しましましっぽ

読んだ本の簡単な粗筋と感想のブログです。

「クリスマスの4人」 井上夢人

2007年05月31日 | 読書
1970年クリスマス、二十歳の塚本譲、久須田潤次、橋爪絹枝、番場百合子の4人は、人気のない山道を羽目を外してドライブしていて、一人の男を轢いて死なせる。 周りに人影がないことを確認して、4人はこの事故を隠すことにする。 それから10年経った1980年、久し振りに集まった4人の前にあの時とそっくりの男が姿を見せる。 そして、さらに10年後の1990年、そのまた10年後の2000年、男の陰が4人を脅か . . . 本文を読む
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「木曜組曲」 恩田陸

2007年05月30日 | 読書
4年前の冬、自殺した小説家・重松時子の家に1年に1度定期的に集まる5人。 塩谷絵里子はノンフィクッション作家。 綾部えい子は時子の担当編集者。 静子は時子の異母姉妹で、小さな出版プロダクションを経営している。 林田尚美は時子の姪で、主婦であると同時にサスペンス色の強い小説を書く売れっ子。 つかさは尚美の異母姉妹で、歯科技工士をしながら純文学を書いている。 その集まりに、フジシロチヒロという時子が最 . . . 本文を読む
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「サムシング・ブルー」 シャーロット・アームストロング 

2007年05月29日 | 読書
生物学の教師、ジョニー・シムズは、保護者のように守って来た隣家の娘、ナン・パジェットから婚約したと伝えられる。 ナンは早くに両親を亡くし、叔母のエミリーと従姉妹のドロシーと暮らしていた。 エミリー叔母は世界一周旅行に出掛けていたが、エミリーの帰えりを待たずにすぐに結婚するという。 しかし、パリにいるエミリーは電話でナンの婚約者をアスティアに暮らすチャードソン(ディック)・バーティと知り、結婚しては . . . 本文を読む
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THE ALFEE LIVE  NHKホール

2007年05月28日 | 音楽
2007.5.26(土)/27(日) 春のツアーのイベントとも言えるNHKホール。 3人の衣装も新しいものがお目見えする。 高見澤さんの衣装は白銀の長いドレス風。最近は形が結構決まってきているので、色が奇抜でなければそれほど大きな驚きはない。どちらかというとシンプルで素敵だった。 幸ちゃんと桜井さんは始め衣装が白いスーツで、夏らしくなった。 驚きは、ニューギター、クリスタルエンジェルの登場。 キ . . . 本文を読む
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2007 F1第5戦 モナコGP

2007年05月27日 | スポーツ
優勝はアロンソ。 2位ハミルトン、3位マッサ、4位フィジケラ、5位クビカ、6位ハイドフェルド、7位ブルツ、8位ライコネン。 トゥルーリは15位、16位がラルフで、琢磨が17位。 19台完走のレース。 うーん、あまり面白みのないレースだった。 マクラーレンやアロンソのファンにしたら最高のレースだったと言うと思うが。 決勝の日は出掛けていて、家に戻った時はまだレースの途中。「後、14周」と教えられ . . . 本文を読む
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大相撲夏場所

2007年05月27日 | スポーツ
大関白鵬が2場所連続3度目の優勝。 しかも全勝優勝。これで文句なく来場所は横綱。 長かった1人横綱から、2人横綱になって、益々面白くなりそう。 そして、今場所は大関勢が頑張った。 栃東の引退という寂しいニュースから始まった夏場所だったが、栃東のことで、相撲を取れるありがたみを感じたのではないだろうか。 . . . 本文を読む
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「おかしな二人 岡嶋二人盛衰記」 井上夢人

2007年05月25日 | 読書
井上夢人さんと徳山諄一さんの合作のペンネーム、岡嶋二人。 その岡嶋二人を井上夢人さんが書いた自伝。 「盛の部」は二人の出会いから「焦茶色のパステル」で江戸川乱歩賞をもらうまで。 「衰の部」はその後からコンビ解消まで。 これは、岡嶋二人の作品を読んでからでないと、損をする。ネタばれ満載。 そして、自分は読み終わってまだあまり日が経っていないので、読んでいてどの作品かすぐ分かったのが良かった。 そ . . . 本文を読む
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欧州チャンピョンズリーグ ACミラン優勝

2007年05月24日 | スポーツ
ACミラン 2-1 リヴァプール イタリアチームの決勝進出で、応援に力が入った。 2年前と同じ対戦になった決勝はミランがインザーギの2得点で優勝。7度目。 どちらかというとリヴァプールのペースで進んでいた前半だったが、前半終了間際、ピルロのFKをインザーギが身体に当ててゴール。インザーギらしい得点。 2点目はカカからのパスで、技ありシュート。 2年前は3対3の同点から、PK戦で負けたミランがリベン . . . 本文を読む
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「結ぶ」 皆川博子

2007年05月23日 | 読書
14話からなる短編集 「結ぶ」「湖底」「水色の煙」「水の琴」「城館」「水族写真館」「レイミア」「花の眉間尺」 「空の果て」「川」「蜘蛛時計」「火蟻」「U Bu Me」「心臓売り」 現実の世界から、ちょっと離れたような物語たち。そして皮肉が加わる。 情念や怨念みたいなものが語ったら、こんな風になるのだろうか。 そう考えて、自分はあまりそういうものに係わりがない気がする。 現実の中で、そういう感 . . . 本文を読む
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「気まぐれスタ-ダスト」 星新一 

2007年05月22日 | 読書
ショートショート集 星さんが亡くなってから出版されたショートショートで、 パート1が「前人未到1001篇のショートショート集からこぼれ落ちた未刊の輝けるスターたち」 パート2が「幻のジュニアSF集『黒い光』から、後に再収録されなかった6篇を一挙掲載!」 そして、「星新一完全著作リスト」が掲載されている。 こぼれ落ちたからといって、出来が悪いとかではないと思う。 初期ものが多いのか、登場人物に名 . . . 本文を読む
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