ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

辺野古、フロートとブイの設置

2014年08月14日 | 基地と沖縄

 (写真:早朝から辺野古沖には海保のボート、防衛局のチャーター漁船、米軍の訓練ボートでまるで蟻が這うような状況。)

既に報道で知られている通り、大浦湾のキャンプシュワブの沿岸の一部が
フロートで囲い込まれた。抗議のための市民のカヌーや船を締め出し、
侵入すれば刑事特別法(刑特法)で逮捕も。
そもそもこの刑特法の適用そのものが違法、脱法行為の疑いの濃い物なのだが。
市民の監視船やカヌー隊は大浦湾に漕ぎ出したが、海上保安庁は巡視船7隻を
大浦湾の周りに配置し、数十艇の高速ゴムボートで小さな船やカヌーをとり囲み
その行く手を阻んだ。いったい、誰のものでもない、皆のものである海の上を
カヌーで進むのを阻む権利が海保にあると言うのか。


  (写真:こんな巡視船が今日は7隻。いったい何のつもりか)

 海保のすべきことは、この波浪注意報が出ている波の高い大浦の海に
フロートを船で引っ張り、囲い込むという危険な作業をやめさせることである。
事実一旦午前中は浮かべたブイを撤収するほど波が高かった。
午後からもさらに風は強く吹いていたにもかかわらず強行したのだ。


防衛局は海域の囲い込みを華々しくメディアに報道させ、その力を
見せつけにかかっているが、一体いくらの税金をそのために注ぎ込んでいるのか。
また、そういう姿をさらせばさらすほど、沖縄の県民市民は結集する。
事実、いつもは100人ほどのゲート前行動参加の市民の数が、朝一番から100名を超し、
報道を見て居ても立っても居られないと辺野古に集まってきた県民市民は300名を超えた。


SDCC代表海勢頭豊さんも駆けつけジュゴンを殺してはならないとのアピール。
おかげで、歩道に仮設する日よけのための資材が足らず調達に走るほどだった。


  (写真:ゲートは遥かむこう。日よけテントはここまで伸びた。)

これぐらいのことで、沖縄はあきらめない。
ますます、辺野古で何が起きているのかが全国に知られることになる。
これが彼ら政府防衛省の抱える矛盾だ。

沖縄・Kizou