しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「三人の名探偵のための事件」  レオ・ブルース 

2018年11月19日 | 読書
「三人の名探偵のための事件」  レオ・ブルース   扶桑社ミステリー    CASE FOR THREE DETECTIVES      小林晋・訳 サーストン家で開かれたウィークエンド・パーティーの夜、突如として起こった密室殺人事件。 扉には二重の施錠がなされ、窓から犯人が逃げ出す時間はなかった。 早速、村の警官ビーフ巡査部長が捜査を開始するが、翌朝、ウィムジイ卿、ポアロ、ブラウン神父を彷彿と . . . 本文を読む
コメント

「犯罪心理捜査官セバスチャン」 M・ヨート&H・ローセンフェルト

2018年11月16日 | 読書
「犯罪心理捜査官セバスチャン」 M・ヨート&H・ローセンフェルト   創元推理文庫  上・下巻  DET FORDOLDA     ヘレンハルメ美穂・訳 スウェーデン、ヴェステロース。 警察に「16歳の息子ローゲルがガールフレンドの家を出たまま帰らない」と母親から電話が入る。 そして捜索の結果、沼から何か所も刺され、心臓をえぐり取られ死体が発見される。 ヴェステロース警察は国家刑事警察の殺人捜査 . . . 本文を読む
コメント

「豆の上で眠る」  湊かなえ 

2018年11月15日 | 読書
「豆の上で眠る」  湊かなえ     新潮文庫     大学生の安西結衣子は母親の見舞いの為、新幹線の新神戸駅から実家のある三豊駅へ向かう。 その時間の中でいつも思い出す童話がある。 アンデルセンの『えんどうまめの上にねたおひめさま』だ。 これは2歳上の姉、万佑子がよく読んでくれた童話だった。 三豊駅でバスを待ってコーヒーショップにいた時、姉と連れの女性、遥を見かける。 手を振り、向うも気が付い . . . 本文を読む
コメント

「冷酷な丘」  C・J・ボックス 

2018年11月10日 | 読書
「冷酷な丘」  C・J・ボックス  講談社文庫       Cold Wind         野口百合子・訳 ジョー・ピケットの義母ミッシーの5度目の夫アール・オールデンが殺害される。 オーデンは大富豪で、風力発電の事業を始めていた。 その完成した風力タービンの1基に吊るされているのを最初に発見したのはジョーだった。 殺人事件としてマクラナハン郡保安官に連絡するが、保安官はすでに知っているよう . . . 本文を読む
コメント

「AX(アックス)」  伊坂幸太郎 

2018年11月09日 | 読書
「AX(アックス)」  伊坂幸太郎  角川書店     殺し屋の『兜』には妻と高校生になる息子克巳がいる。 家族は兜が殺し屋であることは知らない。 表向きは『三宅』として文房具メーカーに勤務している。 若い頃から殺し屋の仕事をしているが、その仕事を辞めたいと思っている。 それは克巳が生まれ、家族というものを考え始めたからだ。 仕事を割り当てて来るのは医師で、診察を称して2人だけで会う。 廃業する . . . 本文を読む
コメント

「そしてミランダを殺す」 ピーター・スワンソン 

2018年11月02日 | 読書
「そしてミランダを殺す」 ピーター・スワンソン   創元推理文庫   The Kind Worth Killing         務台夏子・訳 テッド・セヴァーソン、リリー・キントナー、ミランダ・セヴァーソン、ヘンリー・キンボールの4人の語りで構成される物語。 テッドは出張の帰りの空港で、リリーと知り合う。 話をする内、テッドは妻のミランダが浮気をしている事を1週間前に知ってしまった話をする。 . . . 本文を読む
コメント

「狼の領域」 C.J.ボックス 

2018年11月01日 | 読書
「狼の領域」 C.J.ボックス   講談社文庫      NOWHERE TO RUN    野口百合子・訳 不可解な出来事が続くシエラマドレ山脈で、猟区管理官ジョー・ピケットは不審な双子の兄弟に出会う。 二人に襲われて重傷を負ったジョーを救った、キャビンに住む謎の女。 彼らの正体は―? 一連の事件の“真実”が、心を激しく揺さぶる。 正義は権力に勝てるのか!?      <文庫本裏カバーより> . . . 本文を読む
コメント