このところ休日のたびに悪天候が続く。 昨年6月に続き、模型店主催の鉄道模型イベントに行ってきた。
やはりNゲージレイアウトの走行展示がメイン。 大学の鉄研のブースが多い。
500系EVA仕様新幹線も。
定番のきかんしゃトーマスも。
ミニジオラマ。 クリスマスケーキ仕様と文庫本サイズ仕様。
ヨーロッパ山岳鉄道風。
展示販売ブースはマニアックな一部の鉄ヲタ向けの小規模店ばかりで、食指が動くモノは無かった。
会場は幼稚園以下の子供連れが大多数。 残りは中高年が中心の鉄マニアとヲタ。
男の子は本能的に電車や自動車など動くものに興味を示すが、プラレール系は別格として、
鉄道模型は子供のおもちゃではない。 機器の取扱いや費用の面からして、中学生以上が妥当なところか。
「鉄道模型趣味」という月刊誌があるが、略して「T・M・S」。 誰かが「Time・Money・Space」と揶揄していたが、言い得て妙である。
おっさんが過去に作った稚拙なNゲージ。 ミニレイアウトの一部と、未完成のヤード。 おっさんのコンセプトは『昭和のローカル線』である。
叡山電鉄デハ300形。
近江鉄道クハ1201・モハ201形。
両方ともTOMYTEC製のディスプレイモデルであるが、Nゲージ動力化&ディテールアップしてある。
種車は一両2000円ほどだが、3000円以上の費用がかかっている。 プラ製から金属製パンタグラフへの交換だけでも数百円。
遊びでこんなのも作った。 種車は子供向けのKATO製ポケットラインの「チビロコ」。
チビロコは無動力なので、次位の貨車に動力を仕込んである。 貨車だけで自走するので、いわゆる「幽霊貨車」と称する。
機関車は貨車に推進されるだけなので、脱線防止のためにボイラー内にハンダ線を詰め込んで自重を増やして対応。
上級マニアで、この機関車に動力を搭載した猛者もいる。 さらに最近は、小指の爪くらいの大きさの動力ユニットもある。
最近はさらに小さいZゲージという1/220スケール・軌間6.5mmの模型も登場。 Nゲージ以上に高価である。
模型の軌間なんだが、実物は標準軌1435mm・狭軌1067mm。
HOゲージ(1/87)換算では標準軌16.5mm、狭軌では12.2mmなので、標準軌の私鉄の線路上を旧国鉄車両が走るのは気持ちが悪いというので、13mmゲージがかつて存在した。
Nゲージ(1/150)換算では標準軌9.6mm、狭軌7.1mmで、新幹線や私鉄ならば違和感はないが、同じ理由で「Zjゲージ」が登場した。
Zゲージ1/220の6.5mm軌間でNゲージスケールの車両を走らせたら、より実感的である。 現時点ではあまりにも高価なので、普及は難しいと思うが。
今回のイベントで運転シミュレータがPCで無料DLできるのが紹介されてたので、帰宅してからやってみた。
基本、キーボードの矢印キー4つとEnterキーだけでマスコンを操作する。 電車でGO! と同じ感覚。
ATS確認作業やEB作動があるので、結構忙しい。 慣れたら面白そうだ。