ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

COP10 海外参加者との交流

2010年11月10日 | ジュゴンブログ


COP10の登録者数は1万人ほど。
そのうち海外参加者が、かなりの数を占めます。


SDCCスタッフは、会議場内で積極的に、海外参加者への
アピールをしましたここでもジュゴンの折り紙は大人気


白鳥公園(エキスポゾーン)のブースにも出かけました
このかわいいポスターはパラオのジュゴン


パラオは、10月はじめのアブダビの会議で
ジュゴン保護覚え書きに署名した国です→こちら
左から2番目の方のお母さんが、会議に参加されたそうです。
彼も飛行機から40頭ほどのジュゴンの群れを見たことが
あるそうです。



アメリカの研究者(中央)とスリランカのジュゴン保護に取り組む方(左)。
内戦が続いたスリランカでは、環境保護活動も大変です。
米軍基地建設計画のことをお話しすると、「我々も共通の
課題を持っている」とおっしゃっていました。



インド政府のブースです。
様々な生きものの写真の中にジュゴンもいました
インドでもジュゴンは数が減り、100頭ぐらいに
なっているのですが、政府の保護策により少しずつ
増えて来ているとのこと。インドのマンナル湾海洋国立公園では、
ジュゴンをはじめ様々な海生生物の保護が行われているそうです。


ブースに遊びに来てくれたタイからの参加者の皆さん。
タイもジュゴン生息国ですよ。保護区もあります。
ジュゴンの折り紙を気にいっていただけました


1000人パレードで出会って、翌日ブースに来てくださった
Gyeongnam Ramsar Environmental Foundation 
(Gyeongnam ラムサール環境基金)の方たち。
ジュゴンの危機的状況や、沖縄本島への米軍基地集中に
とても驚かれていました。韓国の人にとって、米軍基地問題は
他人事ではないのです。

韓国といえばWetlands&Birds Koreaの方とも知り合いになりました。

2012年のIUCN第5回世界自然保護会議は韓国のチェジュ島で
開催されます。韓国の方たちとは「チェジュで会いましょうね」と
再会を約束しました。


2008年IUCNバルセロナ会議で出会ったマサイの方。
COP10開会式で再会しました。

IUCNチェジュでも、色んな方との再会、新しい出会いがありそうです。

ジュゴン生息国には、厳しい政治情勢を抱えている国も
少なくありませんが、世界の声が集まれば、ジュゴン保護を進めていける
と実感しました。

 ZAN


辺野古を考える上映キャラバン(西宮)

2010年11月10日 | 活動報告

   PHOTO 「IVAW反戦イラク帰還兵 日本で訴える」のワンカット

11月6日(土)西宮市で開催された 藤本監督の「辺野古を考える」上映キャラバン
にブース参加してきました。

上映作品は「アメリカばんざい」 「IVAW反戦イラク帰還兵 日本で訴える」
「またまた辺野古になるまで」の3作です。



休憩時間には、ブースでジュゴングッズを販売しました。
「母が沖縄出身です。COP10のことについても興味があります」という
学生さんなどもおられました。



これは「またまた辺野古になるまで」の一場面。名護市長選挙決起集会でアピール
する稲嶺ススム現市長の姿です。「海にも陸にも基地は作らせません」という強い
決意が伝わります。



「IVAW反戦イラク帰還兵 日本で訴える」を制作された、マブイシネコープの木村さん。
キャンプシュワブに駐留した経験を持つイラク帰還兵ブライアン・キャスラーさん
の、「沖縄では市街戦の訓練もジャングル戦の訓練もできる。その訓練を経て、
イラクでの殺戮に派兵されたんです・・・」という証言。
沖縄米軍基地が「抑止力」などとは何の関係もない、「人殺し」の訓練基地であることを
伝えようという制作意図をお話しされました。



上映後は、藤本監督とともに映像作成をしている影山プロデューサーとの交流会。
「証言するブライアンの眼は、戦場を経験した兵士の目。彼の派兵前のキャンプシュワブでの
写真がワンカットあるが、その眼はまだ普通の青年の面影を残している。でも今の眼は、私が
取材してきた他の帰還兵と同じ、殺戮を経験した兵士の目です。」

戦争が、兵士の人間性を破壊してしまうことを改めて感じます。

この交流の時間の前に、SDCCからはCOP10の報告をしました。
時間を下さった主催者の皆さんに感謝します。

☆じゅごん