「ベルリンは晴れているか」 深緑野分 2020年05月22日 | 読書 「ベルリンは晴れているか」 深緑野分 筑摩書房 1945年7月、ドイツ ベルリン。 17歳のアウグステ・ニッケルは戦火を生き延び、アメリカ軍の食堂で働いていた。 子どもの頃からの宝物、英訳版の『エーミールと探偵たち』のおかげで英語が話せたからだ。 ある夜アウグステはソヴィエト警察に連れていかれる。 そして、アウグステの恩人で音楽家のクリストフ・ローレンツが、毒入りの歯磨き粉を口にし . . . 本文を読む