11月20日(土)大阪中央区民センターで
COP10とアブダビ会議の参加報告会をしました。
まずは、三線演奏から。
「二見情話」など、素敵な唄と三線で盛り上げていただきました。
「二見」は大浦湾の奥にある集落です。
まず、COP10とアブダビ会議が、どんな会議だったのか
何が決まったのかを説明しました。
詳しくは、SDCCホームページの活動報告をご覧ください。
10/4~6 アブダビ会議(ジュゴン保護覚え書き第1回署名国会議)
10/18~29 名古屋COP10
環境省は、COP10で「生物多様性の損失を止めるために
効果的かつ緊急な行動を実施する」20の目標を掲げています。
(ポスト2010年目標=愛知ターゲット)
SDCCは、海域の10%を保護地域にし、絶滅危惧種の絶滅・減少の防止
することを謳った愛知ターゲットの実質的な履行を求めて、
11/25、26に外務省・防衛省・環境省との交渉をします。
続いて、COP10でのSDCCスタッフの奮闘ぶりを紹介しました。
大阪ではあまり報道されませんでしたが、期間中名古屋はCOP10が大注目。
国際会議場内で海外参加者にジュゴンの折り紙が大人気だったり、
ブースもにぎわったり、もちろん着ぐるみジュゴンが大活躍でした。
泡瀬や上関の自然を守る全国のNGOと一緒に
白鳥会場で共同アピールをしました。
また、南山大学総合政策学科の目崎茂和教授の授業で
お話しさせていただき、学生さんに興味を持って
もらえたことは、有意義だったし、楽しい経験でした。
10月23日にSDCCが開催したフォーラム報告。
沖縄で活躍している二人からのお話だったのですが、
このフォーラムは英語と日本語で行われ、外国の方も
参加してくれた点、WWFジャパンの沖縄の生物多様性の
フォーラムと連携して行えた点で意味深いフォーラムになりました。
海外からの参加者との交流を報告。
インド、スリランカなどジュゴン生息国の方とつながりができました。
パラオの方は、今回のアブダビ会議に参加した方の息子さん。
パラオはジュゴン保護覚え書きに署名し、ジュゴン保護に
積極的です。交流を深めたいですね。
10/25、IIFB(生物多様性に関わる国際先住民ネットワーク)での
海勢頭豊SDCC代表の報告を動画で紹介。
生物多様性条約第8条には、生物多様性を守りながら生活して来た
先住民族の権利を守ることが、定められています。
沖縄からの「辺野古に基地を作らないで」のメッセージは
IIFBの皆さんに届き、最終日の「辺野古・大浦湾への基地建設を
憂慮する」声明へとつながりました。
休憩をはさんで、質疑応答。
「COP10後の具体的にどう取り組んで行くのか?」
「竜宮神または神のつかいとされた沖縄のジュゴンを
食料としていたというのは、どういうことなのか?」
「この運動をどう広げて行くのか」
など色々な質問が出ました。
SDCCの活動に共感し、新しく会員になってくださった方が3名
活動を応援するよ~っていう、参加者の皆さんの気持ちが
伝わる報告会でした。ありがとうございました
2012年インドで開催されるCOP11までの2年間は、
日本政府は生物多様性会議の議長国です。
政府は愛知ターゲットの目標達成、
そして第2回のジュゴン保護覚え書き会議に参加し、
議長国としての責任を果たしてください。
ZAN