」と、話しかけますニコニコと、
『いえいえ、Kさんちへは玄関の照明工事です。テレビはこれからのお楽しみ』、
Iさんは「うちのテレビ映り悪いので相談したいの、終わったら来てよ」と呼び止めますね、えっ、ほんと、ありがたい事です、今日は素晴らしい。それからが商売の極意満開のお話なのです、凄いです。

Iさんは量販店のチラシの束を出して、「B大型店のこのアクオス32型、超特価で〇〇〇〇円、アトムさんならできますね、うちは32型のこの安いので十分、上等はいらんよ」と、生産完了機種のアクオス見ながら、ポンとお話始めます。
『今はね、今よ~く売れてるテレビはね、ちょっと高くてもLEDのアクオスよ、それともちょっと大き目の40型が普通なのよ、それとも録画できるブルーレイアクオスよ』と、丁寧に丁寧に説明から始めます。
液晶とプラズマの違いはどうなの?、アンテナはどうするの?、使ってるビデオはどうなるの?、と次から次へと質問が続き、それにも丁寧説明延々と、
「先日のアトムの放送見て、アトムのことよ~く判った。素晴らしい仕組みだ、日本一だ、後々の面倒見考えたらた、少しくらい高くても街の電気屋さんから買った方が安心だ」と、褒めたりされながら話が続きます。
奥さんが「やっぱりキレイに録画もしたいわ」、主人は「僕は巨人の大ファン、CS放送の日テレGを見たいのだ」、
『そうですね、こんなに簡単録画だったのとビックリしますよ』、『BSアンテナ付けましょう、CS放送もバッチリ映りますよ』、説明すると次々希望がドンドン変わります。
『当店は、テレビをお買い上げいただくとネットの接続もおすすめしてます、お任せください。大型店には出来ない、小まめなサービスいたします』、
そんな事を話しに話をしている内に、
BSアンテナ取り付けて、BDもHDDも内臓で、首もオートターンの三菱REAL(リアル)に決まります。
『エ~イ、台はサービスしときます』、『アトムの名物、うまいもの市・今月は博多のラーメン、ド~ンと付けますド~ンとね』、
Iさんの、「うちは一番安いアクオスでいいの、B大型店の価格でほしい」が、
気が付いたら一番上等の録画機能、それもBD、HDD内蔵の液晶テレビになりました。
ああ、初めてのお客様でも、いつかは街の電気屋さんから買いたいと思ってたIさんは、ほんとにほんとにいい人ですね、感謝感激いたします。

池の島は、亀の形に見えるでしょう

2010年03月15日 | ふるさとの話
(浄土真宗本願寺派・玉谷山 光顯寺)


『こんにちは~、このお寺の前を何十回となく通り過ぎながら、初めて入らせていただきました』と、お寺の奥さんに挨拶しながら、名刺とアトム特選品カタログを手渡しいたします。
実は二日前、知り合いのIさんから突然電話がありました。
「DVDの接続と設定が出来ないの、今、八代の光顯(こうけん)寺に居るけれど診てもらえませんか」と、即刻、息子が駆けつけてテキパキ点検、設定をして帰ります。
息子が云うには、「早速駆けつけお寺のご主人喜んでおられたよ。よろしいですと云うのに余分に代金いただくし、まあ立派な構えのお寺なんでいっぺん見学させてもらったら」と感心して話します。

日高町八代にあるこのお寺は、いつも前を通りながら今までご縁がなく中に入った事はありませんでした。
本日ご挨拶に伺うと、これも奇縁かな、寺の入り口でYさん家族と遭遇します。
Yさんは当店のお客様、光顯寺は奥さんの実家のお寺、今日はお参りのご様子です。
「まあ、電気屋さんとここでバッタリ会うなんて、一緒にお寺を見せてもらいましょう」なんて挨拶しながら入ります。
立派な山門潜り抜け、大きな本堂正面に、車で走って見るよりも大きく見えます立派です。
庫裏の玄関で奥さん挨拶、「一昨日は、すぐに来ていただきDVD使えるように、ありがとうございました」、
『素晴らしい庭を見学させてください』、
「どうぞ、どうぞ、本堂の鶴の絵も見てくださいね」とニコニコ案内、さっそく本堂に向かいます。

本堂がまた凄く荘厳で立派、正面奥の左右両翼に巨大な壁画が二面、「鶴」を描いた作品なのです。
円山応挙で有名な円山派の絵師の作、40羽余りの鶴が雪原に遊び羽ばたく、素晴らしい絵です。
その隣には、江戸期の狩野派絵師による「花鳥図」の屏風、別のところには、当寺のずっと先代が描かれたと云う水墨画六面、このお寺は何と立派な物がある事やら感心いたします。
庭に案内されて、「あの島の形、亀に見えるでしょう。この池は“心”の字の形に作られてます。亀さんの島は“心”の点になるのです」と解説されます。
庭は、江戸末期に壇家さんたちが力を合わせて素人ながら造った立派な物、地割りの美しさが一際目を引く、池泉(ちせん)観賞式庭園としてとても有名なものだそうです。
そんな立派なお寺を、初めて訪問してしまいました。

褒めるが勝ち・その8 殿様の気分ですね

2010年03月14日 | お客さん宅で
(見事に咲いた、しだれ紅梅の花)


昨日テレビをお買い上げのYさん宅に、エコポイント申請用紙を届けます。
留守番の奥さんに、『ハイ、全部記入しておきましたよ。昨日ご主人に署名とハンコもらったし、コピーや領収証も貼りました』、
『Yさんご希望のバリューの商品券にしましたよ、切手も貼った封筒用意しましたから、ハイ、入れて出しますよ』と、丁寧に説明いたします。
今日の天気は快晴・春日和、とっても気持ち良いYさんの庭先、見事なしだれの梅の花、四方に枝を広げて満開でした。
『見事なしだれの紅梅ですね。珍しいもの見せてもらいました、凄いですね』と話します。
奥さんは、「一週間ほど前ならもっと紅色鮮やかでした。花の色がちょっと薄くなったのよ」、
Yさん宅はほんのちょっとぴり小高い屋敷、そこにご主人がお帰りなのです。
『ここに立って下を眺めると家々がずっと広がり、天気も良いし殿様の気分ですね』、
「そうですか」、
「それより、電気屋さんが取り付けたアンテナ良くって、テレビがよ~く映るようになりました」、「本当に良かったです」、初めて買った電気屋さんをとっても褒める言葉です。
Yさんを紹介していただいたNさんも、取り付けていたアンテナ見て、「凄いアンテナ、違いますね」、
街の電気屋、褒めるが勝ちの毎日ですが、案外お客様も電気屋を褒めますね、
何か見つけて褒めますね。

テレビって、よ~く聞いているのですよ

2010年03月13日 | お客さん宅で
(Hさんのテレビはキレイに映っています)


『こんにちは~、Hさ~んお待たせしました。えらい遅くなりまして~』と、大きな声で挨拶しながら玄関に入ります。
夕刻4時ごろに配達の約束が、初めてお買い上げの日高町Yさんのテレビとアンテナ工事、想定以上に時間をとられ30分ばかりの遅刻です。
日高からHさんの城崎までは30分くらいは掛かります。
いつも反省しますね、ちょっと固めに時間を約束して、早めにお伺いしなければなりませんね。

『Hさん、いつもありがとうございます。今日は奥様用の新型テレビをご購入、去年から何台も買っていただきありがとうございます』、
『アトムの“うまいもの市”も付けますよ、今日近鉄百貨店から届きました』と、博多のラーメンを渡します。
「えっ~、こんなの貰えるの、安いテレビでこんなの頂いて悪いね」と、Hさんは恐縮します。
『いや、いや、特別特別、Hさんには特別ですよ。ほかの人に云わんといてね」と手渡しながら、二人でニコニコいたします。
一つ買い始めると妙に次から次へと買うものが出てきて、買い続くお客様ってありますね。
良い意味の、「バランスが崩れる」と表現していますが、Hさんは凄いです。
去年と今年の一年3ヶ月だけの間に、液晶テレビが次から次へと4台目、その合間にエアコンが壊れて2台も交換、なのにたまたまパソコンがやりたいと言い出し買ってしまいましたプリンターとセットで、
冷凍庫だ、照明だと一年の内に偶然でしょうがバランスが崩れてしまいました。Hさんのお宅、本当に珍しいケースです。

奥様用の19型ビエラ、『きれいですよ、はい完璧・設置できました』と説明し、ご主人にこんなお話しいたします。
『茶の間のアクオス、どえらい綺麗に映ってますね』、『この液晶、最高級のアクオスなのです。最高の映りしてますね』、
Hさん、「電気屋さんは自分が売った品物はいつもいつも“綺麗”、“すごい”と褒めてばっかりしてますね」と呆れます。
『いや~、テレビって耳が付いているのですよ、家の者が喋っていること耳を澄ましてよ~く聞いているのです』、
『テレビに限らず電気製品って、“いいね、いいね”と褒めてやると喜んで頑張って働くのですよ、ほんとなんです間違いないです』、
『“安物だった~”、“値段が高かった~”、“ああだ、こうだ”と、テレビの前で言ってご覧、機嫌損ねてすぐ壊れるよ、これもほんと、電気屋さんが云うことほんとです』、

『ところでクロスワードクイズで出来てますか』、
「そんなのどっかに放った、もうあれへんよ」と返事です。
そこに奥さん喋ります。
「あんた、クイズしとったやないの、全部出来なかって捨てたと違うの?」、
私は、『ちょっと難しすぎてすみません。ちょっと呼んでいただければ一緒に解いてラッキープレゼント差し上げたのに』、
Hさん、ニコニコしながら「博多のラーメンの方がよっぽど高いのに、ラッキープレゼントいいですよ」、
ワイワイガヤガヤ、冗談言いつつ喋りすぎます。エコポイント用紙の記入がなかなか進みませんね。

菅村駅一さんの、小学校の先生

2010年03月12日 | ふるさとの話
(菅村駅一さん著、「続・匂うふるさと」の本)


「ひと月遅れの父の命日、3人連れでお参りに来たよ~」と、加古川の姉が西宮の姉夫婦と一緒にやってきました。
「ブログ、いつも夜遅く書いているやないの」、「昼間は忙しいし、体に気をつけなあかんよ」と、毎度の注意です。
『Yちゃん(姉の娘)が、いつもブログを印刷して姉さんや西宮にも届けてるって大変だね、姉さんたちの携帯でも見られるように出来るよ』と、携帯電話に設定します。
「この歳になってパソコンは無理、でも便利だね携帯で見られるの、教えてもらっても帰ったらコロッと忘れてるかも?」と笑います。

姉たちが来ると、妙に昔の父母を思い出します。
母が、同級生の菅村駅一さんから頂いた、「匂うふるさと」を開いて読みました。素晴らしいふるさとの全てを書き著された大作、「匂うふるさと」シリーズの一冊です。
その中の、菅村駅一さんの小学校時代(大正時代)、先生の思い出の一節です。
ちょっとしんみりした良いお話、その一部をそのまま紹介します。

「・・・・・・。高等科一年生の先生は、友田謙三といいました。私たちが、この先生に教わったのは、たった半年でしたが、この短い間に受けた先生の印象は、大きく深いものでした。
友田先生が受け持ちに決まって、初めて教室にこられた時間でした。名簿を読み終わると、
『見ず知らずの君たちと、はからずもきょうから、師弟のよしみを結ぶことになったのは、目に見えない不思議な縁です。君たちの顔が、一人として同じでないように、個性もそれぞれ異なっていますが、心は太陽に向かって伸びる若芽のように、みな一つの目的に盛り上がる力を持って、伸びようとしています。私は、その証拠である君たちの元気な顔を見て、うれしく思います。』、
やわらかに光った目をまばたきながら、底力のある声で言いました。この日から私たちの心は、温かな先生の心と、日に日にとけ合っていきました。

それが、9月のある日のこと、突然、先生からこの学校をやめるという、悲しい話を聞かされました。私たちは、思いがけないことだけに、ただうつむいているだけでした。先生はここから北に三里ほどはなれた田鶴野村の学校へ、急に変わられるのでした。・・・・・・・・
〝先生さようなら、先生さようなら”と口々に叫びながらだんだん遠くへ去って行かれる先生の幸福を、心に祈りました。・・・・・・・
一週間ほどたった日に、先生から、私たちにあてた手紙がとどきました。(やさしい文面の手紙です)・・・・・・
それから秋の遠足が来ました。私たちは、玄武洞を見学してから、友田先生のいられる、田鶴野校に立ち寄りました。“先生。”、“友田先生。”、親に会った子のように駆け寄って、先生の周りを取り巻きました。そして、先生の大きな手を、ぎゅ~っと握って離しませんでした。『先生、も一度私たちの学校へ、来てください。』、・・・・・・

それから、一年も過ぎてからのことでした。友田先生は、私たちの学校へ戻って来ないばかりか、永久に語ることも会うことも、できなくなりました。先生はその後、重い病気にかかり、とうとう、亡くなってしまったからです。・・・・・
私は、いいしれぬ無常感をいだいて家に帰ると、机にしまってある、この夏いただいた、先生からのハガキを、そっと出して見ました。・・・・・・
ペンで美しく書かれた文字を、繰り返し読みながら、さだめしこの便りも、苦しい病床で、したためられたであろうと思うと、涙が浮かんでくるのでした。・・・・・・・」。

菅村駅一さんも私の母も、生きていればもう100歳となります。

あと500日ですよ!!

2010年03月11日 | その他
(アトム特選品カタログも、デジタルテレビ満載です)


今日3月11日は何の日?、
アナログ放送が終了し、デジタル放送に完全移行する2011年(平成23年)7月24日のちょうど500日前になるのです。
何で中途半端な7月24日なのよと、よ~く質問聞きました。
それは電波法の改正案が国会を通過した日が平成13年7月23日、電波法施行令第245号において、電波法第12条に現行のアナログ電波の使用期限を10年後の平成23年7月24日と記載されたからなのですね。
電気屋やってまして、もう何年、もう何年とこんなに長くお客様にご説明することってあまりありません。
デジタル放送の片鱗もハイビジョンの姿さえも、全然体験できない頃から説明していましたね。
「物凄くきれいに映るって、電気屋さんが説明のデジタルテレビっていつ見れるの」、
『このテレビはハイビジョンを映すことは出来ます。でもBSデジタルチューナーで受信しないと体験できません。地上波(普通のチャンネル)のハイビジョンは、東京しかまだ映りませんね』、
そんな説明をしてました。
「田舎はデジタル放送いつ見れるのよ」、
『う~ん、なかなか順番来ませんね。せっかくの液晶テレビ、BSアンテナ付けてハイビジョン体験してよ』と待たせましたね。
そんな説明を延々としてきましたが、今ではほとんどのお客様にデジタルテレビをご購入、デジタル放送もご覧になって、次は二台目三台目ですね。
今では『ブラウン管のアナログテレビ、来年の7月24日にはそのままでは見られませんよ』と説明します。いよいよその日が目の前に迫ります。
とは言ってもまだ500日、いやあと500日しかないと言いましょうか、とうとう500日になりました。
アトム特選品カタログ開いても、毎号毎号「2011年7月24日まで、あと510日(平成22年3月1日現在)」なんて書いてお客さんにお知らせしてます、毎月ね。
そんな区切りの、「あと500日ですよ!!」の日、その日が本日でありました。

寺坂小学校の裏山の峠

2010年03月10日 | ふるさとの話
(豊岡市立寺坂小学校)


昨日、寺坂小学校へ用事で訪問いたします。
豊岡市立寺坂小学校は出石町寺坂にある学校、南面の地勢が日に良く照らされることから照ら坂の地名となり、そこから寺坂に転化したと云われる地区、もうちょっと走れば但東に至る出石の東の端に位置します。
学校と向かい合って消防署の建物、その間を立派な国道が走っています。
その昔はこんな立派な道はなかったでしょう。但馬は出石の城下から丹波路を経由して京に至る京街道、出石の城下を出てすぐの峠が「鯵山峠」、曲がりくねった細い道がこの学校の裏手のずっと奥を通っていました。

実はこの鯵山峠にも幕末の志士・桂小五郎のお話が残っています。
元治元年、京を逃れて久畑の関所を何とか通り過ごした桂小五郎、京街道を西に進み、但東から出石城下の入り口に当たる鯵山峠に差し掛かかり、ふもとの寺坂村に入ります。
旅人の往来も多くあった鯵山峠、日暮れを待つ間寺坂地内の茶屋で休息をしたのがその人桂小五郎と云われています。
その後、出石城下に潜伏し荒物屋に身を変え、城崎温泉の旅館「つたや」にも身を寄せたりして9カ月、愛人幾松が但馬に迎えにくるまでの但馬での潜伏生活です。
桂小五郎にとって峠に差し掛かる寺坂の茶屋で日暮れを待ったその時が、明治の大業へのスタート地点となったわけですね。

本気で壊す気でしょうか?

2010年03月09日 | 世相雑感
(本日真冬に逆戻り、桜の枝は雪まみれ、真っ白満開の、寒~い桜の並木道)


2月の下旬は春のような天気だったのに、この一週間は冷たい雨ばかり、とうとう今日は朝からずっと雪が舞い、真冬に逆戻りとなりました。
稲葉川の桜の木、枝は雪まみれ、真っ白満開の寒~い寒い桜の並木道、3日も前に啓蟄でゴソゴソ這い出す虫達も、さぞかしビックリしてるかな?

それよりビックリたまげます。ごそごそ這い出すいや~な感じのニュースです。
とうとうここまでやるのかと、日米同盟本当に本気で壊す気でしょうか?、そんな気になる内容でした。
岡田外相、就任以来いたく熱心なことが、アメリカの日本への核持ち込みに関する「密約」の調査、本日、調査・検証委員会の報告がニュースです。

広義の「密約」だ、狭義の「密約」だと検証作業、「安保改定時の核持ち込みの密約」だ、「半島有事の際の戦闘行動の密約」だ、「沖縄返還時の核持ち込みの密約」だ、「沖縄返還時の原状回復補償費の密約」だと、何か鬼の首でも取ったような報告ですね。
秘密にしてこそ役立つこともあり、その時の責任者の苦渋の決断だったかも知れぬことを、どうしてこうもご熱心に暴いて、何の得があるのでしょうか?。

鳩山内閣発足以来、次から次へと繰り出すいや~なニュースが続きます。
「オバマさんが、いつまでも辛抱してくれますか」と云う心配や、日米同盟が本当に壊れる日が来るかもしれない心配や、日米同盟が消えてなくなり後悔する日の心配が、現実味を帯びてきましたね。
昭和15年2月2日の反軍演説、斉藤隆夫の心の叫びにこんな一文ありますね。
「いやしくも国家の運命を担うて立つところの実際政治家たる者は、ただ徒に理想に囚わるることなく、国家競争の現実に即して国策を立つるにあらざれば、国家の将来を誤ることがあるのであります。現実に即せざるところの国策は真の国策にあらずして、一種の空想であります。・・・・・・・・」と、
わが故郷の偉大な政治家、斉藤隆夫70年前の叫びは、今に通じる感がいたします。

ふるさとの、山に向ひて・・・・・

2010年03月08日 | 私の思い
(西の蘇武岳、南の須留岐、東に太師、北は水生、ぐるりと山ばかり)


「ふるさとの、山に向ひて言うことなし、ふるさとの、山はありがたきかな」、
石川啄木ではありませんが、脳裡に刻み込まれたふるさとの山並み、姿、稜線、色合い、漂う香り、
ふるさとの山くらい郷愁に駆られ、なつかしく、やさしく、ありがたく、父にも母にも似た想いを抱かされるものはありませんね。
国府駅に降り立った帰省の頃、小高いプラットホームから見える南の須留岐山は、国府の郷をやさしく両手を広げ、包み込む母のように、西の蘇武や妙見の峰々は、雪をかぶった厳しい父のように、「お帰りなさい」と迎えてくれました。
車の時代、ふるさとに近づく宿南の堤防道路、すっくと立つ進美寺の峰を真正面に見て車を急ぐとき、『ああ、家に帰り着いたな~』とつくづく感じるものでした。
それくらい、山の姿は生まれ育ったふるさとの想いを込めたとても大切なものでした。
川の流れやまわりの姿は、30年も40年も経ちますと工事やなんやで結構姿を変えますね。
なので、浦島太郎でふるさとに帰るとしたならば、昔の姿は町並みにも川にも求めることは無理ですね。
でも、山はそうはまいりませんね。遠くから眺める姿はまず変わりませんね。不動の姿がありますね。
人は皆、その不動の父にも似た、どっしりした頼り甲斐のあることに魅せられるのですね、
私はそんな思いです。

くどくど何を云いたいかと申すのは、今の政治家、政治の世界、何にも動じない山のような、どっしりとした頼り甲斐のある、山や父のような思いが抱けませんね。
国の姿をどうしたいのか、そんな議論がなさ過ぎますね。外交政策一つを見ても、どしっとした山のような姿が見えません。
夫婦別姓だの、永住外国人への地方参政権付与だの、そんなことしてふるさとの永き善き習わしをぐちゃくちゃにするような事して、ふるさとの父なる山はどう思うかな、
何かもっと大切な、国民の心を一つに纏める話が先じゃないのかな、
山に向ひて恥ずかしいことないのかな、
このありがたき峰々に囲まれた、素晴らしい国を更にどうして磨かないのかな、
東西南北山の姿を拝んでいつも、思いは素晴らしいふるさと思うこと、素晴らしいふるさと集まる、素晴らしい日本思うこと、そんな思いをいたします。

梅の花、咲く頃・その2

2010年03月07日 | 季節(春)
(コウノトリ郷公園近く、大きな梅の木に白い花満開)


『ほんの少しです。集金させて頂きます』、
「あら~、すみません。パソコンの本の分ね、すみませ~ん」とニコニコ顔でお金を差し出しながら、Iさんの奥さんおっしゃいますね。
「あのパズル、答えは“とよおかし”でしょう」。
2月にお届けしたアトム特選品カタログに付けた、クロスワードパズルの答のことです。
『ピンポ~ン、正解ですよ』、
『今日は3月7日ですよ、もうとっくに締め切り過ぎました。2月中に聞いてたらラッキープレゼント差し上げたのに』、
『とっても多くの方に正解していただきました。3月号は難しくしましたよ、今度もバッチリ答えてね』と笑いながら、お金を受け取ります。

Iさん宅から帰り道、コウノトリ郷(さと)公園の前を通ります。
立派なお寺の塀の側、大きな梅の木の四方に伸びる枝一面に、白い花が満開でした。
もう9年にもなりますね、三つ年下の妹が病に倒れてとうとう他界、梅の花咲く頃でした。
天国に召される一週間前が、今から9年前の3月7日、
兄弟姉妹で一番頑健、しっかり体格の末っ子が、病におかされ床に伏せると悲しいですね。
病院のベッドの上で、「背中をさすって」の願いの妹に、さする感触、握りこぶしが並ぶような背骨に涙する兄でした。
思えば、更にずっとその昔、親父が病院で伏した時も最後の最後は、腫れた足をさすることばかり、最後の親孝行はそんなことしか出来ませんでした。
梅の花の咲く頃は、いつもいつも、いつまでも、思い出します妹のことを、最後はさすることしか出来ませんでしたね、とっても悲しいことでした。

ありゃ~、早くお届けしなくっちゃなりません

2010年03月06日 | 店内外の話
(「アトムのでんきや便り」3月号の中身を読んでて気が付いた)


毎月28日頃に「アトム特選品カタログ」が本部から届きます。
3月はどんなテーマを書こうかな?、春3月、お客様訪問はどんなイメージになるのかな?、
年間を通じて書き込んでる予定表にも目配りしながら、25日頃から原稿作り、
「アトム特選品カタログ」の到着にあわせて、お届けセットが完成します。

今月の、「アトムのでんきや便り」の内容は、
一つに、花粉症にお悩みのお客様へ、加湿空気清浄機のご案内です。
一つに、想定外の大好評!「パソコン修理します」の国道向けての手作り看板、どこに持って行ったら修理してもらえるか、分からない方へのアピール大好評のお話、
もう一つは、都会に進学する息子さん娘さんへのご案内、
『この春、地元を離れて新生活が始まる皆様へ』、『新生活の電気の不安、全部まとめてお任せください』、『購入相談から設置・接続・設定まで、全国のアトム電器が全力で皆様をサポート致します』と書きました。

2月はちょっと短い28日で終わりです。なので2月中には配れませんでした。
3月もあっという間に一日一日過ぎる、忙しすぎて配れませんね。
いつもの通りにのんびり配れば、あっという間に月半ばになる筈、のんびりしてたらいけません。
本日、中身を読んでて気が付いた、新生活の準備はとっくに進行中です。配っていては遅すぎる、
そうだ、残りは一気にお届けメール便に頼もうと、封をします、シールも貼ります、急ぎます。
引き取り電話を掛けまして、すぐ駆けつけたクロネコのお兄さんに、『一日も早く頼みます』と渡します。

片手でスッと・・・・

2010年03月05日 | お客さん宅で
(100インチもあるのに片手でスッと引き出せます)


本日、町の小ホールに新型プロジェクターを納めます。
投影して映しだすスクリーンはワイド型の100インチ、なかなか迫力のある大きさです。
ホールは奥行きがある細長な部屋、なのでどんなに大きなスクリーンでも大き過ぎる事はありません。でも予算もあります。自立式のスクリーンでは100インチが最大寸法なのです。
最終点検の為店で実写し大きさを実感いたします。
持ち込んだステージの上で、片手でスッと軽く引き出し簡単設置、スクリーンはどの位置でも止まり高さも自由、本当によく出来た商品ですね。
新型プロジェクターはコンパクトでありながら、とっても明るい優れ物、冷却ファンの送風音もほとんど聞こえぬ静かな運転、随分進化してます凄いです。
スクリーンの中心からずっと外れた斜めから、スクリーンに投影しても画面は歪まずタテヨコ自動補正でピッタリキレイ、
フォーカスも自動調整の「簡単セットアップ」のボタンを押すだけ、どうして斜めの投影がこんなに真四角映るの凄いです。
BDソフトならほんとに綺麗、DVDでもとっても綺麗、サンプルの映画を映してテストと説明いたします。
ホールにあったアンプを通して音声はスピーカーから出します大音響、ホールはまるで映画館になります素晴らしい。

玄さんの眉は、怒り顔にもベソ顔にもなるのよ

2010年03月04日 | ふるさとの話
(コピー機の傍にどっかと座ってる玄さん人形)


カメラ屋さんでコピーをします。
コピー機の傍には、コウノトリ人形と「玄さん」人形が並んで置いてありますね。
お店の女性に、『この「玄さん」人形、えらい上手に作ってますね』と尋ねます。
豊岡市のキャラクターとして昨年11月に登場して以来、物凄い人気であちらでもこちらでも取り上げられています、コテコテ親父の「玄さん」なのです。
「玄さん」の写真を切り抜いて、厚さ5cmくらいの貯金箱に仕上げた作品なのです。
カメラ屋さんが作ったのかと思い、尋ねてみましたが、「この貯金箱は知り合いの方から貰ったのよ、よ~く出来てるでしょう」、
「ほれ、「玄さん」の眉はピクピクと上下に動かせられるのよ、ピンと吊り上げると怒り顔、下げると情けないベソ顔になるでしょう」と、眉を上下に動かして見せてくれます。
カチンカチン石頭の「玄さん」も、眉一つの表情でこんなに変わるものかと感心します。
全国あちらにもこちらにも、ご当地キャラクターが何十何百と出現してますね。
大体どのキャラクターも、かわいい、やさしいが当たり前のキャラクター業界に、固た~い、コッテコテ親父顔の、ちっとも可愛くない、変り種の「玄さん」が殴り込みかけたような感じです。
出現以来たちまち大人気、「玄さんグッズ」もどんどん出来ます。勝手に人形使ったり、勝手にグッズを作ったり、勝手に楽しむ方も多いように聞きますね。
豊岡市の、近頃の最高傑作そんな「玄さん」のブームです。

牛乳、預かってきましたよ~

2010年03月03日 | お客さん宅で
(Nさん宅は県営住宅、廊下の電球外して洗う)


国府の駅前と云ってもわが街は田舎です。プラットホームがあるだけで、駅舎なんてものはありません。
駅の後ろと云いますか、西方面が裏正面、そこには田んぼしかありません。田んぼだらけの国府平野、ずっと先まで何んにもありませんね広いです。
正面の東側、駅前と云っても駐在所と道を挟んで一軒の民家、周りは田んぼや畑でスットントンにまわりが見渡せ広いです。
あとは、何とか駅前らしさを演じて頑張ってる商店が、Sさんの簡易郵便局なのです、人の出入りはありますね。
この3軒のみが国府駅前風景なのです、ほんとにとっても田舎です。
でも驚きますね、駅前から南に続く方向に立ってる高層住宅7階建てです立派です。
そう、県営住宅が新築なってから、田舎に突然現れた都会を感じる風景一点、田舎の駅前が余計に際立つ感じです。

ちっちゃな商店に立ち寄りSさんに、『ハイ、ご注文の電球ですよ』と渡します。
Sさんが、「県営住宅のNさんに蛍光灯持っていくのでしょう」と尋ねます。
『そうだよ、頼まれた蛍光灯今から行くよ』、何でそんなこと知ってるの、
Sさんはえらく何でも知ってます。
そうです、このちっちゃな簡易郵便局兼商店こそは街の情報センター、人の動きを何でも掴んでいます凄いです。
「Nさんは足が悪いでしょ、この牛乳ついでに持って行ってやってよ、お金は明日でいいって言っといて」、Sさん気安く電気屋さんに用事を頼みます。

ピンポ~ン、『Nさ~んこんにちは、牛乳預かってきましたよ~』と渡します。
それからが大変なのです、Nさん足が悪くて少し肥満気味、ちょっとの物も持てません。
「蛍光灯あそこに付けて、ナツメはあっち、こっちの分も点検してね」、
「そうそう、廊下の電球が汚れているから外してよ」、「ちょっと洗ってみるから待っててね」、「ハイッ、手が届かないから取り付けて」、
次から次へと、ここぞとばかりに用事を見つけてくれますね。
でもでも、簡易郵便局のSさんに電気屋さんを呼んでいること話しています。そうして牛乳運ばせて、なかなか皆さん街の電気屋うまい具合に使います。