「北帰行」 佐々木譲 角川書店
ひとりで旅行代理業を営む関口卓也は、ロシア圏からのお客のアテンド、ガイドが専門。
モスクワからひとり旅の客、タチアナ・クリヤカワ(ターニャ)を3日間、東京滞在をアテンドすることになり、成田に迎える。
ターニャの来日の目的は、自分の妹を殺したヤクザ、西脇組の組長、西脇克夫への報復だった。
ターニャの銃撃後の逃走を否応なく手助けした卓也は、最後までアテ . . . 本文を読む
「制服捜査」 佐々木譲 新潮社
北海道警は2年前の不祥事発覚により、その防止と称し大規模の人事異動を行う。
札幌で15年強行犯係の刑事をしていた川久保篤は、十勝の小さい農村、志茂別駐在所に転勤になる。
単身赴任で始めての駐在所勤務に戸惑いながら、刑事の感覚で街の事件を処理して行く。
なかなかシビアな物語。
やり切れない気持ちを抱えながら、その地域で与えられた仕事をまっとうしよう . . . 本文を読む
「運命の子」 ジェフリー・アーチャー 上/下巻 新潮文庫
SONS OF FORTUNE
富裕な実業家ダヴェンポート夫妻に、念願の男子が生まれた。
同じ日、平凡な保険セールスマン、カートライト家にも、双子の男の子が誕生した。
そしてその夜悲劇が起きる…。
献身的な看護婦の姿を借りた運命の神は、兄弟の間を引き裂いた。
かけ離れた環境で育つことになった二人は、やがてそれぞれの夢を追い . . . 本文を読む
2011 F1第8戦 ヨーロッパGP
優勝ベッテル。やはり速かった。
トラブルはウェーバーの方に出るのは、運も味方に付けている。
2位アロンソ、3位ウェーバー、4位ハミルトン、5位マッサ、6位バトン、
7位ロズベルグ、8位アルグエルスアリ、9位スーキル、10位ハイドフェルド
完走24台、リタイア無しは珍しい。
周回遅れもたくさん出て、抜かれる方も大変だ。
追い抜く方は上位を争っているから、ほん . . . 本文を読む
2011 F1 第7戦 カナダGP
優勝バトン。
2位ベッテル、3位ウェーバー、4位シューマッハ、5位ペトロフ、6位マッサ、
7位小林、8位アルグエルスアリ、9位バリチェロ、10位ブエミ
トゥルーリは16位、コバライネンはリタイア。
久しぶりに本格的な雨のレース。
セーフティーカースタートで始まり、途中のクラッシュでも入る。
赤旗中断も。
破片を片付けていた人が轢かれそうになる危ないシーンも . . . 本文を読む
「わたしが殺された理由」 アン・アーギュラ ハヤカワ・ミステリ文庫
HOMICIDE MY OWN 吉澤康子・訳
アメリカ、ワシントン州スポーケン。
49歳のクイン、33歳のオッドの2人の警察官は、カナダ近くにあるシャリッシュ島に向かう。
保釈中の30代の男、チャールズを引取りに行くためだ。
チャールズは、14歳の恋人ステイシーと共に失踪したが、2人はシャリッシュ島で確保 . . . 本文を読む
「百万ドルをとり返せ!」 ジェフリー・アーチャー 新潮文庫
Not A Penny More,Not A Penny Less 永井淳・訳
ヘンリク・メテルスは1909年5月17日にニューヨークの貧しい家庭に生まれる。
ニューヨーク株式取引所のメッセンジャーボーイをしながら、株式について学ぶ。
チャンスを掴み、金の稼ぎ方を知ったヘンリクは、名前をハーヴェイ・メトカーフとし、大富豪ま . . . 本文を読む
「人質の朗読会」 小川洋子 中央公論新社
地球の裏側にある国の村で、遺跡観光ツアーの参加者7人と添乗員が反政府ゲリラに拉致される。
100日以上経った頃、軍と警察の特殊部隊がゲリラのアジトに強行突破をする。
ゲリラと銃撃戦になり、人質はゲリラが仕掛けたダイナマイトで全員死亡する。
2年後、特殊部隊が仕掛けた盗聴器から録音された人質たちの言葉が、遺族に届けられる。
それは『人質たちの朗読会』 . . . 本文を読む
小椋佳「歌談の会」
京葉ガス チャリティーコンサート
2011・5・28(土) 市川市文化会館
久し振りの小椋佳さん。
チャリティーということで、熱心なファンだけではないことも考えてなのか、
昔からの、よく耳に馴染んだ、代表曲が多い。
自分も、嬉しかった。
「愛の歌を」と紹介して歌ったのは、
『少しは私に愛をください』
それは愛の歌ではなくて、合併に歌でしょと思ったら、歌の後にその話 . . . 本文を読む
「オーディンの鴉」 福田和代 朝日新聞出版
国会議員・矢島誠一が、謎の自殺を遂げる。
検察庁が、贈収賄の容疑で家宅捜索を行なう当日の朝だった。
遺書として残されたメモには「私は恐ろしい。これ以上耐えられない」とあった。
東京地方検察庁特捜部特殊直告一班の湯浅と安見は、自殺の原因が家宅捜索なのかを調べようとする。
そして、ネット上に矢島の個人情報が晒されていることに気が付く。
矢島を誹謗 . . . 本文を読む