若者の人生の橋渡し

アパートで１部屋だけ入居者が決まらない部屋がありました。
それはその部屋の前に建物が建ち日当たりが悪くなったためでした。
そこの大家さんは悪い所などは自分で直す素敵なスポーツウーマンでした。
ある日若い女性からその物件に入りたいという電話が入りました。
彼女は東北の方で彼氏と同棲をしていました。
その彼氏が周南地区で就職が決まり寮に入ることになったのです。
女性は彼氏と一緒に付いていきたいで一人用のアパートを探していました。
話しぶりで素朴で誠実な人柄がわかりました。
若くして同棲をするぐらいですから家庭が複雑のようでした。
こちらに来れば無職で親の連帯保証は取れないという状態です。
メーカーの入居審査であればアウトです。
大家さんに全てを話して「おまかせします」との返事をもらいました。
日当たりの悪いことは写真でメールを送り状況も詳しく話しましたが
その物件がいいということで現地も見ないで契約となりました。
入居の日事務所に鍵を取りに来ました。
初めて見た二人でしたが非常に謙虚でお似合いの素敵なカップルでした。
若者の人生の橋渡しが出来た事をうれしく思いました。
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