「激流」 柴田よしき 徳間書店
中学3年の京都への修学旅行。
三隅圭子が班長の7人のグループ。
副班長の長門悠樹、秋芳美弥、御堂原貴子、小野寺冬葉、東萩耕司、鯖島豊。
自由見学で、バスで移動中に突然冬葉が姿を消し、そのまま行方不明となる。
それから20年後、圭子は編集者、美弥は作家で女優で音楽家、貴子は専業主婦、耕司は刑事、豊はサラリーマン、になっていた。
悠樹だけは行方が分からなかった。
ある殺人事件の捜査で耕司が美弥に話を聞きに行き、圭子と豊は新幹線の中で偶然再会する。
そんな時、美弥と貴子のもとに、1通のメールが届く。
“わたしを憶えていますか? 冬葉”
6人は久し振りに集まり、メールの差出人について考える。
導入部から20年後のそれぞれの姿へ。
一気に物語に入れる面白い展開。
色々な事件と、それぞれの個性と人間関係。
盛り沢山な話題がうまくまとまって進行して行く。
細やかな流れが集まって、激流になっていくと言うタイトル通りの物語。
そして、ラストは、何か違う事を期待していたので、やっぱりここに落ち着いてしまったのかと。
あっと驚くような意外な結末が待っているような気がしたのだが、ちょっと残念。
やはり結末は難しい。
人を操ることも、結構難しいと思うのだが。
1番肝心な所は成り行きまかせ。
どう転んでもいいと思っている割には、執拗な感じもある。
最後の重要な所が、あまり丁寧ではなかった気がする。
長編だが、同じことの繰り返している感じの所もある。
一人一人の感情を丁寧に書いていると言う事もあるのだろうが。
20年前の記憶が、どれだけ呼び覚ませるか、少々疑問もあるが。
一応、理由は書かれているのだが。
そんなところも、回りくどい感じがしてしまうのかも知れない。
少々言い訳めいた感じがしてしまう。
もう少しテンポがいいと良かったかも。
中学3年の京都への修学旅行。
三隅圭子が班長の7人のグループ。
副班長の長門悠樹、秋芳美弥、御堂原貴子、小野寺冬葉、東萩耕司、鯖島豊。
自由見学で、バスで移動中に突然冬葉が姿を消し、そのまま行方不明となる。
それから20年後、圭子は編集者、美弥は作家で女優で音楽家、貴子は専業主婦、耕司は刑事、豊はサラリーマン、になっていた。
悠樹だけは行方が分からなかった。
ある殺人事件の捜査で耕司が美弥に話を聞きに行き、圭子と豊は新幹線の中で偶然再会する。
そんな時、美弥と貴子のもとに、1通のメールが届く。
“わたしを憶えていますか? 冬葉”
6人は久し振りに集まり、メールの差出人について考える。
導入部から20年後のそれぞれの姿へ。
一気に物語に入れる面白い展開。
色々な事件と、それぞれの個性と人間関係。
盛り沢山な話題がうまくまとまって進行して行く。
細やかな流れが集まって、激流になっていくと言うタイトル通りの物語。
そして、ラストは、何か違う事を期待していたので、やっぱりここに落ち着いてしまったのかと。
あっと驚くような意外な結末が待っているような気がしたのだが、ちょっと残念。
やはり結末は難しい。
人を操ることも、結構難しいと思うのだが。
1番肝心な所は成り行きまかせ。
どう転んでもいいと思っている割には、執拗な感じもある。
最後の重要な所が、あまり丁寧ではなかった気がする。
長編だが、同じことの繰り返している感じの所もある。
一人一人の感情を丁寧に書いていると言う事もあるのだろうが。
20年前の記憶が、どれだけ呼び覚ませるか、少々疑問もあるが。
一応、理由は書かれているのだが。
そんなところも、回りくどい感じがしてしまうのかも知れない。
少々言い訳めいた感じがしてしまう。
もう少しテンポがいいと良かったかも。
しまいましたが、やっぱり最後が惜しいですね・・・。
そして回りくどさも。一押し出来る作品じゃあ
ない感じですね~。
これを機にいろんなサイトの書評を読んでみてますが、
柴田さんを評価するようなサイトを発見しました。
http://www.birthday-energy.co.jp/
脚本家の大どんでん返しに期待しておきましょう!
テレビドラマも見ていますが、原作とは違う雰囲気が出始めていますね。
毛利先生の登場も、いい感じがします。
これからの展開に、私も期待しています。