深部感覚エクササイズ・・昨日の続き・・
筋肉感覚・運動感覚・圧覚・冷覚・熱覚・痛覚・触覚などの感覚が働かされ脳を刺激します。これらが統合されることで、姿勢、平衡、の自動身体運動が統合され、バランスの取れた体を保つことができます。ここまでは通常リハビリや運動療法でも今は一般的です。心理系の運動療法には一つ違う感覚がプラスされます。
それは。
身体空間です。身体空間の歪みはいくら深部感覚だけをエクサしても体の空間意識感じなければ、身体空間の変質を回復することができません。
脳では視覚空間、聴覚空間、体性感覚空間、嗅覚空間を一つの空間として組織化されています。これら身体の空間は複数の感覚受容器を使います。感覚受容器は単に刺激を脳に伝えるだけでなく、その能力を使い空間に方向、距離、形態といった意味を与えます。つまり目を閉じて在る物体を手に取ったときその空間、距離、形態を使い知ることも可能あり、身体は物体と対話して体性感覚をつかさどっています。
ではエクササイズをするときは、これに視覚空間、聴覚空間、体性感覚空間、嗅覚空間の関係を考えながら身体を動かすことが有効となります。
実際脳性麻痺でのこの身体空間をイメージした認知運動療法は効果が出ているようです。 空間を意識した運動、たとえばヨガであると、ただ単に呼吸をして体を伸ばすだけでなくこの身体空間を意識することで体の体性感覚がより良いものになると感じます。ボールエクササイズをしていても身体空間をイメージするとより効果的だと思います。
体の位置空間、そして距離空間、身体空間の位置、どう動いているかなどを意識します。運動意識だけでなく、
自然の中のハイキングでも、ふと感じる自然「例えば森の中で溶け込む身体、自然との一体感体」の空間的感覚は精神を安定させ心地よくします。体も軽くなり、気持ちもすがすがしくなります。
人里はなれた暗闇の中での何気なく感じる恐怖、しのび寄る誰か・・・・でもダレもいない・・・恐怖、これらはすべて身体空間が関係するかもしれません。暗闇で誰かが立っている気配も・・・(こわ~~ぃ)
身体の空間は複数の感覚受容器を使い、また感覚受容器は単に刺激を脳に伝えるだけでなく、記憶として脳に入力されます。
怖いイメージは体に悪いですねぇ! 一昔にはやった「空気よめねぇ~」KY!これはどうなのかわかりませんが・・・