「真鍮の評決 リンカーン弁護士」 マイクル・コナリー 講談社文庫 上・下巻
THE BRASS VERDICT 古沢嘉通・訳
マイクル(ミッキー)・ハラー弁護士は、2年前の裁判の関係から銃で撃たれる。
治療とその後に陥った鎮痛剤中毒で、1年間の休業し復帰しようとしていた。
そんな時、ジェリー・ヴィンセント弁護士が自分の事務所の駐車場の車の中で、銃で射殺される。
ヴィンセント . . . 本文を読む
「相克の森」 熊谷達也 集英社文庫
「山は半分殺してちょうどいい―」
現代の狩人であるマタギを取材していた編集者・美佐子は動物写真家の吉本から教えられたその言葉に衝撃を受ける。
山を殺すとは何を意味するのか?
人間はなぜ他の生き物を殺すのか?
果たして自然との真の共生とは可能なのか―。
<文庫本裏カバーより>
現代のマタギの事を紹介。
法律に縛られる所もあって、決 . . . 本文を読む
「偽りの書簡」 R・リバース&S・ホフマン 創元推理文庫
DON DE LENGUAS 宮﨑真紀・訳
1952年、独裁政権下のバルセロナ。
上流階級の未亡人が扼殺され、新人記者のアナが独占報道の担当に抜擢された。
警察は強盗殺人として早期解決させようとするが、納得できない彼女は被害者宅から押収された書類を調べ、恋文を発見する。
差出人がわからなかったが思わぬ援軍を得 . . . 本文を読む
「ブエノスアイレスに消えた」 グスタボ・マラホビッチ ハヤカワ ポケット ミステリ ブック
EL JARDIN DE BRONCE 宮﨑真紀・訳
1999年4月20日、ブエノスアイレス。
建築家ファビアン・ダヌービオには妻のリラ・エステージェと4歳の娘モイラがいた。
リラは鬱病で、ファビアンとリラとの関係はギクシャクしていた。
その日、モイラは友達の誕生会に行く為 . . . 本文を読む
「ガーディアン」 薬丸岳 講談社
秋葉悟朗は英語教師で13年目。
4月から石原中学校に勤務し、演劇部の顧問をしている。
今の石原中にはほとんど問題がなく、3年生に1人登校拒否生徒がいるくらいだった。
それは、教師が知らない『ガーディアン』と言う組織があったからだ。
1年生の日下部はスマホを買って貰うとさっそく『ガーディアン』に入会希望のメールを送る。
入会すると、学校での安全は保障さ . . . 本文を読む
「フロスト始末」 R・D・ウィングフィールド 創元推理文庫 上・下巻
A KILLING FROST 芹澤恵・訳
今宵も人手不足のデントン署において、運悪く署内に居合わせたフロスト警部は、人間の足遺棄事件と連続強姦事件、スーパー脅迫事件を押しつけられる。
そこへ赴任してきたスキナー警部補は、さながらマレット署長の小型版(体型は大型版)で、フロストを異動させるべくやっ . . . 本文を読む
「はみだしっ子」 Studio Life 2017
2017・10・20(金)~11月5日(日) 東京芸術劇場シアターウエスト
原作 三原順
脚本・演出 倉田淳
上演時間 2時間5分(休憩なし)
TRK(トランク)チーム TBC(タバコ)チーム BUS(帽子)チーム
グレアム 岩﨑大 仲原裕之 久保優二
アンジー 山本芳樹 松本慎 . . . 本文を読む
「スケアクロウ」 マイクル・コナリー 講談社文庫 上・下巻
THE SCARECROW 訳・古沢嘉通
人員整理のため二週間後に解雇されることになったLAタイムズの記者マカヴォイは、ロス南部の貧困地区で起こった「ストリッパートランク詰め殺人」で逮捕された少年が冤罪である可能性に気づく。
スクープを予感し取材する彼を「農場(ファーム)」から監視するのは案山子。
コナ . . . 本文を読む