しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「朽ちないサクラ」 柚木裕子

2024年08月31日 | 読書
「朽ちないサクラ」 柚木裕子   徳間書店   森口泉は米崎県警広報公聴課に勤める28歳。その米崎県警で問題が発生する。ストーカー被害を訴えていた女子大生、長岡愛梨がストーカーに殺される。両親が心配して、所轄の平井中央警察署に被害届を出そうとするが、なかなか受理して貰えず、弁護士をたてると言われやっと受理を決めるが受理期間を1週間引き延ばす。1週間後、受理した2日後に愛梨は殺害され、1週間早く受理 . . . 本文を読む
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「鏡の国」 岡崎琢磨 

2024年08月30日 | 読書
「鏡の国」 岡崎琢磨  PHP研究所  2063年8月。桜庭怜は叔母のミステリ作家、室見響子の担当編集者、勅使河原篤と叔母の遺作『鏡の国』に出版ついて、鎌倉の叔母の自宅で会っていた。65歳で亡くなった叔母の最後の2年、世話をしたのが桜庭で、資産や著作権を相続していたからだ。『鏡の国』は室見響子が小説家になる前に書いた習作で、ほぼノンフィクションだと言う。勅使河原は、この小説には違和感があり、削除さ . . . 本文を読む
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「蜘蛛の巣の罠」 ラーシュ・ケプレル

2024年08月28日 | 読書
「蜘蛛の巣の罠」 ラーシュ・ケプレル  扶桑社ミステリー   上・下巻  Spindeln                  品川亮・訳ユレック・ヴァルテルという凶悪な殺人鬼との闘いは、ヨーナ・リンナとサーガ・バウエルの捜査によって終止符が打たれた──はずだった。心に深い傷を負って療養するサーガのもとに、連続殺人をほのめかす絵葉書が届くまでは。「ヨーナを救えるのはきみしかいない」。その葉書をサーガ . . . 本文を読む
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「サドンデス」 相葉英雄

2024年08月24日 | 読書
「サドンデス」 相葉英雄  幻冬舎  大学生の高梨理子は母親と2人暮らしで金銭的に厳しく、ガールズバーでアルバイトをしていた。そんなある日、お客として来た女性ミカコから上を目指す為の転職を勧められる。ミカコはあるゲームのリクルーターで、理子はそのゲームが何か分からないまま、参加する。今の生活から脱出する為に。ラウンジに勤め、客から奢られる高級な食事や酒などをSNSにアップロードする。フォロワーも徐 . . . 本文を読む
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「可燃物」 米澤穂信 

2024年08月22日 | 読書
「可燃物」 米澤穂信  文藝春秋   群馬県警捜査一課葛警部が主人公の短編集。「崖の下」スキー場にスノーボードに来ていた30代の5人の仲間が遭難する。捜索隊が2人を転落したらしい崖の下に見つけた時、後東陵太は死亡して水野正は重傷だった。後東は頸動脈を刺されたことによる、失血死だった。犯人は一緒にいた水野だと思われたが、凶器が見つからなかった。重症の水野はその場を離れることは出来ず、第三者が現場に来 . . . 本文を読む
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「あなたが誰かを殺した」 東野圭吾

2024年08月21日 | 読書
「あなたが誰かを殺した」 東野圭吾  講談社  別荘が5軒が集まるある地で殺人事件が起こる。深夜に起きた事件で、15名の滞在者のうち、5人が亡くなり1人が怪我をする。その次の夜、ホテルで豪華な食事を終えた男が、従業員に自分が犯人だと言いテーブルに血の付いたナイフを置く。駆け付けた警官に逮捕された男は、桧川大志。東京在住で無職、28歳。生きている意味を感じないので死刑になりたい。殺す相手は誰でもよか . . . 本文を読む
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「スラン」  A・E・ヴァン・ヴォクト 

2024年08月19日 | 読書
「スラン」  A・E・ヴァン・ヴォクト   ハヤカワ文庫SF   SLAN                   浅倉久志・訳S(サミュエル)・ランが創造したと言われる新人類スランは高い知能と人の心を読める能力を持つ。胎児に手を加えたとして人類は怒り恐れ、スランを迫害し殲滅しようとする。9歳のスランのジョミー・クロスは、母親とひっそり暮らしていたが見つかり母親は射殺されるが、ジョミーは人間の老婆グラ . . . 本文を読む
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「誘拐犯」 シャルロッテ・リンク

2024年08月14日 | 読書
「誘拐犯」 シャルロッテ・リンク  創元推理文庫 上・下巻  DIE SUCHE             浅井晶子・訳ロンドン警視庁の孤独な刑事、ケイト・リンヴィルは、敏腕警部だった父の惨殺現場となった生家を貸し家にしていたが、家の処分を決意。宿を取った近くのB&Bの14歳の娘アメリーが行方不明になる。捜査にあたるのは、ケイトの父の事件の時と同じ地元警察のケイレブ・ヘイル警部だった。その頃、1年前 . . . 本文を読む
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「街角の書店 18の奇妙な物語」 フレドッリック・ブラウン、シャーリイ・ジャクスン他 

2024年08月13日 | 読書
「街角の書店 18の奇妙な物語」 フレドッリック・ブラウン、シャーリイ・ジャクスン他 創元推理文庫         中村融・編   江戸川乱歩の造語である〈奇妙な味〉とは、SFにもミステリにも分類不能な、異様な読後感を残す短編を指す。本書には、ひねりの利いたアイデアストーリーから一風変わった幻想譚まで、多様な味わいの18篇を収めた。おばあちゃんの買い物メモが人生の選択に迷う女性にもたらしたささやか . . . 本文を読む
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「死亡推定時刻」  光文社文庫

2024年08月10日 | 読書
「死亡推定時刻」  光文社文庫  朔立木     山梨県で地方の有力者の一人娘が誘拐される事件が起こった。警察の指示に従った結果、身代金の受け渡しは失敗。少女は死体となって発見された!県警は、遺留品に付いていた指紋から、無実の青年を逮捕。執拗な揺さぶりで自白に追い込んでしまう。有罪は確定してしまうのか?そして真犯人は?現役の法律家が描く、スリリングな冤罪ドラマの傑作!   <文庫本裏カバーより>冤 . . . 本文を読む
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