紅型染め体験の前に、工房近くの安部の海岸へ行きました。
この美しい海に、2016年12月オスプレイが墜落。
集落からわずか800メートルの浅瀬でした。
そして原因究明や説明がないままに飛行が再開されたのでした
右側が安部崎、左が安部オール島。
以前ジュゴンの目視調査が行われた場所です。
海岸にいたウラナミシジミ
藤崎紅型工房は、安部の大浦湾側にあり、窓からのロケーションは最高!
すばらしい作品の数々。
ため息が出るほど素敵です。
紅型はたくさんの工程を経て仕上げられます。
私たちは、コースター、紅型布、ポーチのうちのひとつを選んで色付けを体験。
お手本を見ながら顔料をのせていきます。
糊を置いてあるので、はみ出しても大丈夫。
この日は色付けまで。
家に帰ってから糊を落とすと、思ったよりきれいになるとか。
楽しみです~
素敵なグッズもいっぱい。ジュゴンマスコットもありま~す
窓からの素敵な風景。
実は、向こうにキャンプシュワブが見えるのです。
工事の船もわかります。
基地が出来てしまえば、ここの真上をオスプレイや戦闘機が飛ぶことになります。
「せっかくこの景色が好きで、ここに工房を構えたのに・・・。」と藤崎さん。
基地建設は、色んな形で、地域に悪影響をもたらしますね。
とても素敵な工房でした。
ありがとうございました
家に持ち帰り、糊を落とした作品です。
きれいにできました
色をぼかすのがむずかしいのですが、もう一度やればもっとうまくいきそう。
またチャレンジしようかな
続いて、美ら島自然学校へ。
ここは、以前の嘉陽小学校です。
校庭にウミガメのふ化場があったことを思い出します。
子どもが少なくなって、今は汀間の緑風学園に統合されましたが、
自然学校として生まれ変わりました。
海の生きものや自然について、誰でも学べるようになっています。
ウミガメの甲羅があって、背負うこともできます!
これでも、まだそんなに大きい方ではないとのこと。
飼育施設も見学させていただきました。
美ら海水族館で孵化した子亀たちがここで1年ほど飼育され、
沖縄島の西海岸と東海岸に放流されるそうです。
研究や飼育でお忙しい中、ていねいに案内してくださいました。
皆さんも、一度訪れてみてはいかがですか?
土日には、体験プログラムも実施されています。
次回は、7/20開催!美ら島自然教室 危険な生き物を見てみよう
このあと、わんさか大浦パークの食堂「南の畑」でお昼ご飯。
とてもおいしかったです。
そして、マングローブロードへ
オヒルギ、メヒルギのマングローブ。
シオマネキやトビハゼなどたくさんの生きものに出会えます。
土が盛り上がっているのは、オキナワアナジャコの塚です。
少し気になったのは、マングローブ林一帯に砂が滞留しているようで、
オヒルギの呼吸根が埋まっていることです。
基地建設のK8護岸ができると、潮流をせき止め、大浦湾に大きな影響が出ると
言われていましたが、湾内の流れが変わり、大浦川の土砂が
海に流れ出にくくなったのでしょうか?気がかりです。
大浦川では、子どもたちが水遊びをしていました。
こんな自然をいつまでも残しておきたいと強く思いました。
ツアー直前の大雨で海が濁り、きれいな海を体験できませんでしたが、
たくさんの方と出会い、貴重なお話をお聞きすることができました。
ツアー参加者それぞれが、知ったこと、感じたことを、
持ち帰って広げていきます。
出会った方々、自然に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
また来年
ZAN