ジュゴン掲示板

ジュゴン保護キャンペーンセンター(SDCC)は日本では沖縄にのみ生息しているジュゴンを守るために活動をしています。

じゅごんの里ツアー下見&春の沖縄旅の報告~3日目ゲート前土曜大行動へ

2019年03月09日 | ジュゴンブログ
ハイサイ
3月2日(土)3日目
毎月第1土曜はゲート前の大行動日
県民投票直後のゲート前土曜大行動は熱気でいっぱいでした
続々と人が集まってきます

「久しぶり」「来てくれたのー」「ありがとうね」顔見知りの皆さんとの再会
がんばったねー、まだまだ、がんばろうねー
握手して、ハグして笑顔になって、元気いっぱいに

私たちもゲート前テントに座り込む。すでにたくさんの方が座ってられました





11時から始まる集会には、国会議員も駆けつけ
文子おばぁ、翁長樹子さんも座ってられました
お一人お一人の熱い語り口、心に響きます
それぞれから、日本政府のおかしさ、国会答弁でのやり取り
辺野古のことが国会で取り上げられていること
県民投票の意義とこれからの展望
民意はじわりと効いてきていること
沖縄県民が政府を動かしていること
が語られ

政府も認めた軟弱地盤
ここに基地は造れない
「海も 自然も 抵抗している!」と

一人ひとりの行動で私たちの力で 政府の圧力を跳ね返そう
抗い続けるエネルギーが充満していました









出会った方々





















その他にもたくさんの方とお話ししました

それぞれ、一人ひとり、自分のいる場所で、自分にできることをやっていこう






じゅごんの里ツアー下見&春の沖縄旅の報告~2日目沖縄愛楽園見学&グラスボート

2019年03月09日 | ジュゴンブログ
ハイサイ
おきなわ旅3月1日(2日目)の報告です

この日の午前中、今年のじゅごんの里ツアーの3日目に
新しいコースを考えていて、その下見をしました

浦島悦子さんにガイドをお願いして、屋我地島にある国立療養所沖縄愛楽園を見学しました



1938年に開園された沖縄愛楽園
戦後、沖縄を占領した米軍は、愛楽園での隔離政策を続けました
1950年代国際的にはハンセン病の隔離政策は否定されましたが
日本では1953年全患者の終生隔離を定める「らい予防法」が制定され
隔離政策は1996年まで続きました

戦争中、入所者のみなさん自ら園内に壕を掘り生き延びられました



偏見、差別、迫害、、、

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「らい予防法」に対しての
腹の底から湧き上がってくる
怒りというものがあります

「らい予防法」があって
私たちハンセン病療養所に
隔離されたものが
どういう思いで
どういう状況で
生きてきたのかいうことを
まずは話したいんです

(沖縄愛楽園交流会館リーフレットより)
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園内から眺めた海は 青く美しく 穏やかでした
無性にかなしくなります

戦争とは、、、国とは、、、差別とは、、、
深く考えさせられます

お昼は近くの琉球赤瓦古民家の
古民家Cafe 喜色ーKiiroー さんで





サトウキビごはん、ゆし豆腐、もずくにてんぷら
おいしいごはんにほっと気持ちがほころびました
ケーキも美味しかったです~



庭にはちょっと色っぽいシーサーが

午後は屋我地島から辺野古へ
大浦湾をグラスボートで巡りました

「今日は透明度が高くて、海めぐり日和ですよ」と船長さん、やった~
じゅごんの里ツアーでもお世話になります





波は穏やか、アオサンゴがばっちり見れました
「あっ、魚」「あそこにも~」何種類もの魚たちが波に揺られながら泳ぎまわっています

顔をあげて前方をみると、、、
オレンジのフロートで海は仕切られ、土砂を積んだ船が停泊しています
目の前の受け入れがたい現実、目を背けたくなる



この海を埋め立てるなんて、なんて愚かな行為
人間はどうしてこんなことをしてしまうのでしょう

国を守るために基地を造る、軍事化を進める
その先に何があるのだろう
真の安全保障は、海や森を守り、生きていけるための環境を守ることなのに

船を下りて、瀬嵩の浜で貝拾い



「これかわいい~」「この色いいね」拾っても拾ってもなくならない貝やサンゴのかけらたち
フロートがなければもっとたくさんゆり上がるそうだ
ほんとうに自然の力はすごい
大浦湾は豊かな海なのだ
私たちの暮らしを支えてくれる母なる海なのだ

早く作業を止めたい





わんさか大浦ワークで休憩
ジュゴンがいますよ~

月桃茶を買いました。美味しいよ~



人としてたいせつなものを取り戻さなくては





じゅごんの里ツアー下見&春の沖縄旅の報告~1日目佐喜眞美術館&そいそいハウスへ

2019年03月07日 | ジュゴンブログ
ハイサイ
2/28~3/4に4泊5日で沖縄に行ってきました
今年の6月末のじゅごんの里ツアーの下見も兼ねています

宜野湾市(佐喜眞美術館・そいそいハウス)⇒ 名護市(沖縄愛楽園・シュワブゲート前・座り込みテント村・
グラスボートで大浦湾めぐり)⇒ 伊江島のわびあいの里の学習会参加 など

県民投票後の熱気、さらなる力強さ、揺るぎない民意を
それぞれの場所でしっかり感じました
たくさんの人と出会い、再会し、元気をもらいました
5日間のあれこれを報告します


2月28日那覇空港に降り立ち、レンタカーを借りて出発
最初に訪れたのは佐喜眞美術館です





米軍に占領された土地の一角を取り戻して建てられた美術館
基地のフェンスが美術館の場所だけ入り込んでいます
庭には亀甲墓があり、屋上からは普天間基地が見渡せます

丸木位里・俊さんの「沖縄戦の図」は常設展示
ちょうどケーテ・コルヴィッツの企画展が催されていて
以前からとても見たかったのでグッドタイミングでした


ハガキを購入

ヒトラー政権下で退廃芸術家として制作を禁止されながらも抗い続けた女性
家を壊され、夫を失い、子や孫を戦争で奪われたコルヴィッツ
母なる視点から生み出された作品はこころに響いてきます
最晩年の作品「種を粉に挽いてはならない」は
戦争で子どもたちのいのち、未来を奪ってはいけないというメッセージ

今こそ、あらためて受け継いでいかなければと思います
平和は誰もが願っていると思うから

佐喜眞館長さんが
「土地を取り戻すのに、日本と3年、米国と7年交渉した」と話してくれました
日本政府に要請しても埒が明かず、米軍と直接、粘り強く交渉して戻ってきたのだそう

今、玉城デニー知事が提案しているように、米国との交渉に沖縄も直接加わる方が
普天間基地の返還も、日米地位協定の改定も、辺野古新基地建設ストップも
話は進むに違いないと思う

美術館で、韓国から来ていた若者2人と意気投合
辺野古へも行って来たんだそう
お互いの国でがんばりましょう!つながりましょう!と


次は、赤嶺さんの待つそいそいハウスへ
「普天間居場所づくりプジョジェクト」をされていて
じゅごんの里ツアーでお世話にっています
去年は、普天間第二小学校、緑ヶ丘保育園(米軍ヘリ部品の落下事故があった場所)を
案内して頂きました


今年のツアーの打ち合わせをしながらゆんたく(おしゃべり)
「県民投票は、雨の中、足の悪いお年寄りがタクシーに乗って投票に来たのを見て
 勝てると確信した」
「若い人たちががんばっただけでなく、全世代が動いたんだよ」と話してくれました

基地のある暮らしを誰も良しと思っていない
基地で経済がよくなるなんてまやかし
それなら沖縄は日本一豊かなはず、、、

民意は基地はNOなのだとはっきり示された
これは日本の政治の問題なんだと

赤嶺さんは、ゲート前での暴力を暴行事件として訴える準備をして記者会見をしたり
普天間基地の5年内運用停止という約束はないがしろにされているけれど
あきらめることなく、次の市議選に向けて動き出していることなどを教えてくれました

県民投票の結果をうけて、追い風が吹いていると感じました



そいそいハウスをあとにして、名護へ
お腹が空いてきたところで
夕食はいつもお世話になるたけの子さんで



美味しいお料理を頂きました
グルクンのから揚げも美味しかったよ~

たけの子の女将さんが
「鳴門のうず潮」を辺野古に貸してーと
作業を止めるために

ほんとに貸せたらいいのにな…


1日目終わり



3月のじゅごん茶話会のご案内~3月21日(木・祝)14時~@京橋事務所

2019年03月07日 | ジュゴンブログ


ハイサイ
2/28~3/4(4泊5日)で沖縄へ行ってきました
県民投票直後の沖縄
たくさんの人に出会い、お話しを聴いてきました

3月のじゅごん茶話会で報告をします

佐喜眞美術館へ行き
沖縄愛楽園を見学
グラスボートで大浦湾めぐりもしました
伊江島のわびあいの里の学び合う会に参加し
3/2土曜日のゲート前大行動の日は、国会議員の参加もあり大盛況
たくさん人が集まるなかで私たちも座り込みました
3/4の三線の日も座り込みましたが、
この日は土砂搬入のトラックが列をなしてやって来ました

あれこれめいっぱいの5日間
見て、聴いて、感じたことを報告します

どうぞ聴きに来て下さい




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じゅごん茶話会のご案内

お茶とお菓子で ゆる~りと
ゆんたく(おしゃべり)しています

 2019年3月21日(木・祝)14時~16時半くらい
                         


学んで、語り合って、考えて、できることに取り組んでいきたい!
辺野古の最新情報をお伝えします
DVDを観たりもします
また、ジュゴンの折り紙を折ったり
ピースリボンにメッセージを書いたり
その時にできることをしています

ご要望があれば、ジュゴンのミニマスコット作りもできます
材料の準備がありますので、事前に連絡いただければ助かります

場所:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
       最寄駅~JR・京阪・地下鉄「京橋」駅より徒歩10分ほど
  アクセスはこちらです

参加費:200円

問合せ:ジュゴン保護キャンペーンセンター関西事務所
        TEL/FAX 06-6353-0514 メール info@sdcc.jp
        当日は 090-5882-3629(いけがわ)
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沖縄、伊江島の阿波根昌鴻さん
米軍から土地を取り戻す、生活の中から平和運動を続けられた
「平和の武器は学習」「人を幸せにして 自分も幸せになる 平和学習をしましょう」
と言われた言葉をかみしめて学びの場を続けていきたいと思っています

「この世の素晴らしいものはみんなタダ
 愛情 太陽 勇気 想像力 好奇心
 それが私の生き方である」(伊江島通信57号より)

そんな生き方にほんの少しでも近づきたいなぁ