3月17日(日)大阪天満橋のドーンセンターで、
Okinawaジュゴンを救え!!~米国裁判所にジュゴン登場!~
というタイトルで、ジュゴン訴訟の経過報告とドキュメンタリー映画「ZAN」の上映会をしました。
第1部は、ドキュメンタリー映画「ZAN~ジュゴンが姿を見せるとき~」上映会
辺野古・大浦湾の映像も、海を守ろうと活動している人たちの
インタビューの言葉も、すばらしい作品です。
ナビゲーターの木佐美有さんが、映画の最後に
「僕らのような一般人には何もできないと思うかもしれない
でも、ひとりひとりが考えて行動すれば状況を変えられるかもしれない」
「自然を守ろうと活動している人たちをサポートすること、
よりそうこと。これは明日からでもできること」
「その行動がジュゴンや自然を守ることにつながっていくから」
Take action! 行動しようと呼びかけます。
第2部はジュゴン訴訟報告会
講師はジュゴン保護キャンペーンセンター国際担当の吉川秀樹さん。
ジュゴン訴訟は、ジュゴンを保護するため、そして基地建設を止めるために、
沖縄・日本・米国の個人とNGOが、米国防総省を相手に米国連邦地裁で
2003年に提訴した訴訟です。
訴訟の根拠とした米国家歴史保存法(NHPA)は
文化的、歴史的価値を有する建造物や、ネイティブ・アメリカンの聖地などの
保護・保存を目的とした手続き法です。
この法律が米国外で、そして動物に初めて適用されました。
沖縄の米軍基地問題が米国の司法で争われている!のはすごいことです。
15年の間に勝ったり負けたりしながら裁判が続いていますが、
この1月から控訴審が始まりました。
沖縄県と協議しないまま、国防総省と防衛省が工事を始めたことや、
ジュゴン2頭が工事の影響で行方不明になり危機的状況にあることを
国際世論に訴えることが、裁判を有利に導く鍵になります。
※詳しくはジュゴン訴訟応援リーフレットをご覧ください。
受付で~す。
フィリピンの子どもたちの未来と地域住民の自立のための活動を行っている
AKAYのブース。フィリピンのコーヒーとグッズを販売してくださいました。
ジュゴン訴訟の話を聴き、映画を観て、ジュゴンの海を守ろうの思いを
深めた一日でした。しかし、翌日、ジュゴン死亡の知らせが届きます。
ショックでしばらく呆然としてしまいましたが、行方不明の2頭のじゅごん達と
ジュゴンを育む海草藻場を、なんとしても守らねばなりません。
映画の中で、木佐美有さんが、鳥羽水族館のジュゴンを見ながら
「ジュゴンが棲める自然の環境を壊して、ここでしかジュゴンを
見ることが出来なくなる。そんな未来は想像したくない」
と言っています。本当にそんな未来は想像したくありません。
Take Action!
少しでもいいから、できることをしてみましょう。
今後SDCCからも、アクションを提案したいと思います。
ZAN