今日、県知事が辺野古埋め立てを正式承認するという中で、一昨日の1500名を
超える県民市民による県庁包囲行動に続いて持たれた本日正午からの県民行動には
前回を上回る2000名の県民が結集し、県庁を包囲した。
午前9時過ぎに埋立承認書類に知事公印が押され、沖縄防衛局に発送されたとの
号外が配布される中で開催された集会では、公約をかなぐり捨て、県民を裏切り、
県民の命と環境を売り渡し、これでいい正月が迎えられると嘯く仲井真知事は
もはや県民の代表とは言えない。即刻辞任を要求するとの発言が相次ぎ、
抗議の先頭に立つ県議員団からは、今、臨時議会の開催を求めているとの報告もなされた。
また、辺野古の地で闘い続けている「ヘリ基地反対協」の安次富浩さんからは、
新基地の建設を自らの手で導いた知事は歴史上仲井真が初めてだ。歴史に残る悪党
と言える。と弾劾し、しかし、17年間闘い続け、沖縄全体の闘いへと押し上げてきた
我々の闘いはこんなことでへこたれない。新たなステージに立っての闘いを進めていく。
来る1月19日の名護市長選に「海にも陸にも基地は造らせない」と頑張っている
稲嶺ススム市長の再選をはたし、名護市民の心意気を県知事、日米両政府へ突き付けて
いきたいとの強い決意が語られた。
結集した2000名の中には若い人たちの姿も見られ、県庁舎に向かって、
「承認を許さない!」通りを行き交う県民には「決して屈しない!」との
シュプレヒコールが大きく響き渡った。
集会終了後も怒りに満ちた県民は県庁1階ロビーに再結集し、まさにオキュパイ
する形で座り込んだ。知事への面談と県民への説明を求めてのことだ。集会を牽引した
議員団は知事との面談を求めて、知事室へ交渉に向かったが、なんと知事は
県庁舎内から逃げ出し、もぬけの殻だとの報告がなされた。また、議員団の面会要求には、
与党議員団とは会って、説明をしているにもかかわらず、野党議員団面談は拒否するという
伝達がなされたとのことであった。
そして、当初県庁内で予定されていた記者会見も逃げ帰った知事公舎で持たれることになり、
あの訳のわからない会見となった。
沖縄・Kizou