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しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「了巷説百物語」  京極夏彦 

2024年11月16日 | 読書
「了巷説百物語」  京極夏彦   角川書店  下総国、佐倉藩の酒々井宿に、狐狩りを渡世にする稲荷藤兵衛(とうかとうべい)がいた。藤兵衛にはもうひとつ〈洞観屋〉と呼ばれていた。それは嘘を見破る事が出来るからだった。天保10年の暮れ、藤兵衛は藩士の山崎由良治から依頼を受ける。山崎は、百姓が生活の苦しさから子を間引いたり堕すことを政が悪いからだと考える。そして、今水野忠邦が老中首座になり、この国を良い方 . . . 本文を読む
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