しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「逆さの骨」  ジム・ケリー 

2019年03月26日 | 読書
「逆さの骨」  ジム・ケリー   創元推理文庫        Moon Tunnel        玉木亨・訳 イーリーの遺跡発掘現場で男の骸骨が発見された。 第二次世界大戦中に捕虜収容所だった場所で、人骨は脱出用トンネルにあったことから脱走兵だとおもわれたが、奇妙な点が見つかる。 その男はトンネルを収容所のなかにむかって這い進んでいたうえ、額を拳銃で打ち抜かれていたのだ。 さらに銀の燭台や高価 . . . 本文を読む
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「なのはな」 Studio Life 

2019年03月21日 | 観劇
「なのはな」   Studio Life   2019.2.27(水)~3.10(日)     東京芸術劇場シアターウエスト 原作 萩尾望都 脚本・演出 倉田淳 上演時間 60分 <物語> 阿部ナホは福島で暮らしている小学校6年生の女の子。 震災の津波でばーちゃんは行方不明のまま。 ナホの家は原発の近くだったので避難先へ移り住み、 祖父、両親、兄の家族5人で生活している。 ある日、ナホは夢の . . . 本文を読む
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「炎の色」  ピエール・ルメートル 

2019年03月17日 | 読書
「炎の色」  ピエール・ルメートル   ハヤカワ・ミステリ文庫    上・下巻  Couleurs de L’incendie    平岡敦・訳 1927年2月、パリ。 一大帝国を築いた実業家の葬儀が粛々と進んでいた。 しかし出棺のとき、思いがけない悲劇が起きる。 故人の孫、七歳のポールが三階の窓から落ちたのだ。 故人の長女マドレーヌは亡父の地位と財産を相続したものの、息子の看護に追われる日々を . . . 本文を読む
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「悪しき狼」 ネレ・ノイハウス

2019年03月10日 | 読書
「悪しき狼」 ネレ・ノイハウス   創元推理文庫      BOSER WOLF    酒寄進一・訳 2010年6月10日。 ホーフハイム刑事警察署のピア・キルヒホフが首席警部に昇進した日。 ピアが同窓会に参加している時、死体が発見されたと呼び出しがある。 マイン川で見つかった14歳~16歳くらいの少女の死体には、長期間にわたって虐待された痕があった。 ハンナ・ヘルツマンはテレビで人気のニュース . . . 本文を読む
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「血の雫」  相場英雄  

2019年03月08日 | 読書
「血の雫」  相場英雄   新潮社    田伏恵介刑事は1年半前にあった誘拐事件での失策から、心を病む。 その復帰後の最初の事件が中野区の裏路地で女性が刺殺されたものだった。 手掛かりが掴めないまま、杉並区でタクシーの運転手が刺殺され、同一の凶器が使われたと判明する。 そんな時、田伏は一課に異動になったばかりの長峰勝利巡査長と組まされる。 長峰はIT企業でエンジニアを務めていた経歴を持つ。 1年 . . . 本文を読む
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「刑事ファビアン・リスク 九つ目の墓」  ステファン・アーンヘム  

2019年03月03日 | 読書
「刑事ファビアン・リスク 九つ目の墓」  ステファン・アーンヘム  ハーパーBOOKS     DEN NIONDE GRAVEM        堤朝子・訳 1999年、イスラエルから宛名だけ書かれた手紙が風に乗って舞い上がる。 奇跡が起き、届くはずのなかった手紙は1年4カ月経って、スウェーデンに住むアイシャ・シャヒーンに届けられる。 2009年、スウェーデンの法務大臣のグリモスが議事堂から行 . . . 本文を読む
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「三鬼 三島屋変調百物語 四之続」  宮部みゆき

2019年03月01日 | 読書
「三鬼 三島屋変調百物語 四之続」  宮部みゆき   日本経済新聞出版社    江戸神田三島町にある袋物屋、三島屋。 主人伊兵衛の姪おちかが黒白の間で聴く不思議話の第四弾。 「迷いの旅籠」 小森村の小作人の13歳の娘おつぎが話す幽霊を見た話。 その村では、立春の前日に田圃の神様〈あかり様〉を迎える為の行灯祭を行う。 その年は、訳あって祭が禁止され、代わりにある家を行灯に見立てる事にする。 その . . . 本文を読む
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