テラスに出ると白黒物体がのそのそ動き始めた。
威嚇している。
こやつは私を見るといつもこんな風にシュウシュウいいながら威嚇してくる。
この世には『猫好き』が実に多いので、どうせ私が猫に石でも投げたのだろうと想像する方もあるかもしれないから、一言書いておくが別に私は意地悪を仕掛けた事は無い。
初めて顔をあわせた時に、お互いにこいつとは気が合わないと瞬時に決め付けてしまった。
我が家のテラスも部屋も自分のテリトリーと認識しているこ奴は私が存在する事自体が気に食わないらしい。
今朝、私は他に目的があってテラスに出たのであって奴の相手をしている暇は無いい、と無視していたにもかかわらず思い切り威嚇し続けている。
うるさい奴だ。
写真の手前に見える細々した木は我が家のライラックで、彼の爪とぎに利用されていた。深く痛手を負った幹があまりに痛々しく、そのままでは木が枯れてしまうのではないかと心配になって仕方なく、見栄えは悪いが幹にテープを巻いて保護したのである。
目が半眼になっている。
あんまりシュウシュウいったからだろうか、毛玉が喉につかえてこの後ゲコゲコ、ゲエゲエといいながら退場した。
へへへ、と会心の笑みを浮かべつつ私は作業に戻った。
私は毛玉など喉に詰めたりしない。
威嚇している。
こやつは私を見るといつもこんな風にシュウシュウいいながら威嚇してくる。
この世には『猫好き』が実に多いので、どうせ私が猫に石でも投げたのだろうと想像する方もあるかもしれないから、一言書いておくが別に私は意地悪を仕掛けた事は無い。
初めて顔をあわせた時に、お互いにこいつとは気が合わないと瞬時に決め付けてしまった。
我が家のテラスも部屋も自分のテリトリーと認識しているこ奴は私が存在する事自体が気に食わないらしい。
今朝、私は他に目的があってテラスに出たのであって奴の相手をしている暇は無いい、と無視していたにもかかわらず思い切り威嚇し続けている。
うるさい奴だ。
写真の手前に見える細々した木は我が家のライラックで、彼の爪とぎに利用されていた。深く痛手を負った幹があまりに痛々しく、そのままでは木が枯れてしまうのではないかと心配になって仕方なく、見栄えは悪いが幹にテープを巻いて保護したのである。
目が半眼になっている。
あんまりシュウシュウいったからだろうか、毛玉が喉につかえてこの後ゲコゲコ、ゲエゲエといいながら退場した。
へへへ、と会心の笑みを浮かべつつ私は作業に戻った。
私は毛玉など喉に詰めたりしない。