散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

今週末の話

2013-05-12 22:48:14 | 写真



5月11日
ケルンの友人をアトリエ件住居を訪ねた。
大きな台所はアスファルトの床で、大きな黒板がドアの横にかかっている。黒板に書かれた文字がなんとなく読みにくいので首を傾げながら眺めていると「後ろを見てごらん」という。
振り返るとそこには鏡がかかっていて、その中に黒板が映っていて、そして今度はすんなりと読むことが出来た。彼は左利きなので鏡文字を書くのだ。 
思いついて私も左で文字を書いてみると、なるほど鏡文字になるのだが何故かGの筆記体小文字はさかさまにならない。不思議だ。
楽しく数時間を過ごし帰路についた時、雨雲がさあ~っと通り過ぎた。
振り返ると虹が出ていた。





5月12日

知っている人は当然で驚くべきことではないのだろうけれど、左手で文字を書くとき、右手も一緒に動かすとスムーズに左手が動くのを発見。
関係ないことだけれど「右の手がしていることを左の手に知らせてはならない」と聖書の中にある一説を思い出した。
右手のすることは左手はすでに承知だ。
今日は(も)空の動きが激しく、見通しの付かない天気だった。晴れたかと思うと、遠くに青灰色のにじみがじわじわと広がってくる。
菜の花の背景に似合う空模様だと思い先週に引き続き再び菜の花畑を見に出かけた。
菜の花の香を胸いっぱいに吸い込む。
移り変わる空模様、黄色く染まった畑をゆっくり動く影。
じっと見ていると頭の中に黄色とグレーの絵が染み渡ってゆく。