今朝目が覚めて開口一番に相棒は『鯛を食べそびれた夢』を見たといった。
台の上に何故か三枚おろしにされた鯛がずらり並んでいて、袋いっぱいに買ったのだそうだが、そこで夢は切れた。うつうつとしていると又同じ夢を見たのだが、また同じところで目が覚めた。
よほど鯛に未練があったのか実に残念そうな顔をしていた。
私の方はというと夢の中で知り合いに渡さねばならぬ写真を抱えてウロウロしているうちに見失って『渡しそびれた』。
『。。。そびれる』ところは同じだ。
渡しそびれて、諦めて歩いているとなにやら小さな店が軒を連ねる古風な通りに出た。
キスゲの葉で作った飾り物、薄桃色の『練り切り』のような菓子が並んでいる。とてもよい感じだ。
しかし私はそれを『買いそびれた』。