Esko Männikkö
隣街まで20キロの人里はなれた北フィンランドで妻と娘二人と住む写真家である。かなり厳しそうだが美しい自然の中だ。
写真技術は全て独学の一匹狼だ。世界を飛び回ることは彼の好みではない。
時間ができれは釣りに出かける。
彼のまなざしはいつも身近な"近所”の"物”や"人”や"動物”に向けられている。
それは彼が子供の頃から変わらないまなざし。
撮りたいもの。それが人であっても、馬であっても、牛であっても、傾いた家であっても、壊れかけた椅子であっても、皿に乗った魚であっても、じっくりと被写体との対話の時間をかける。廃屋の中で彼は忘れ去られた物たちの間に挟まり、それらと対話し、そして写真を撮る。
『貴方の写真には女性よりも素朴な男達の姿がたびたび登場しますね。』というインタヴュアーの質問に
『。。。だって、女性に向って2,3日一緒に暮らそうよ。。。なんて、言えないでしょ。』と照れくさそうに笑った。
写真を撮るという事は"狩り”に似ている。と彼は言う。
彼は猟をする側にたちながら、同時に獲物自身のなかに存在しているように見える。
隣街まで20キロの人里はなれた北フィンランドで妻と娘二人と住む写真家である。かなり厳しそうだが美しい自然の中だ。
写真技術は全て独学の一匹狼だ。世界を飛び回ることは彼の好みではない。
時間ができれは釣りに出かける。
彼のまなざしはいつも身近な"近所”の"物”や"人”や"動物”に向けられている。
それは彼が子供の頃から変わらないまなざし。
撮りたいもの。それが人であっても、馬であっても、牛であっても、傾いた家であっても、壊れかけた椅子であっても、皿に乗った魚であっても、じっくりと被写体との対話の時間をかける。廃屋の中で彼は忘れ去られた物たちの間に挟まり、それらと対話し、そして写真を撮る。
『貴方の写真には女性よりも素朴な男達の姿がたびたび登場しますね。』というインタヴュアーの質問に
『。。。だって、女性に向って2,3日一緒に暮らそうよ。。。なんて、言えないでしょ。』と照れくさそうに笑った。
写真を撮るという事は"狩り”に似ている。と彼は言う。
彼は猟をする側にたちながら、同時に獲物自身のなかに存在しているように見える。