2148冊目はこの本。
保阪正康監修、近現代史編纂会編『写真で見る太平洋戦争Ⅱ 玉砕の島々と沖縄戦、終戦への道』(山川出版社、2015年)
2147冊目の本の続きで、3冊シリーズの2冊目。今度は太平洋戦争後半~敗戦に至るまでの動きを写真でつづったもの。1冊目と比べて2冊目の時期になると、どうしても日本の負け戦(玉砕を含む)が続くので、連合国軍(特に米英側)の画像が増える。それと、この本冒頭で保阪正康氏が「負け方を知らない戦争指導」という言葉を使っていたが(10頁)、それは安倍政権の安保関連法案での対応を見ていると、今の日本の政治にも当てはまるかもしれない。ただ、前著同様、写真がふんだんに使われているのはありがたいのだが、東南アジアや太平洋地域の地図等々、図表がほしいところである。写真だけではどこのあたりの話なのか、わかりづらいときがあるので。