「三人の名探偵のための事件」 レオ・ブルース 扶桑社ミステリー
CASE FOR THREE DETECTIVES 小林晋・訳
サーストン家で開かれたウィークエンド・パーティーの夜、突如として起こった密室殺人事件。
扉には二重の施錠がなされ、窓から犯人が逃げ出す時間はなかった。
早速、村の警官ビーフ巡査部長が捜査を開始するが、翌朝、ウィムジイ卿、ポアロ、ブラウン神父を彷彿と . . . 本文を読む
「犯罪心理捜査官セバスチャン」 M・ヨート&H・ローセンフェルト 創元推理文庫 上・下巻
DET FORDOLDA ヘレンハルメ美穂・訳
スウェーデン、ヴェステロース。
警察に「16歳の息子ローゲルがガールフレンドの家を出たまま帰らない」と母親から電話が入る。
そして捜索の結果、沼から何か所も刺され、心臓をえぐり取られ死体が発見される。
ヴェステロース警察は国家刑事警察の殺人捜査 . . . 本文を読む
「豆の上で眠る」 湊かなえ 新潮文庫
大学生の安西結衣子は母親の見舞いの為、新幹線の新神戸駅から実家のある三豊駅へ向かう。
その時間の中でいつも思い出す童話がある。
アンデルセンの『えんどうまめの上にねたおひめさま』だ。
これは2歳上の姉、万佑子がよく読んでくれた童話だった。
三豊駅でバスを待ってコーヒーショップにいた時、姉と連れの女性、遥を見かける。
手を振り、向うも気が付い . . . 本文を読む
「冷酷な丘」 C・J・ボックス 講談社文庫
Cold Wind 野口百合子・訳
ジョー・ピケットの義母ミッシーの5度目の夫アール・オールデンが殺害される。
オーデンは大富豪で、風力発電の事業を始めていた。
その完成した風力タービンの1基に吊るされているのを最初に発見したのはジョーだった。
殺人事件としてマクラナハン郡保安官に連絡するが、保安官はすでに知っているよう . . . 本文を読む
「AX(アックス)」 伊坂幸太郎 角川書店
殺し屋の『兜』には妻と高校生になる息子克巳がいる。
家族は兜が殺し屋であることは知らない。
表向きは『三宅』として文房具メーカーに勤務している。
若い頃から殺し屋の仕事をしているが、その仕事を辞めたいと思っている。
それは克巳が生まれ、家族というものを考え始めたからだ。
仕事を割り当てて来るのは医師で、診察を称して2人だけで会う。
廃業する . . . 本文を読む
「そしてミランダを殺す」 ピーター・スワンソン 創元推理文庫
The Kind Worth Killing 務台夏子・訳
テッド・セヴァーソン、リリー・キントナー、ミランダ・セヴァーソン、ヘンリー・キンボールの4人の語りで構成される物語。
テッドは出張の帰りの空港で、リリーと知り合う。
話をする内、テッドは妻のミランダが浮気をしている事を1週間前に知ってしまった話をする。 . . . 本文を読む
「狼の領域」 C.J.ボックス 講談社文庫
NOWHERE TO RUN 野口百合子・訳
不可解な出来事が続くシエラマドレ山脈で、猟区管理官ジョー・ピケットは不審な双子の兄弟に出会う。
二人に襲われて重傷を負ったジョーを救った、キャビンに住む謎の女。
彼らの正体は―?
一連の事件の“真実”が、心を激しく揺さぶる。
正義は権力に勝てるのか!?
<文庫本裏カバーより>
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