島袋土木統括官に要請書を手渡す海勢頭代表~新型コロナ感染下で全員マスク姿
(出席者)
島袋土木統括官、海岸防災課副参事、自然保護課長、辺野古対策課長
海勢頭豊代表以下SDCCスタッフ、桜井国俊沖縄大学名誉教授、真喜志好一沖縄環境ネットワーク世話人、
東恩納琢磨名護市議、比嘉瑞己県議、島袋恵裕県議、玉城健一郎県議
沖縄県が行った「公有水面埋め立て設計変更承認申請」(沖縄防衛局)の公告縦覧に、
国内外から前回の6倍、1万9千件にのぼる意見書が提出されました。
この関心の高さは、ジュゴンが生息する大浦湾の埋め立ての中止とジュゴンの保全を求めている証しだと思います。
沖縄県は関係機関と内容審査を進めていますが、県の内容審査を支えるために情報交換など話し合いをしました。
11月27日の防衛省、環境省交渉(午後2時~参議院議員会館)を前に、意義ある議論ができました。
(以下確認点)
1.内容審査の現状について
速報値18904件で予想を超えた数となった。土木部内の他課の協力を得て、
重複した意見の氏名・住所などで整理し入力作業中だ。
内容審査についてはすべてはできていないが、分類して専門家の意見を聞いている段階だ。
12月の名護市議会に間に合うかどうか現段階では明言できないが、
名護市民の意見の概要を公開できるかどうかは内部で検討する。
2.沖縄防衛局が承認申請で環境影響を予測・評価する「具体的な材料」を明記していないことについて
データなど詳細な資料請求を行う。疑問点については沖縄防衛局に確認し、環境部の意見を参考に審査する。
沖縄防衛局・防衛省が県知事の不承認を想定して裁判対策を想定しているとのご意見は十分わかった。
きちっと指摘すべき点は指摘する。米国をはじめ国際的に情報発信については検討する。
3.ジュゴンCの保護の課題(鳴音データの公開、土砂運搬船の夜間航行など)は、独自に対応すべき
ジュゴンの鳴音のデータ公表を求めることについては、内容審査の中で疑義があり必要ならば提出するように指導する。
以上、裁判対策として、不承認の材料を今からコツコツと積み上げていく必要があると要請しました。
沖縄タイムス(11月10日)がさっそく取り上げてくれました。
動物保護団体~初めてのネーミング 環境団体、市民団体などが普通。
(琉球朝日放送も)
QAB「ジュゴン保護団体が県に要請」(11月10日)
ジュゴンの保護者より