第76回びわ湖毎日マラソン
今回で最後となる、びわ湖毎日マラソン。
優勝は富士通の鈴木健吾選手で、2時間4分56秒。日本新記録。
日本人初の2時間4分台。
鈴木選手は神奈川大の出身で、箱根駅伝2区で区間賞を獲得したこともある。
5度目のマラソンでの快挙。
2位土方(Hond)、3位細谷(黒崎播磨)、4位小椋(ヤクルト)までが2時間6分台。
途中でもタイムが良くて、記録の期待を持たせてくれたが . . . 本文を読む
「特捜部Q―カルテ番号64―」 ユッシ・エーズラ・オールスン ハヤカワ・ミステリ文庫
JOURNAL 64 吉田薫・訳
1985年、11月14日。
ニーデ・ローセンは夫アンドレアスと参加した医学関係のパーティで、クアト・ヴァズに声を掛けられる。
そして、過去を暴く言葉を投げつけられる。
アンドレアスに問い詰められ、過去を話したニーデをアンドレア . . . 本文を読む
「三島屋変調百物語六之続 黒武御神火御殿(くろたけごじんかごてん)」 宮部みゆき 毎日新聞社
神田三島町にある袋物屋の三島屋は、一風変わった百物語を続けている。
聞き手を務めていたおちかが嫁ぎ、「小旦那」と自称する次男の富次郎が聞きていを引き継ぐ。
「泣きぼくろ」
富次郎が1人で迎える始めての語り手は、富次郎と手習い所で一緒だった八太郎だった。
それは7つの時の事で、八太郎は豆腐屋〈豆 . . . 本文を読む
「ボトムズ」 ジョー・R・ランズデール 早川書房
THE BOTTOMS 大槻寿美枝・訳
ハリーは80歳を過ぎたいま、老人ホームで70年近く前の出来事を鮮明に思い出す。
1933年の夏。
11歳のハリーはテキサス州の東部の田舎町マーヴェル・クリークに住んでいた。
4人家族で父ジェイコブ、母メイ・リン、妹トマシーナ(トム)。
家はサビーン川流域の低湿地帯(ボトムズ) . . . 本文を読む
「特捜部Q-Pからのメッセージ-」 ユッシ・エーズラ・オールスン ハヤカワ・ミステリ文庫 上・下巻
FLASKEPOST FRA P 吉田薫/福原美穂子・訳
その手紙は、ビンに収められたまま何年間も海中にあり、引き揚げられてからもすっかり忘れ去られていた。
だがスコットランド警察からはるばる特捜部Qへとその手紙が届いた時、捜査の歯車が動き出す。
手紙の冒頭には悲痛な叫び . . . 本文を読む
「特捜部Q―キジ殺し―」 ユッシ・エーズラ・オールスン ハヤカワ・ミステリ文庫
FASANDRÆBERNE 吉田薫・福原美穂子・訳
アサドがファイルの中から見つけた『ラアヴィー事件』。
それは、ラアヴィーにある別荘で18歳と17歳の兄妹が暴行されて殺された事件。
寄宿学校の少年グループに容疑が掛る。
その少年たちはビャーネ・トゥーヤスンを除き、父親が . . . 本文を読む
「真実の10メートル手前」 米澤穂信 東京創元社
太刀洗万智が主人公の6編からなる短編集。
「真実の10メートル手前」
東洋新聞大垣支局の記者、太刀洗万智は、新人で教育係を任されている藤沢と甲府に向かう。
姿を消した早坂真理を探す為だった。
真理は経営破綻したベンチャー企業会社の、社長の妹で広報担当だった。
太刀洗は真理にインタビューした事があり、その時同席した真理の妹の弓美から、 . . . 本文を読む
「日記は囁く」 イザベル・アベディ 東京創元社
Whisper 酒寄進一・訳
写真家を目指す十六歳のノアは、母親とその友人ギルベルトとともに、美しいヴェスターヴァルト地方の村に建つ、築五百年の屋敷を借りてバカンスを過ごすことになった。
ある夜、超心理学に詳しいギルベルトに影響され、降霊術を行ったノアと村の青年ダーヴィトは、その家で三十年前に殺されたという十八歳の少女、 . . . 本文を読む
「特捜部Q―檻の中に女―」 ユッシ・エーズラ・オールスン ハヤカワ・ミステリ文庫
KVINDEN I BURET 吉田奈保子・訳
コペンハーゲン警察殺人捜査課のカール・マーク警部補は2か月前の捜査で負傷する。
その時、2人の部下を失なう。
アンカー・ホイアは銃弾を受け死亡し、ハーディ・ヘニングスは半身不随となる。
カールは仕事への情熱を失ったまま復帰する。
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