「ウサギ狩り人」 ラーシュ・ケプレル 扶桑社ミステリー 上・下巻
Kaninjagaren 古賀紅美・訳
ストックホルムの高級住宅街。
売春婦の目の前で客が撃ち殺された。
公安警察警部サーガが緊急出動するが、犯人はシリアのテロ集団と関わりのある男の名前を口にして、現場を立ち去ったあとだった。
唯一の目撃者を尋問すると、犯人の頬には長い髪の束のようなものが垂れ、被害者に童謡をきかせ、 . . . 本文を読む
「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」 東野圭吾 光文社
コロナの感染がある程度治まりつつある時。
東京に暮らす30歳の神尾真世は結婚を間近に控えていた。
真世は地元である中学の同窓会の出席を迷っていた。
小さな町で、中学の担任は真世の父親の栄一だったので、何となく気が重かった。
そんな時、警察より栄一が殺されたと連絡が入る。
1人暮らしだった栄一は、家の庭で死んでいるが発見される。
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「つけ狙う者」 ラーシュ・ケプレル 扶桑社ミステリー 上・下巻
STALKER 染田屋茂/下倉亮一・訳
国家警察の警部ヨーナ・リンナが姿を消してから8カ月――
彼の後任となったのは、 臨月間近のマルゴット・シルヴェルマン。
いま彼女が担当しているのは、独身女性の 連続惨殺事件だ。
どの被害者も残酷なまでに顔面を傷つけられていたのみならず、犯人は、犯行の直前に被害 . . . 本文を読む
「砂男」 ラーシュ・ケプレル 扶桑社ミステリー 上・下巻
SANDMANNEN 瑞木さやこ/鍋倉僚介・訳
ある激しい雪の夜、一人の男がストックホルム郊外の鉄道線路沿いで保護された。
それは、ベストセラー作家レイダルの13年前に行方不明になった息子ミカエルだった。
彼は、自分と妹フェリシアを誘拐した人物を「砂男」と呼んだ―。
当時、国家警察のヨーナ警部は捜査にあ . . . 本文を読む
「交霊」 ラーシュ・ケプレル ハヤカワ・ミステリ文庫 上・下巻8
ELDVITTNET 岩澤雅利/羽根由・訳
少女の死体はベッドに横たわっていた。
顔のほとんどがなくなっていて、ほとばしった血が部屋中を赤く染めている――
問題を抱えた少女たちのための自立支援ホームで、収容されていた少女が惨殺される事件が発生した。やがて収容者の一人ヴィッキーが姿を消していることが . . . 本文を読む
「契約」 ラーシュ・ケプレル ハヤカワ・ミステリ文庫 上・下巻
PAGANINIKONTRAKTET ヘレンハルメ美穂・訳
24歳のペネロペ・フェルナンデスはスウェーデン平和仲裁協会の会長を務める活動家。
スウェーデンは軍需品の製造と輸出が全面的に禁止されているが、戦略製品査察庁という機関が調査して、許可が下りれば輸出が可能なる。
ペネロペは軍需品製造会社の社長ポントゥス・サルマ . . . 本文を読む
「ラスプーチンの庭」 中山七里 角川書店
警視庁捜査一課の犬養隼人は娘の沙耶香は腎臓疾患で帝都大付属病院に長期入院している。
沙耶香は同じ中学生で、腎臓疾患で入院している庄野祐樹と仲良くしていた。
その祐樹が突然退院し自宅療養をすると言う。
そして、退院から1か月過ぎた頃、祐樹は死亡する。
沙耶香と一緒に祐樹の葬儀に参列した。
その時、犬養は参列者の後ろの方にいる人物は警察官だと気が付く。
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「インタビュー・ウィズ・ザ・プリズナー」 皆川博子 早川書房
18世紀、独立戦争中のアメリカ。
記者ロディは投獄された英国兵エドワード・ターナーを訪ねた。
なぜ植民地開拓者(コロニスト)と先住民族(モホーク)の息子アシュリーを殺したのか訊くために。
残されたアシュリーの手記の異変に気づいた囚人エドは、追及される立場から一転、驚くべき推理を始める。
それは部隊で続く不審死やスパイの存在、さら . . . 本文を読む
「レパード 闇にひそむ獣」 ジョー・ネスボ 集英社文庫 上・下巻
ある事件の結果、心身に大きなダメージを負ったハリーは、警察を休職し、香港で隠れるように日々を送っていた。
だが、そんなハリーを探して、オスロから刑事のカイアが訪ねてくる。
自分の血液による溺死という奇怪な殺され方をした女性二人が相次いで見つかり、この連続殺人事件の捜査にハリーの力が必要だと言ってー。
ノルウェーに戻ったハリー . . . 本文を読む