ご周知の通り、11月1日に新500円貨幣が発行された。 やっとこさ、おっさんの手元にやってきた。
通常貨幣としては日本初採用のバイカラー・クラッド貨幣である。(記念貨幣では前例あり)
見出し画像は新旧貨幣の裏面。 造幣局によると、表裏の定義として「発行年が描かれている方が裏」となる。
発行年の位置が新旧で違うのが唯一大きな違いである。
こちらは表面。 デザインはほぼ同じだが、細部の文様が微妙に細かくなってる。 画像では判らないと思うが。
側面の斜めギザは、新貨幣ではピッチが違う箇所が上下左右の4カ所ある。
材質は旧貨幣がニッケル黄銅。Cu72% Zn20% Ni8%。
新貨幣は内側が銅を白銅でサンドイッチしたクラッド構造。外側がニッケル黄銅。
貨幣全体としての割合は Cu75% Zn12.5% Ni12.5%。
重量は旧貨幣が7.0g 新貨幣が7.1g。 直径は新旧とも26.5mm。
おっさんが昔、海外旅行に行った時に入手した硬貨類。
フランス・旧10フラン硬貨。 内側はNi・外側はCu92% Al6% Ni2%。
イタリア・旧500リラ硬貨。 こちらは外側が銀色・内側が金色の目玉焼き風コインである。
内側はアルミ青銅・外側はステンレス。
香港の5ドル白銅貨。 クラッド硬貨ではないが、見た目が3層構造のように見える。デカくて分厚いw
蛇足だが、青銅は銅+スズ、白銅は銅+ニッケル、黄銅は銅+亜鉛の合金である。
今は目新しい500円貨幣だが、令和3年度中に2億枚が発行される予定だそうな。