「ドロシイ殺し」 小林泰三 東京創元社 創元クライム・クラブ
蜥蜴のビルは砂漠で干からびている所を通りかかったドロシイ達に助けられる。
そこはフェアリイランドで、ドロシイと案山子とブリキの樵ニック・チョッパーとライオンはオズの国のエメラルドの都に行く所だった。
ビルがアーヴァタールの井森が地球にいると話す、ドロシイも自分のアーヴァタールが地球に居ると言う。
ドロシイはビルをエメラルドの . . . 本文を読む
「クララ殺し」 小林泰三 東京創元社 創元クライム・クラブ
『不思議の国』に住む蜥蜴のビルは道に迷い、『ホフマン宇宙』の世界に行ってしまう。
ビルのアーヴァタールで地球に住む井森健は、『不思議の国』以外の夢を見て唖然とする。
その世界で出会ったのは車椅子の美少女クララと老人のドロッセルマイアー。
ドロッセルマイアーは、ビルに地球で会おうと言っていた。
井森は、その言葉通りに大学の門で車 . . . 本文を読む
「罪の声」 塩田武士 講談社文庫
京都でテーラーを営む曽根俊也。
自宅で見つけた古いカセットテープを再生すると、幼いころの自分の声が。
それは日本を震撼させた脅迫事件に使われた男児の声と、まったく同じものだった。
一方、大日新聞の記者、阿久津英士も、未解決の事件を追い始め―。
<文庫本裏カバーより>
どこかで書評を読んでいたはずだが、その内容はすっかり忘れて読み . . . 本文を読む
「訣別」 マイクル・コナリー 講談社文庫 上・下巻
THE WRONG SIDE OF GOODBYE 古沢嘉通・訳
ボッシュはロス市警時代の旧知の知人が本部長を務めるロス北郊のサンフェルナンドの市警察に誘われ、無給の嘱託刑事として勤務するようになっていた。
一方で取り直した免許により、私立探偵として個人的な仕事を受けていた。
ある日、85歳の大富豪ホイットニー・ヴァンスから . . . 本文を読む